無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

ついに完成!!初の自然菜園DVD化『動画でわかる自然菜園』自然菜園ハンドブックつき

2019-12-24 09:09:54 | 自然菜園の技術 基本

本日、のち
いよいよクリスマスイブ。今年は、信州は、ホワイトクリスマス?かもしれません。

【無料動画】YouTube
#5【東京講演会のお知らせ】竹内孝功さんが語る、今、地球にできること🌍

【ニュース】1/18(土)講演会 新宿文化センター小ホール
自然菜園シリーズ累計10万部記念講演会 『生命(いのち)を育む自然菜園 ~今、地球にできること~』まで、まもなく1か月前を切りました。(あと25日)
お得な、講演会の前売り券はこちら

【無料】3分でわかる
初DVD『竹内孝功さんの動画でわかる自然菜園』ダイジェスト版 
↑をクリックして観てください。

講演会で、はじめて販売するDVD『動画でわかる自然菜園』のサンプルが届きました!!
構想6年、ついに完成直前になってきました。今回は、その詳細を一早くご紹介いたします。

通常1枚のDVDに60分以内が基本だそうです。
今回は、2倍以上の内容がプロの編集者によってテロップ入りで、わかりやすくなって142分たっぷり詰まっております。


エコ包装「自然菜園ハンドブックつき」版






********************************************************
◆少量多品目の無農薬家庭菜園では、菜園プランが成功のカギになります。
 春までに、家庭菜園のプランをしっかり立てておきましょう!
◆耕さない菜園での基本の種の蒔き方、苗の植え方を自然菜園スクールに参加しているような雰囲気を学ぶことができます。
 永久保存版です。予習用にも、復習用にもお奨めです。
********************************************************

【コンテンツ内容】 全収録時間142分
前半:耕さない草の生えた畑で、9種類の代表的な春・夏野菜の種まき、定植の実際の仕方。草マルチと補い方の実践教室。

後半:自然菜園の持続可能な菜園プラン講座。
少量多品目の無農薬・家庭菜園で、連作障害を出さずに、野菜を自然に育てるための自然菜園の基本栽培プランをご紹介。
夏畝、冬畝、連作畝の作り方をわかりやすく図解解説。どんどん野菜が育てやすくなる秘訣や、失敗しやすい三大原因、畝の立て方、緑肥mixの活用法を詳しく解説しております。

1)★畑での実践① 42分57秒
以前、公開した『せたがや自然農実践倶楽部』でのグループコンサルの実録がテロップなど再編集され、より分かりやすく収録されております。
これだけは身につけたい基本が身につきます。

・自然菜園で育てにくい苗、育やすい苗とは?
・苗を植える前の大切な準備とは?
・根張りがよくなる苗の植え方とは?
・カボチャの種の蒔き方、苗の植え方
・キャベツの苗の植え方
・ニンジンの種の蒔き方
・自然農につかう三つ野良道具紹介
・ネギの植え方

2)★畑での実践② 33分43秒
・サツマイモの苗の植え方 
・やってはいけない焼き芋の仕方とは?
・ゴマの種の蒔き方
・サトイモの植え方
・ショウガの植え方
・草マルチと米ぬかなどの補いとは?
・大豆の蒔き方 
・アブラムシの対処の注意ポイント
・そもそも野菜とはなにか?

3)★菜園プランとは 31分08秒
今回初の公開になるのが、去年の自然菜園スクール(町田校)で行われた菜園プラン講座を編集したもの。

・なぜ菜園プランが必要か?
・家庭菜園の三大失敗原因とは?
・連作障害とは?
・輪作とは?
・連作できる野菜、連作できない野菜
・連作できない野菜を連作できる方法とは?

