無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

自然菜園スクール のらのら研修体験コース「山の田んぼの稲刈り」

2021-10-07 03:33:28 | 自然菜園スクール

今年最後の自然菜園スクール「自然稲作コース」は、2日後、

10/9(土)です。

テーマは、「美味しいお米の田作りは秋起こしから」

講義:稲作講座⑥「秋起こし(田づくり)&食味」
実習:脱穀、田んぼ用自然堆肥づくり

オンライン自然稲作のご参加は、こちら

10日後は、今年最後の自然菜園見学会自給自足できる農園のつくり方をテーマに、自然菜園で自給できるヒミツやコツ、そして見学をしてもらおうと思っております。

10/17()【自然菜園スクール長野校】自然菜園見学コース オンライン参加

AM:自然菜園講座④「自給自足農園の作り方とは?」
PM:秋冬の自然菜園見学会

 

先日、自然菜園スクール長野校の田んぼのお米の脱穀は、予想以上に早く完了しました。

通常21日、(うちの場合14日)のはざがけ天日干しの期間が、今年は、10日間と超短期間でした。

 

というのも、残暑も強く、晴天続きで、水分量が、15%に一気に到達したので、食味を落とさないように、最適のタイミングで、脱穀が終了したので、今週から「秋起こし」に入れそうです。

 

詳しくは、自然菜園スクールで、解説しますが、

田作りは、「秋起こし」からです

稲刈りと同時に始まる土づくり。

如何に春の田植えまでに、稲が育ちやすく、草が生えにくい状況を作っておくかが、最大のポイントになります。

 

「秋起こし」が上手にできるかどうかで、来年の1年のお米の生育がどうなるか決まるといっても過言ではないと思います。

 

昨日は、山の田んぼの稲刈りを行いました。

ひとめぼれ

白毛モチ

ハッピーヒル(福岡)

山の田んぼでは、4種類のお米が育てられており、早生の黒米「たかね紫」は稲刈りが終わっているので、

2番目のひとめぼれが稲刈りのタイミングになりましたので、稲刈りを行いました。

 

午前中は、嫁さんと一緒に稲刈り、午後は、自然菜園スクール のらのら研修体験コース

の参加者と一緒に、はざがけ天日干しを行いました。

 

ひとめぼれの種もみ(自家採種)

 

今年で3年目の田んぼは、春先にイネミズゾウムシの来襲により、一時はどうなるかと思いましたが、いろいろ試験した結果、なんとか無事稲刈りまでたどり着け、実りに感謝しながら稲刈り、はざがけ天日干しでした。

 

自然菜園スクール のらのら研修体験コースは、

自然菜園(野菜、果樹、稲作、大豆)を総合的に、野良仕事を体験してもらおうと、始めたコースで、

講義なし、撮影なし、動画なし、体験オンリーで、その代わり、季節の野菜や卵をお土産つきの一風変わったコースです。

そのため、今回写真にはほどんど人が入っていないのも、終了後に自撮りしたからです。

私が師匠たちから教わった時のスタイルに最も近く、

ワンツーマンで、体験重視で、通常の講座ではなかなか伝えきれない、なにげない野良仕事

例えば、一輪車の使い方、のら道具の使い方、片づけ方、運び方など何気ない70才を超えても使える身体の使い方、生き方、考え方を伝授させていただいております。

 

より多くの方に受講していただくため休日開催の、通常のスクール形式では、

講義&実習という形で、できるだけ短時間で、効率的に伝授できるように、工夫を重ねてきましたが、何気ないのら仕事を伝える機会が抜けてしまったので、いい機会になっております。

開催が平日(ほぼ第1水曜日)ということもあり、参加者は若干名で、アットホームな感じで行っております。

 

また、「のらのら研修体験コース」と銘打ってあるのは、もう一つ意味があり、

  • 自然菜園研修生(自然菜園スクールスタッフ)のお試しができます。
  • 研修希望の方は、まずはこのコースを受講していただきます。

とホームページに書いてあるように、我が家の年間研修生の顔合わせ(体験)の場でもあります。

 

現在、元生徒さんによるボランティアスタッフさんによって、各教室の動画撮影、配信などいろいろご協力いただいておりますが、

それでも、雑誌3誌「野菜だより」「やさい畑」「田舎暮らしの本」連載、と執筆校正&取材が毎週あるので、農繁期何かと忙しくしております。

 

そのため、農繁期+執筆(取材&校正)活動+自然菜園スクール(セミナー)が被る時期は、超農繁期と呼んでおり、

春&秋の育苗、田植え、野菜の定植、草刈り(田んぼの草取り)、果樹のお世話、稲刈り、大豆刈り、脱穀と自給自足の暮らしならではなのですが、3~7月 9~12月にピークが達します。

 

大好きなことばかりなので、できるのであって、苦手で嫌いなことであれば、やらされたら大変だと思います。(笑)

それでも忙しいことと、自家採種とオンラインセミナーを充実させ、年を取ってからも続けられるように、

ここ数年、特に今年からは、本格的に、チームワークでみんな楽しく、自分の好きなことで生きていけるように、短期研修から年間研修生も募集しております。

 

まだ青々しく稲刈りは11月上旬になるハッピーヒル(糯)も今年も美味しい玄米モチになってくれると思います。

稲刈り後、改めてハッピーヒルの根元だけ水を入れて、間断潅水で、

寒い信州ですが、最後まで元気に育ってもらおうと思っております。

 

来週稲刈り予定の白毛モチ。

小さな田んぼですが、作業として稲刈りであれば、ギリギリ収穫できるので収穫してしまうとことですが、

どんな天候にも、どんな時代でも楽しく充実して生きていけるように、野が良くなるように、白毛モチにとって、最適のタイミングで、楽しく収穫できるように、あと1週間田んぼで充実させて、その間に、早生の黒米の脱穀などできることをしておこうと思っております。

 

作業効率を重視しすぎると、かえって失う何かがあり、

生きること=お金を稼ぐ だけのためではなく、生きること=感謝して楽しむことだと思うので、

人と、物(食べ物)、そしてお金もよりよく循環できればなーと思い、みんなで自給を楽しむ(次のステージ)を模索しております。

 

■次回 自然稲作サロン 

第2回 12/17(金) 18:30~ 〜食味検査と冬の間にできること〜(仮)

第3回 2/25 (金) 18:30~ 〜去年の反省会と苗作りに向けて〜(仮)


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