新刊発売中!!さっそくの重刷決定!ありがとうございます。第一弾!『とことん解説!タネから始める 無農薬「自然菜園」で育てる人気野菜』(洋泉社)
今までの自然菜園でわかりにくかった点を見事に解説!最新技術を加え、決定版になっております。
第二弾!4/19新発売『プランターで寄せ植え野菜』
プランターは、失敗しやすいものですが、基本を守れば、とっても簡単です!今回は、寄せ植えで2~3種類の相性の良い野菜を混植し、1枚のメニューになるようにイラストと写真でまとまっております。プランタ―だけでなく、庭や菜園でも使える組み合わせなので、参考にしてみてください。
本日、ときどき。
台風大丈夫でしたか?うちでは、早朝から9時まで停電位で済みましたが、
被災したところの方々には、心より一日も早い復興を祈っております。
先日、毎月第1水曜日18:30~で行っている自然菜園入門講座(長野市城山公民館)でした。
自然菜園の入門の知識を毎月のテーマと2つの野菜の比較しながら講義を行っております。
自然菜園では、育土×自家採種×育苗の3つの柱があります。
今回は、自家採種をテーマに、自家採種の基本を学びました。
固定種と交配種(F1)の基本から、それぞれの違いと活かし方。
自家採種する際の3つのステップを知ってもらい、
1)ただ採る
2)品種を維持する
3)育種する
夏野菜の自家採種を中心に、ご紹介しました。
これから育てる越冬野菜は、播くタイミングが大切ですが、昨今の異常気象で、根本的に越冬するために必要な知識を学びました。
後半は、ミズナとカブの出身地とどのように進化して今の野菜のなってきたかを知って、
ミズナをミズナらしく、カブをカブらしく育てるコツを学んでもらいました。
カブから進化コマツナがなぜ無農薬栽培で最も育てにくく、どのように育てたら、よく育つようになるのかヒントがその中にあります。
城山公民館夜間講座は、もう5年以上行っており、最後の質疑応答の時間は、参加者から日頃の菜園での疑問、質問を受け、問答をやっております。
菜園では、なかなかできない基本的な理論に基づいたお世話の仕方を学んでいただければと思っております。
そうすると、野菜自身の自然が見えてくるので、野菜が自然に育つ菜園でどのように育てていけばいいのか見えてきます。
2018年土内容充実で、
城山公民館「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。
毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。
今年度は、いつもの第1水曜日に
長野市城山公民館 18:30~21:25(当日、記録用動画撮影いたしております)
18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答
◆次回以降の予定
【テーマ】
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~野菜編~」
10/3(水)秋の土づくり(堆肥や緑肥作物の導入法)、越冬野菜の定植・種まき。 比べて納得野菜講座「ネギとタマネギ」
11/7(水)冬の土づくり/畑の片づけ方、土壌分析、冬の米ぬか利用法、野菜の収穫・越冬保存のポイント・越冬野菜の越冬のコツ。比べて納得野菜講座「シュンギクとホウレンソウ」
12/5(水)2017年の菜園の反省を来年に活かす。比べて納得野菜講座「エンドウとソラマメ」
お楽しみに~
◆◇◆お知らせ◆◇◆
3/8(木)スタート!! 千曲市戸倉創造館で2018年3~2月に千曲市教室開校します!!
『無農薬無化学肥料でもしっかりやればできる!自給稲作入門講座』
次回は、9/13(木)『はざがけ、脱穀から秋起こし』です。
場所:戸倉創造館2階会議室
日時:第2木曜日 18:00~20:45まで(全12回座学のみ)
受講料:1回1,500円、一括申し込み15,000円
対象:米の自給をしたい方。米作りが初めての方大歓迎!
参考テキスト:『自給自足の自然菜園12ヶ月』(宝島社)153~174ページ
●問合せ・申し込み先●
千曲市役所経済部農林課農業振興係服部
電話026-273-1111(内線7244)
Email:nousin@city.chikuma.nagano.jp(件名を「自給稲作入門講座」として送信下さい)
現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座』オンライン動画サイト試験発信中~
※有料サイトの都合、登録などの際に一部英語表記になっております。
※最新動画、「畑での野良仕事(実技編)」前編・後編もアップグレードできました。
投稿とは関係のない質問で恐縮ですが、2点お聞きしたく、投稿します。
1.