4)自然菜園プランを立てる 32分10秒
・菜園を3つに分割しよう(連作野菜、夏野菜、冬野菜)
・コンパニオンプランツ(共栄植物)との混植のポイント
・自然菜園プランの極意とは?
・相性の悪い野菜の組み合わせとは?
・自然菜園の畝立てと緑肥mix
・根っこに必要な3要素
・2種類の緑肥mixと使い分け方
・自然菜園緑肥mixのご紹介(つる新種苗さん)
・火山灰土特有での緑肥mix、畝立ての裏技

5)おわりに 
★自然菜園ハンドブックのご紹介

最近注目の無料動画ユーチューブ『自然菜園LifeStyle』に、見学会でもみていただいたナスのコンパニオンが紹介されています。
竹内さんが語る「3分でわかる自然菜園」

◆◇◆お知らせ◆◇◆

2019年土内容充実で、今年は、完全リニューアルで、
城山公民館「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。
毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
長野市城山公民館 18:30~21:25(当日、記録用動画撮影いたしております)
18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


新年度は、4月よりコンパニオンプランツの混植野菜をテーマに、季節の野良仕事と一緒にご紹介していこうと思っております。

今年のテーマ「コンパニオンプランツで混植」

毎月2種類(年間24種類)のメイン野菜とコンパニオンプランツを紹介。
各野菜とコンパニオンプランツをどのように栽培するとより効果的かなど体系的にポイント解説。

1/8(水)-「コマツナのコンパニオンプランツ」「レタスのコンパニオンプランツ」
2/ 12(水)-「エンドウのコンパニオンプランツ」「ジャガイモのコンパニオンプランツ」
3/ 4(水)-「サトイモのコンパニオンプランツ」「サツマイモのコンパニオンプランツ」/strong>
※1月2月は第2水曜日になっております。


『無農薬無化学肥料でできる!自給稲作入門講座』


1年の反省と来年に向けて
田んぼの土づくりは、3年。稲を育てて、草が生えにくい環境づくり。3年後に楽できるように、毎年の積み重ねが大切です。
悪い連鎖を断ち切り、よい連鎖が続くように、3年かけて少しずつ抜本的に改善するためには、この講座では、現状の問題の真の原因を見つけ、
どうすれば、悪い連鎖を断ち切り、よい連鎖が続くように、自分の田んぼで改善していけばいいのかを知り、
自分の生活や仕事のペースと稲のお世話のタイミングを合わせていく方法を見つけていきます。


場所:戸倉創造館3階会議室
日時:第2木曜日 18:00~20:45まで(全12回座学のみ)
受講料:1回1,500円
対象:米の自給をしたい方。米作りが初めての方大歓迎!
参考テキスト:『自給自足の自然菜園12ヶ月』(宝島社)153~174ページ

●問合せ・申し込み先●
千曲市役所経済部農林課農業振興係服部
電話026-273-1111(内線7244)
Email:nousin@city.chikuma.nagano.jp(件名を「自給稲作入門講座」として送信下さい)


自然菜園スクール2019 募集中~ 



『無農薬無化学肥料でできる!自給稲作入門講座』

1年の反省と来年に向けて
田んぼの土づくりは、3年。稲を育てて、草が生えにくい環境づくり。3年後に楽できるように、毎年の積み重ねが大切です。
悪い連鎖を断ち切り、よい連鎖が続くように、3年かけて少しずつ抜本的に改善するためには、この講座では、現状の問題の真の原因を見つけ、
どうすれば、悪い連鎖を断ち切り、よい連鎖が続くように、自分の田んぼで改善していけばいいのかを知り、
自分の生活や仕事のペースと稲のお世話のタイミングを合わせていく方法を見つけていきます。
次回:来年2020年は、1/9(木)春起こしのコツ、苗代準備です。


場所:戸倉創造館3階会議室
日時:第2木曜日 18:00~20:45まで(全12回座学のみ)
受講料:1回1,500円
対象:米の自給をしたい方。米作りが初めての方大歓迎!
参考テキスト:『自給自足の自然菜園12ヶ月』(宝島社)153~174ページ

●問合せ・申し込み先●
千曲市役所経済部農林課農業振興係服部
電話026-273-1111(内線7244)
Email:nousin@city.chikuma.nagano.jp(件名を「自給稲作入門講座」として送信下さい)



