無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

大地の再生&自然菜園コラボ講座12月(1日目稲刈り、2日目ライ麦で自然耕&苗代づくり)

2018-12-12 09:34:14 | 出張菜園教室

新刊発売中!!さっそくの重刷決定!ありがとうございます。第一弾!『とことん解説!タネから始める 無農薬「自然菜園」で育てる人気野菜』(洋泉社)
今までの自然菜園でわかりにくかった点を見事に解説!最新技術を加え、決定版になっております。


第二弾!4/19新発売『プランターで寄せ植え野菜』
プランターは、失敗しやすいものですが、基本を守れば、とっても簡単です!今回は、寄せ植えで2~3種類の相性の良い野菜を混植し、1枚のメニューになるようにイラストと写真でまとまっております。プランタ―だけでなく、庭や菜園でも使える組み合わせなので、参考にしてみてください。


本日、のちの予報。

1日目





先週、最後の大地の再生&自然菜園コラボ講座12月に行ってきました。

仙台の工事が佳境ということで、今回は、矢野さん不在のまま、1日目は1日目稲刈り、2日目ライ麦で自然耕&苗代づくりをおこないました。

イノシシがいろいろなところをほじくっており、多忙で刈れない稲は、ネットで囲まれていました。

イノシシの掘る場所は、理にかなっており、ガスがたまっている場所や空気の抜けが悪いところが一目瞭然なので勉強になります。

倒れた稲を起こしながらの稲刈りなので、手間はかかりますが、コツを覚えてもらい、みんなで稲を助けました。




今回の参加者に、子連れの方がおり、その子がとても焚き火大好きな子でしたので、種付きのヒエや切った端材で、焼き芋や焼きリンゴ、焼きミカンでおやつになりました。


2日目

この1年間限定で、矢野さんから大地の再生を教えていただき、それを田畑に応用していくコラボ講座。とても多くのことを学ばせていただきました。




矢野さんが水脈を掘って整えた元田んぼも、この夏の間、風の草刈りに加えて、
2mも背が伸び、1m以上根を張るセスバニア、クロタラリア、ソルゴーの夏の緑肥mixで、地中深く点穴を掘って、水はけがよく、窒素を固定する根粒菌の働きで、水田から畑に転換してきているので、最後に仕上げのライ麦を行いました。






ライ麦を生えている緑肥や草の上からばら蒔き、それから草を刈り敷きます。

刈った緑肥や草の間からライ麦が生えて、いよいよ大地は耕され、ライ麦の生育の仕方次第で、後作に何を育つか目安が見えてくるので、ライ麦がとてもよく育つようになっていたら、いよいよ野菜を育てながら、土を豊かになるように鍛えていけます。


草を刈ってもらっている間、刈り残した稲刈りの続きを行います。


はざ脚に、稲をただかけるとぺちゃんこになってしまい、スペースもたくさん必要なので、




フンワリ、空気が通るように、我が家でやっているはざがけを伝えてきました。

空気と水の流れは、とても関係が深いので、興味深いぶかいものです。






今回は、苗代(お米の幼稚園)を準備するために、モミを焼いてクン炭を作りました。






米ぬかとクン炭を撒いて、土を起こしてから、

ワラを敷き詰めていきます。

今回は、イノシシ除けに、ネットもかけておきました。

稲の育苗は、来年4月からですが、4月までに米ぬかが分解され、土の団粒構造が発達するように、秋のうちに苗代を準備し養生しておくことが大切です。

今年1年だけでしたが、大地の再生視点とそれを支える技術の学びはとても大きかったです。

また、大地の再生目線で、自然菜園をひも解くと、土への水、空気、風の視点が深くなり、理解が深まったり、里山全体から俯瞰してみることができるようになった気がします。

また、自然に一歩近づいたことをより多くの方に伝えられたらなーと思います。

来週は、お隣の大月市で、12/16(日)自然菜園スクール(大月校)の最後の教室があります。
1年間のまとめを行います。


明日は、12/13(木)
千曲市戸倉創造館で2018年3~2月に開校中~
『無農薬無化学肥料でもしっかりやればできる!自給稲作入門講座』

1年の反省と来年に向けて
田んぼの土づくりは、3年。稲を育てて、草が生えにくい環境づくり。3年後に楽できるように、毎年の積み重ねが大切です。
悪い連鎖を断ち切り、よい連鎖が続くように、3年かけて少しずつ抜本的に改善するためには、この講座では、現状の問題の真の原因を見つけ、
どうすれば、悪い連鎖を断ち切り、よい連鎖が続くように、自分の田んぼで改善していけばいいのかを知り、
自分の生活や仕事のペースと稲のお世話のタイミングを合わせていく方法を見つけていきます。




場所:戸倉創造館2階会議室
日時:第2木曜日 18:00~20:45まで(全12回座学のみ)
受講料:1回1,500円、一括申し込み15,000円
対象:米の自給をしたい方。米作りが初めての方大歓迎!
参考テキスト:『自給自足の自然菜園12ヶ月』(宝島社)153~174ページ

●問合せ・申し込み先●
千曲市役所経済部農林課農業振興係服部
電話026-273-1111(内線7244)
Email:nousin@city.chikuma.nagano.jp(件名を「自給稲作入門講座」として送信下さい)




◆◇◆お知らせ◆◇◆
来月は、2019年1/9(水)です。第2水曜日になるのでご注意ください。


2018年土内容充実で、
城山公民館「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。
毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
長野市城山公民館 18:30~21:25(当日、記録用動画撮影いたしております)
18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


◆次回以降の予定
来月は、2019年1/9(水)です。第2水曜日になるのでご注意ください。

お楽しみに~




現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座オンライン動画サイト試験発信中~
※有料サイトの都合、登録などの際に一部英語表記になっております。

※最新動画、「畑での野良仕事(実技編)」前編・後編もアップグレードできました。
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