家の裏に野原があるのですが、そこを畑にしていこうと考えています。野原はでこぼこした斜面で、ヒメオドリコソウ、ツルニチニチソウ、クサノオウ、ヨモギ、クズ等々が生えていて、肥沃なところとやせているところがまばらなのと、土が粘土質で固いことから、緑肥で自然耕をしてみようかと考えています。こういう場合緑肥は有効な手立てでしょうか?
2.
もし有効であったとして。面積が40平米くらいある上、斜面なので、播種後に耕すのが大変だなと思い、ばら撒いた後に草刈りして、それで覆土代わりにはならないか、と安易な考えをしてしまいます。やはり地道に鍬で耕すしかないのでしょうか?何かいい方法があればご教授ください。
密閉、が十分でないかもしれません。白菜などのの漬物容器で作り、容器の半分くらいの量にしかならなかったので、米ぬかのフタの上からラップでおさえて、空間はありますが、容器の蓋をしました。蓋をチラッと開けて見るとヌカの所々に白くカビが生えています。
1)そうですね。ちなみに、ステージ0は多年草エリアというだけであって、クズが生えていれば肥えている場合もありますし、痩せている場合もありますし、ステージ1~3のように肥沃度で計れず、外のエリアです。
2)土が粘土質で硬い場合、菜園でなかった場合、緑肥作物で自然耕はいい方法だと思います。
ただし、ツルニチニチソウ、ヨモギ、クズに関しては多年草なので、根を一度抜き取らない限り菜園にはならないので、どの程度多年草が張っているのかで、種まきの仕方が変わってきます。
①多年草が少ないエリアや場合は、夏の草が終わりに入ってきて、播く緑肥作物の種類の播種期に合わせて、乾いた草の上から種を撒き、生えている草の地際(生長点以下)を刈ることで、刈った草の間~緑肥が生えてくれます。
ただし、緑肥の種子が無消毒の場合、鳥に見つかりやすく食べられてしまったり、多年草が多い場合、多年草の根のマットによって発芽が著しく悪いなど場所やタイミングが決め手の播き方になります。
②私なら、耕して緑肥作物の種を播くと思います。耕す際に鍬に当る根を掘り起こしたり、耕すことでどんな土か感触でよくわかり、しかも硬い粘土を壊し酸素が入ることで、緑肥作物の発芽が良くなるだけでなく、その後の緑肥作物の生育もよくなり、結果的に土が良くなりやすくなるからです。
緑肥作物による自然耕は、緑肥が育ってこそ、発揮されるので、育たないと効果半減です。
③傾斜で広いとのことですので、メインで菜園にしたい場所(耕しきれる範囲)をしっかり緑肥作物を育て、耕せない範囲を草の上から播くのもいいかと思います。耕せない部分は、メインの野菜を育てる際の草マルチの材料調達場所や、改良後菜園を拡大する際に行えばいいと思うので、最初から広くするより、狭くして徹底的に手を入れた方が緑肥も野菜も育ちますよ。
そうですか。
ハクサイの漬物容器だった過去がある場合、かつての常在菌にかなり左右されるので、ご注意ください。
密閉できてない現状の条件的にも、匂いが強い場合は、好気発酵して、腐敗に傾きつつあるように思えます。
一層のこと、容器から出して、よく混ぜて空気を取り入れ撹拌を繰り返し、好気発酵ボカシにして締まった方が、腐敗していないなら回復できるかもしれません。
土着菌ボカシは、市販のEM菌などのように培養された強い菌ではないので、絶対密閉で、嫌気発酵させ、乳酸菌など主体で発酵させることが成功の秘訣です。
漬物用の厚地のビニール袋や肥料袋のようなもので、密閉したりすると、以前失敗していない袋であれば、常在菌の影響もなく、密閉もできるのでお奨めです。
また、上下に米ぬかの蓋も忘れずに。
嫌気発酵で完成すると、甘酸っぱいか酸っぱい匂いが完成の目安の匂いです。土着菌ボカシは、長期間保存が効かないため、早めにご利用ください。
今年から自然菜園を始めました。
5月にタネまきしたズッキーニ3株ありますが実がつきにくいです。雄花ばかりで雌花が開花しません。クラツキをして植えたのですが、葉っぱが10枚ほどで手のひら大で弱々しい株です。
ウリバエがきてしまいます。
何かよい対策とズッキーニを育てる上でのコツを教えてください。また、竹内さんの書籍などおすすめがありましたら教えてください。
そうですね。
ズッキーニは、ある程度育たないと雌花がつきませんので、「葉っぱが10枚ほどで手のひら大で弱々しい株です。」では、まだからだを作っている最中といった感じですが、
7月播きでももう実がついてよい時期なのに、5月で今の状態だったというのは、なにか初期生育に相当のダメージがあり、死にかけたのが最近涼しくなって復活してきた感じでしょうか?