新刊発売中!!さっそくの重刷決定!ありがとうございます。第一弾!『とことん解説!タネから始める 無農薬「自然菜園」で育てる人気野菜』(洋泉社)
今までの自然菜園でわかりにくかった点を見事に解説!最新技術を加え、決定版になっております。


第二弾!4/19新発売『プランターで寄せ植え野菜』
プランターは、失敗しやすいものですが、基本を守れば、とっても簡単です!今回は、寄せ植えで2~3種類の相性の良い野菜を混植し、1枚のメニューになるようにイラストと写真でまとまっております。プランタ―だけでなく、庭や菜園でも使える組み合わせなので、参考にしてみてください。




現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座オンライン動画サイト試験発信中~
※有料サイトの都合、登録などの際に一部英語表記になっております。

※最新動画、「畑での野良仕事(実技編)」前編・後編もアップグレードできました。


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28 コメント

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Unknown (松崎)
2020-01-01 21:02:13
竹内さん、新年明けましておめでとうございます。昨年は質問に回答いただくなどお世話になり誠にありがとうございました。今年もよろしくお願いいたします。

さて、私は年末年始が連休で、ようやく大掃除を終え正月を無事迎えることができました。せっかくの連休なので、その合間にオンラインの自然菜園講座で勉強させてもらっています。
自然のサイクル、野菜、草、微生物の関係を総合的に把握して、タイミングよくお世話をするということが、具体的に少しわかってきました。
その中で、今年の私の畑を振り替えるに、いくつか教えていただきたいことがでてきました。

1.畑を始めて2年目になりますが、ナスが今年割とうまくいき、その後にキャベツ、ハクサイを植えました。昨年に比べて結球もしているし、いいのですが、ネットをしているにも関わらず途中で虫にめちゃくちゃ食べられました。アブラムシかな蝶の幼虫かなとよくわからないのですが、そもそもの原因は何でしょうか?米ぬかと油粕を混ぜたものを2、3回撒きました。また、EMボカシも少し撒きました。肥料が多すぎたのでしょうか?
それでも復活して、今は結球しはじめてはいますが。ちなみにレタスを畝の真ん中に少しは混植してます。

2.この畝に来年またトマトかナスを植えたいと思ってます。その準備として、今から何をしたらよいでしょうか?
私なりに考えるに、キャベツを収穫したあと枯草を厚めに敷いておき、3月下旬にクラツキをしたらよいかな、それとも果菜、葉菜、根菜の流れでカブを2月下旬に植えようかなと迷っています。

3.話は変わって、タマネギを植える際に、米ぬか、油粕をたっぷり撒きました。すると雨の後の晴天のせいか、米ぬかがかぱかぱに固まってしまいました。これは大丈夫でしょうか?なんだかもはや溶けないのではと少し心配になっております。

実際の畑を見れないのに質問するのも唐突かとは思いましたが、できる範囲でアドバイスいただけたらありがたいです。

新年の挨拶がてらの質問で申し訳ありません。
回答は全然急ぎません。年始が落ち着いてからで構いませんので、どうぞよろしくお願いいたします。
返信する
ご質問ありがとうございます。 (竹内孝功)
2020-01-03 04:01:41
松崎さんへ

明けましてお芽出とうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

今年初めてのご質問ありがとうございます。
vimeoオンラインの自然講座は、
https://vimeo.com/ondemand/shizen
は、以前の講座をプロの編集者が編集してくれた貴重な資料であり、まだ初期の試験運用中(長編)の動画配信なので、とても格安になっているので、この春まだ見ていない方には、お奨めの動画講座になっております。

今後は、オンラインで受講できる講座も増やせればと思っております。

1)「畑を始めて2年目になります。,,,ネットをしているにも関わらず途中で虫にめちゃくちゃ食べられました。」とのことですが、直接的な原因は、このコメントだけでは推測はいくつかできますが、対処療法になってしまいがちなので、もっと根本的な大切な点のみ、アドバイスさせていただこうと思います。

①★自然菜園(無農薬栽培)をはじめて、2~3年位は、害虫と呼ばれる野菜を食べる虫が最も増える時期で、害虫が増えるに従って、草刈りや草マルチや日頃のお世話によって、害虫をエサにする天敵がやっと増えてきて、定着するかどうか(バランスが取れ始める時期)が課題になってきている時期です。

そのため、3年目の今年の方が2年目よりも野菜も生育がよく、虫害が少なければ、今までの結果としてよいお世話ができたことになります。

もし、3年目に害虫の被害が拡大したとしたら、天敵が棲める環境が少なく、野菜も自然に育つ環境が調っていないと言わざるを得ないので、注意が必要です。

★大切なのは、その時の野菜に、どう補うかではなく、前作の夏野菜(ナス)を育てながら、適度に草マルチをしながら、米ぬかなどを補い、天敵が棲みやすく、次の野菜が育ちやすい環境を育てることができるかですね。夏野菜を育てながら、草マルチが、ボカシ化、堆肥化し腐植が殖え、天敵に住処になり、夏野菜と草の根が如何に土を耕してくれるかが大切です。

②コメントから類推できることとしては、「ネットをしているにもかかわらず」から考えると、天敵をシャットダウンして、ネットの中の害虫を保護した形だったと思われます。今年は、夏野菜を育てる際に、天敵が増え、野菜が育つ環境づくりを意識して、栽培してみてくださいね。

2)松崎さんの地域が暖地であり、カブが2月下旬に育つ地域であれば、夏野菜を定植する時期まで、根菜を育てるのはアリだと思います。ナスを育てる際は、1か月前に、ネギくらつきがおすすめです。

①気になったのは、「キャベツを収穫したあと枯草を厚めに敷いておき、3月下旬にクラツキをしたらよいかな」という点から、

②私なら、次にトマトを育てるのなら、前作のキャベツを育てる際に、キャベツは、有機物を積極的に分解して土づくりをしてくれる野菜なので、草マルチを多めにしっかり育てて置き、収穫後、脇から生えてくる新芽を1つだけ残して補いながら育て、もう一度キャベツを収穫し、その後トマトを植えると思います。

★ポイントは、前作による土づくりです。トマトは、キャベツがよく育った後に、クラツキなしでもよく育つので、トマト予定地は、しっかりキャベツを育てながらキャベツによって土づくりしてもらいます。

③ナスを予定しているところは、前作がハクサイが向いているので、ハクサイをしっかり育て、一部結球しなかったハクサイを菜花としてナスの植え付けまで育てることで、土づくりしてもらいます。

相性の良い野菜のリレーになるように、工夫します。ハクサイがよく育った場所は、無肥料でもナスがよく育ち、ハクサイがよく育たなかった場合は、ネギくらつきを1か月前にしておくとよく育ちますよ。

3)米ぬかは、基本的に土に直接撒くと、油膜が張りやすく、雨で固まり、腐りやすいので、通常、草マルチの上から補うのが、無難です。

タマネギの場合は、寒い時期なので、植える際に補っておくので、米ぬかの上から草マルチかワラマルチをしておくと固まらずに、草マルチによって乾燥せず、草マルチの下の微生物によって春までに分解され、タマネギが養分が欲しい際には、分解済みになります。来年に活かしてください。

「米ぬかがかぱかぱに固まった」現状は、どの程度かによって異なりますが、固まってしまったものはしかたなく、もしその上から草マルチやワラマルチができるようであれば、してみてください。

★補いとは、野菜に肥料を追肥するのではなく、微生物などにエサをあげる、その結果、野菜も草も育ち、その草や野菜残渣を刈って敷き、どんどん次作の環境がよくなるように補うという点が大切です。

是非、今年は補う際に、参考にしてみてください。
返信する
Unknown (松崎)
2020-01-04 02:13:29
竹内さん、お忙しい中、新年早々のアドバイスありがとうございます❗️