まずは今回うまくいかなかった原因を探したいですね。以下該当するものありますか?
①植える1カ月前に、クラツキしましたか?
②他の野菜、特にカボチャなどは大丈夫でしたか?ちゃんと実がつきましたか?
③暑すぎたとか?
④クラツキした材料は、完熟堆肥でしたか?
また、苗づくりで失敗したなど、今までの生育でうまくいなかった原因はありますか?
うまくいかなかった原因がわかれば、うまく育てるコツが見えてきますので、お手数ですがもう少し教えてください。
写真があれば早いので、リンク先を教えてください。
漬物容器はもう10年ほど使っておらず、外に放置されていたものなので大丈夫とは思いますが、そこの菌!にまでは思い及びませんでした。
そして思い切って容器から出してみたところ、フタのぬかは匂いますが、その下はそれほど強い匂いではなく、腐敗臭というよりは、すっぱっぽい匂いのような気もします。色は白くはないですが、比較的きれいです。使うことは可能でしょうか、やめた方がよいでしょうか。フタぬかのカビは白いものが少しで、他の色はありません。
一度出して混ぜましたが、このあとどうすればいいか、再度のアドバイスをお願いします。作り直しであれば、次に作るときは厚手のビニール袋で密閉します!
そうですね、常在菌や前の環境というのは意外と強く、一度失敗したぬか床を熱湯やアルコールで消毒しても、二度とうまく発酵しにくくなってしまう位引っ張るものです。
乳酸菌系でうまく発酵できると、酸っぱく色が黄色が強くなります。
米ヌカを容器などに詰める際には、しっかり鎮圧して脱気しながら行うと成功しやすいものです。
腐敗していなければ、使えます。腐敗していると、病虫害が寄ってきて、野菜も病気がちになるので使えません。
いずれにせよ、土着菌ボカシは、あまり強く安定維持しないので、腐敗する前に、草マルチと重ねてしまったり、耕す際に鋤き込んだり、鶏のエサなどにして使ってしまうことをお奨めします。
透明な厚地のビニールの場合、漬物容器内で使用し、光と空気が入らないように工夫してみてください。
借りて1年ほどの畑ですが、野菜がうまく育たず、根を見るとコブになっていることが多く抜本的な改善が必要なのかもしれないと思っています。畑経験不足の為どこから手をつけてよいか悩んでしまい、ご相談した次第です。
育たない野菜はウリ科が一番ひどく、苗を植えてもすぐに黄色くなってしまったり、弱々しい姿です。根にコブがあったのはウリ科の他ナス科とオクラにもありました。
アブラナ科は比較的育ちが良いです。
畑は他の畑より少し高くなっており、水はけが良すぎるほどで大雨の次の日も水が溜まることなく靴も汚れません。なので夏場は水やりをしないと枯れてしまいそうなほどです。草(ハコベも所々生えます)は良く育ちますが緑肥のえん麦やライ麦は細く低い背丈です。
ネコブセンチュウが広がる原因となった思い当たることは、購入した腐葉土(クラツチ用)が未熟だった。インゲンを育ててしまった。ことが挙げられます。
私次第だとは思いますがここから野菜が育つ畑に転換させていくことは可能でしょうか。働きかけていきながら続けていきたいと思っています。
日々お忙しいことと思いますが、アドバイス頂けるととても嬉しいです。
拙著で楽しんでいただきありがとうございます。
そうですね、市民農園は、短期間の使用でどんどん引き継がれていくので、連作障害の温床なので、どこかでリセットする必要があります。
1)そうですか、オクラにもセンチュウで被害があるとしたら、「キタネコブセンチュ」だけでなく、「サツマイモネコブセンチュウ」の害も出ているので、センチュウ全般に効く対策が必要になります。
インゲンは避けて、現在育っている野菜の株間に、ホームセンターなどで売っている、マリーゴールドを株間にどんどん植えて行きます。
センチュウの種類が特定されなくても、マリーゴールドは万能なので、なるべくたくさん植えて、センチュウの密度を低くできるようにします。
2)冬の間、千葉でしたら一番寒い時期に、1~2月に、50㎝以上土を掘り起こして、天地返しして、痩せてはいるが、センチュウなど汚染もされていない、真っさらな土と入れ替えると、一番効果的です。
3)水はけがよすぎる改善には、1)でセンチュウ密度を減らし、2)で根本的に改善してから、
春先2~3月、15㎝位の深さまで、1㎡当り腐葉土1ℓ、クン炭1~2ℓ、完熟牛ふん堆肥3~5リットル、米ぬか1ℓと、ゼオライト100gを混ぜて、1カ月後に緑肥mixを播くと、随分水持ちなどが良くなると思います。
センチュウの被害も今までの負の遺産なので2)でリセットして、真っさらになったところへ、団粒構造の材料をいれ抜本的に生まれ変わるチャンスに私ならすると思います。
市民農園は、陸続きなので、抜本的に改善しないと周りからどんどん入ってくるので、抜本的に改善し、センチュウを食べるセンチュウなどもいられる健全な大地にし、その上今後も栽培する際に、マリーゴールドを混植することもお奨めします。
また、センチュウを増やすインゲンはご法度になります。
4)蛇足
その他には、栽培中に、コーヒーかすを畝の作物の株間などにパラパラ撒いて、草マルチを重ね、栽培後に、米ぬかを撒いて、カキガラと一緒に鋤き込むと、センチュウの被害を軽減できます。
①ポイントは、コーヒーかすそのものは、生育抑制効果が高いため、作物栽培中は、土の上に敷く。栽培後に、鋤き込む。
②センチュウの身体の一部でもあるキチン質を溶かす放線菌を増やすカキガラを米ぬかと一緒に鋤き込む。
あくまで軽減作なので、市民農園では2)の方がかなり有効度が高いので、寒起こし(寒の天地返し)
ができない場合、対処療法としてお奨めです。
寒くなったら寒起こしをやりたいところなのですが、地主さんの事務的な都合が発生したとのことで、ちょうど1月から5月頃まで畑に入れなくなる予定です。
次の冬まで待っても良いのですが、夏場の日光消毒なども同じ効果はあるのでしょうか。
密度を減らして、根絶して、テコ入れ、という順番が大事なのですね。その順が素人では付けづらく右往左往していたのでとても心強いです。
腐敗しているものを使うと病虫害を呼んでしまうんですね。雨で確認できていませんが、匂いと色で見極めて少しでも不安であれば処分して、厚手のビニールを使ってやり直したいと思います。ありがとうございました。
クラツキは一ヶ月前にしました。
同様にクラツキした茄子はぐんぐん育ってます。
ズッキーニの隣のピーマン(5月定植)も生育が遅く最近やっと収穫出来るようになった感じです。
カボチャは育ててないのでわかりません。
今年から譲り受けた畑です。
広島ですが降雪地帯で穏やかな夏でした。
ズッキーニの株が東向に倒れているような感じです。
ぐるぐるリレーでズッキーニの次は玉ねぎをと思っていたのですが、、、
※写真のリンクがよくわからず、写真なしですみません。
そうですね。誰でも始めやすい市民農園は、プランタ―の次に問題が出やすくフィールド(連作障害、栽培方法の矛盾と失敗)なので、
インゲンを避けて、マリーゴールドなどを混植し、「密度を減らして、根絶して、テコ入れ」しなおした方が、短期間で、改善でき、収穫もできる方法になりますね。
夏の改善としては、わいせいのクロタラリアを畝全面に播き(5~8月⇒9~11月)、クロタラリアの根によってセンチュウ全種類を殺虫してもらう(詳しくは次号「野菜だより11月号」)の地中1m以上改善できるのでお奨めですが、その間野菜ができません。
また、太陽消毒(ビニールマルチ×発酵)も効果的ですが、しっかり水分と、米ぬか、堆肥、カニガラなど条件を調えて、地温45~75℃で2カ月以上行えることが重要で、25㎝以上地中深くのセンチュウまでは改善できないので、
春野菜を行って、秋野菜の準備も兼ねて6~8月の短期集中として行うのはアリだと思います。
そうですね。腐るとハエがすぐ来るように、腐敗したものを食べにすぐにきますね。
また腐敗したものや、過剰チッソは、根を傷めたり、弱くしたり、細胞壁を弱くしたり、野菜が弱り、病虫害を防ぐ力が弱くなり、被害を拡大させます。
発酵が失敗しにくいボカシを秋に仕込んで、発酵済みを越冬熟成させ、春先の有機物の分解の遅い寒い時期や、
また、春に仕込んで、夏野菜の初期~中期に効果的に使うなど、使うタイミングと作る季節を計画的に行ったりすると、