なるほど、野菜のみを育てるのではなく、その環境も育てるという感じですかね?
キャベツやハクサイで有機物を分解してもらい、同時に草マルチをすることで土作りを進める。そして、害虫の天敵も住みやすい環境に整えることで、自然と虫食いを減らす。
私の場合、野菜にばかり目がいって、草マルチが足りなかったなあと思います。どうしても肥料をやらないと大きくならないという固定観念があって。今後はもう少し畑全体を、多様な生物が暮らす里山みたいに見て、お世話しようと思います。
それでも気になるのが、では野菜はどこから栄養をとるのか、ということです。オンライン講座でもありましたが、クラツキというのは栄養は残らないんですね。驚きです。ただ腐植となることで、マイナスイオンを帯びチッソリン酸カリを固定しやすくなり、また、土の団粒化を促進する。
では、そのチッソリン酸カリは、どこからやってくるのでしょうか?
それが草マルチや米ぬかで、それを微生物が分解することで、適度な栄養が土中に保持されると考えればよろしいでしょうか?

またまた質問を増やして申し訳ありません。
だけど、自然菜園は奥が深くて、知りたいことが次から次に出てきてしまいます。(笑)

ちなみに、今日ニンジンを収穫しましたが、すごくニンジンらしい匂いがしました。他にもこれまで、濃厚なトマト、鮮やかな緑のエダマメ、甘いさつまいもなどに感動しました。
自然菜園の面白さ、醍醐味を垣間見させてもらいました。

失敗も多いです。カボチャ、トウモロコシ、葉物は今年もうまくいきませんでした。(泣)
それでも、竹内さんの本を片手にやってみると、意外と手間をかけずに野菜が育つのでびっくりです。

これからもいろいろ勉強させてください。よろしくお願いいたします❗️
返信する
ご質問ありがとうございます。2 (竹内孝功)
2020-01-04 03:06:18
松崎さんへ

こちらこそ、新年早々良きご質問ありがとうございます。

そうです、まさに「野菜のみを育てるのではなく、その環境も育てるという感じです」で育てることがとっても大切で、それが伝えたくて、今度の1/18(土)講演会を企画し、DVDを作り、そして『自然菜園ハンドブック』を作ってきました。

草マルチやその野菜が育つ環境については、是非『自然菜園ハンドブック』を読んでみてください。
https://tane.jp/haruyasai/bokusou/hinshu/sizensaienhandbook.html
返信する
ご質問ありがとうございます。2 (竹内孝功)
2020-01-04 03:33:34
松崎さんへ

「それでも気になるのが、では野菜はどこから栄養をとるのか?」ごもっともです。

私は、元々無肥料栽培、自然農法からこの道に憧れ、様々な師匠、先輩たちに教わって、そして実際に野菜が無肥料で育つ田畑、育たない田畑を土壌分析をしながら実感し、そして同じ畑で毎年何人もの生徒さんに教えてきた経験から、いくつかの説明できるケースがあることを知りました。

少なくても、松崎さんが今勉強しているオンラインのvimeoの動画の現場、かつての「せたがや自然農実践倶楽部」では、5年間自然農をやってきた元田んぼの耕作放棄地では、大豆しか育たなかった場所でした。ところが、3年グループコンサルさせていただいた結果、メロン、トウモロコシ、タマネギ以外がよく育つようになり、もう1年行い4年目にそれらの野菜も育つようになった経験も学びでした。

詳しくは、講演会で話す内容になってくるので、割愛いたしますが、「そのチッソリン酸カリは、どこからやってくるのでしょうか?」というご質問などに以下限られたコメント欄でヒントや考え方をお伝えしてみようと思います。

★「キャベツやハクサイで有機物を分解してもらい、同時に草マルチをすることで土作りを進める。」と書いてくださいましたが、間違ってはいないのですが、まずは「キャベツやハクサイは、特に根から有機酸を出し、未熟な有機物を自ら分解できる点から」
⇒キャベツやハクサイは、株周りの草を刈り、草マルチしながら育てることで
→草を抑え、根をしっかり張り、その根と草マルチに集まってきたミミズや微生物によって、次第に有機物は分解が進み
→栄養を自ら吸い、光合成し産み出しながら、さらに根を張り、外葉をどんどん出すことで、外葉が草マルチ同様草を抑え、発達した根が有機物を分解、吸収が促進されていき
→それに伴って、どんどん葉多くなり、光合成や植物ホルモンが作られ、根が発達し、ますます分解、吸収が発達し、結果、葉は行き場をなくすほどに重なり結球するものです。

★つまり、キャベツ、ハクサイは、本来根と葉を発達させた結果、野菜自身の力によって、自然に育つ力を発揮できるもので、そのきっかけに、草マルチ、補い(お世話)が必要な畑があったり、前作にナスを育てることで、ナスへのお世話が、すでにハクサイが育ちやすい環境整備になっていれば、何も入れず、何もせずともハクサイはよく育つものです。
返信する
ご質問ありがとうございます。2 (竹内孝功)
2020-01-04 04:02:09
つづき

「そのチッソリン酸カリは、どこからやってくるのでしょうか?」

野菜が育つある側面としては、養分が必要です。ところが、いくら養分が土があっても、それを吸う力が野菜にないと、育ちません。

いいかえるなら、家族で、同じ食事をしても太る人もいれば痩せる人もいますし、同じ人でも若いときと老いた時では、同じ食事での吸収率が違いますよね。

また、どんなに養分がある食事であっても、腹を壊していたら美味しく食べれないですし、お腹いっぱいであれば食べても美味しくないでしょうし、逆にお腹がすいていたりその養分を欲していたら、美味しく感じ、満足感がありますよね。

暑くて熱中症であれば食欲もなく、寒いときに、冷めたものよりも温かい食事が美味しく感じるように、栄養だけがあれば、育つものではない話です。

それぞれの野菜にとって自然な環境であれば、野菜自身が本領発揮でき、わずかな養分であってもよく育ちますし、養分が多すぎたり、風通しなどが悪ければ、(人でいえば腹を壊し病気になるように)病虫害が拡大します。

「失敗も多いです。カボチャ、トウモロコシ、葉物は今年もうまくいきませんでした。」
という畑は、カボチャやトウモロコシ、葉物野菜たちにとって不自然な環境(畑)だったと思われます。

例えば、カボチャであればカボチャ自身が腐った場所から生えてくるように、前もってクラツキをしておくことで、(カボチャが腐って出てくる自然を模しておくことで)カボチャにとっての自然が補え、

トウモロコシは、数千年文明と共に進化してきた不自然な植物(こぼれても出てこない、播いて育てて初めて育つ)ですし、小麦の7倍の水を吸収し、イネ科なので、トウモロコシを育てる際に、たっぷり
水やりを行い、草マルチ上から同じイネ科の養分、米ぬかを補ってあげてみてください。

葉物野菜は、夏野菜のナス、トマト、キュウリなどをしっかり草マルチしながら、米ぬかを補い、環境を調え、天敵を増やした跡地で、秋に育ててみてください。

★野菜には、野菜自身を育てる力がありますが、野草と異なり、まったくの自然の植物というより、食べる部分を発達させてきた品種改良が進んだ「作物」なので、野菜によっては前作や栽培初期に、お世話をすることで、育つきっかけが必要なものもあるものです。

野菜自身が本領発揮できる最低限のお世話によって、自然に育った野菜は「すごくニンジンらしい匂いがしました。他にもこれまで、濃厚なトマト、鮮やかな緑のエダマメ、甘いさつまいもなどに感動」があるものです。

野菜が育つ環境のお手伝いをこれからも楽しんでみてください。
返信する
ご質問ありがとうございます。2 (竹内孝功)
2020-01-04 04:34:42
つづき