暑い時期は、ボカシを仕込まず、腐りやすい梅雨や秋雨の時期は、草マルチに生の米ぬかを補うだけで十分に分解できるので、そのようにするなどいろいろ展開できますよ。
そうでしたか。
ウリ科、特にカボチャ、ズッキーニは、初期生育で著しく凹むと、後半になっても芳しくありません。
ナスがうまくいっているのであれば、現状だけではよくわかりません。
ズッキーニ、タマネギぐるぐるプランは、基本、タマネギから始めるとうまくいくので、タマネギが良く育った場所で、来年、ズッキーニを苗から行ってみてください。
「ダイコンサルハムシ発生」について相談です。
秋冬野菜の大根・野沢菜・小松菜・花菜を栽培する時期になり、順次種蒔をしています。
毎年苦しめられるのですが、今年も「ダイコンサルハムシ」の成虫が発生し、困惑をしています。農薬を一切使用していないので畑に出るたびピンセットで捕獲処分していますが屈む動作が大変です。行ったり来たりで土を踏み続けるのも気になります。
竹内先生の本やブログではこの害虫についての記述を見つける事が出来ません。なにか良い方法が無いものか教えて戴けたら幸いです。
そうですね。
「ダイコンサルハムシ」などは、ギシギシなど草に発生している場合、それを食べつくすまで無闇に刈らなければ、野菜より草を食んでいる感じです。
特にハムシ類など秋の発生は、
①播き時期が早い。(異常気象)
②生態系のバランスが悪い
③野菜の生育が悪い(遅い)
④風通しが悪く、草の刈るタイミングが悪い
など環境要因が多く、秋野菜の種まきまでに、天敵を増やし、野菜が良く育つ環境を調えておくことが、一番遠いようで、一番早く、確実です。
小手先で対応しても、環境が整うまでは、なかなか被害が減らない、環境指標だと思います。
そのため、書籍では、小手先ではなく、野菜も草も生き物も共存できる根本的な改善ができる方法を紹介しております。
具体的には、夏野菜を育てながら草マルチをして天敵を増やし、春野菜の後作に、エダマメやシュンギクなどコンパニオンプランツを先に育てておき、そこにアブラナ科を後播きするなどが地味ですが、一番ですね。
直接被害が強く止まらない場合は、
葉が濡れている早朝に、葉の上からセシウム不検出の灰(クン炭の灰など)を播くと、ハムシ類葉を食べることができず、灰は、雨で流れるので、ガトーショコラのシュガーパウダー並みに、うっすらかけるのがポイントです。
ただし、害虫がいないと、もちろん天敵も来ないので、自然菜園切り替え数年は、追い播きと混播などで害虫も天敵のために養いながら、天敵が越冬できる場所を調えます。
幸運にも三年縛りの農園ではなく一度借りると長く使える畑なので、冬場の改善と夏のクロタラリアを組み合わせながら減らしていきたいと思います。
最後の質問なのですが、土の上に敷いたコーヒーかすを牡蠣殻米ぬかと共にすき込む場合は、冬の間寝かせてから次の植え付けなどを行なった方が良いのでしょうか。
土壌診断結果のバランスの悪さや、草の利用法がイマイチ下手なことなど反省ばかりです。
ギシギシをコンパニオンプランツとして利用できる、かも。
大株にしないように気を付けて試してみようかと思います。野のギシギシの様子をよく観察してみます。
お役に立てて良かったです。
カキ(牡蠣)ガラではなく、カニ(蟹)ガラです。
少量の場合、エビやカニの殻を鋤き込むと放線菌が異常繁殖するので、エビチリやカニ鍋などの殻をよく洗ってから、キッチンハサミで切って使います。
秋に鋤き込める場合は、すぐに鋤き込んで、冬の間分解を進め、効果をアップさせます。
次の作物までにしっかり分解させる必要があります。(寒くなってから遅くに鋤き込んだ場合、春にも耕して分解を促進します)
そうでしたか。土壌分析はあくまで化学性だけですが、その化学性のアンバランスも生態系のアンバランスを呼び、病虫害を拡大しやすいので、
多すぎるものは、入れずに足りないものだけをバランスよく補っておくといいでしょう。
畑で生えてきたどんな草もコンパニオンプランツにも、競争相手にもなります。
野菜の生育と草の生育のバランスをとってあげてくださいね。