そして、野菜を育てることで生み出される、好循環(どんどん野菜が自然に育つ環境)を味わってみてください。

野菜を育てながら、野菜が自然に育つ環境を育ててみてください。

自然菜園では、野菜を育てながら、野菜が育つ環境を調え、それを食べる人も豊かに、大地も豊かになって行きます。

私の自然菜園のビジョンは、「育てる楽しみ・食べる幸せ・豊かさを分かち合う」ことです。

是非、その後の畑で野菜が育つようになったり、また何かご質問がございましたら、お知らせください。

よいご質問で、内容が今考えている1.18(土)の講演会の講演内容とリンクしてしまったため、長文になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
返信する
Unknown (松崎)
2020-01-04 20:39:52
竹内さん、懇切丁寧なお答え誠にありがとうございます❗️
そうですね、野菜も肥料さえあれば育つというものではありませんね!人間も幼少期苦労した人が大人になって大成することが多いのと同じで、逆に適度なストレスを与えた方が自立心のある野菜が育つというのも理解できる話です。

エダマメをゆがいたとき、その緑色がとてもきれいでした。いつも居酒屋でつまむエダマメとは全く違う。(笑)自然の夕焼けの美しさにはどんな巨匠の絵もかなわないように、自然の生み出す絶妙のハーモニーには、作り物はかなわない。自然菜園で育つ野菜には、そのような自然の力を感じます。
だから、チッソリン酸カリも大事なんでしょうが、それだけではないんだろうなと竹内さんの話を聞いて思いました。

私もそんな野菜を作りたい、そんな場を作りたいと思いますが、そのためには野菜の個性を知り、畑の生き物たちをもっと勉強する必要がありますね(笑)

18日の講演会がんばってください!私も自然菜園には、大げさにいえば、これからの人類の進む道が秘められていると思います。

とはいえ、野菜がちゃんとできないと、やっぱりがっかりしますから、これからもいろいろ質問させてください🎵
Vimeoもしっかりメモをとって、勉強します。(笑)
よろしくお願いいたします❗️
返信する
Unknown (松崎)
2020-01-04 20:49:14
あと、余談ですが、竹内さんは若い頃、中華料理が得意だったとこのと。(Vimeoの無料講演会で話されていましたね)
料理が得意な方は、自然菜園も得意なんじゃないかなとふと思いました。(笑)
私も、せっかくできた野菜たちをおいしくいただくために、目下料理を勉強中です❗️
返信する
コメントありがとうございます。 (竹内孝功)
2020-01-05 03:19:05
松崎さんへ

そうですね。
私も以前はよく料理しておりましたが、最初は野菜の農薬や添加物が少なければ少ないほど味がよく、料理が劇的に変わるので、びっくりしたものですが、

野菜が美味しくなればなるほど、自然な風味が出てくれば出てくるほど、料理は調理に変わり、(如何に作るのではなく、如何に野菜や食材の声に従い風味を活かし引き出すのかに変わり)、

シンプルな調理法になり、野菜本来の風味が引き立つものや、何もしなくても美味しいものになっておいきました。

野菜も作るものから、野菜が育つ環境を育てるものに変わり、野菜が野菜の育つ環境を作っていることを知り、そのサポート(野良仕事=お世話)に徹するようになり、最低限のお世話になるようになっていき、どんどん無為自然に野菜が育つようになって行きました。そのきっかけを作り、見極め、できるだけシンプルに。

育つ野菜もあり、野菜が育たないのも自然なことと知りました。野菜によって、それぞれの自然があり、その理に適うもののみ育ち、外れれば育たないのは自然なのだと。

野菜が育つ環境を野菜によって作ってもらう菜園プラン。そしてコンパニオンプランツとの混植、緑肥mixと草マルチ、そして野菜によって多少の補い(水、米ぬか、ネギくらつき)があるだけで、自然に育つ確信と、場所によっては、品種によっては、不自然な場合育たないことも知りました。

野菜が育つこと。野菜が育たないこと。その育ち方がすべてを物語っており、野菜の声を聴いて観てあげてください。

これからの私の仕事は、天変地異の中でも育てる工夫のヒントと、野菜が物語る声を観える形にしていこうと思っております。

1/18(土)の講演会を機に、変わると思います。
お楽しみに~。
返信する

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