さて、お久しぶりです! ぴょこぴょこコンビで登場。
呼ばれて飛び出てジャジャジャ・ジャ~ンって、ノリですね。インディのなんと19年ぶりの4作目ということなんですね。
映画が19年ぶりなら、インディ世界も前作「最後の聖戦」から19年経っているとい う設定なんですね。はい、だから実際インディはあれから19歳年を取っている・・・。正直、もう引退の年でしょう、いくらなんでもアクションは・・・。
と、思うものの、まだまだ健在ではありましたよ。
もともと学者なわけで、いろいろな謎を解く頭脳のきれがメインなんですから。あれ、そうだったっけ?
人並み外れてタフなのは間違いないですね。
今回は、なんと核実験に巻き込まれても無事だったし・・・、あのような滝を3度も落ちても、平気。いくらなんでも核を甘く見すぎだよなあ・・・。
放射能は、あのブラシでごしごし洗っただけで、終りなんですか・・・。
インディだけならまだわかるけど、一緒に滝を落ちた人たちも全員無事。
普通死にますよ・・・。
アンブレイカブルな人たちだなあ。まあまあ、そういうお約束の映画なんだから・・・。
ともかくハリソン・フォードの老化を補う意味で、シャイア・ラブーフがアクションをがんばっていました。そうだね、あの密林のカーチェイスはなかなかすごかった・・・。
高所恐怖症のワタシは、あの崖っぷちを疾走する二台の車のシーンはぞっとしました。さらに、その車の間をひらりひらりと飛び交って闘うマット。・・・牛若丸って、感じ?
ちょっと、そのたとえはいくらなんでも苦笑されるよ・・・。
ジャングルのつたを使って飛び渡ったのだから、せめてターザンくらい言って。シャイア・ラブーフって、あのトランスフォーマーに出ていたんですよね。
はい。このように時代は移り変わっていく・・・ということなんだなあ。19年もたつとね・・・。新旧交代の予感・・・。
さてしかし、それを受けて立つケイト・ブランシェットもすごかった。
よく、こんな役ひきうけましたよね。天下の大女優が。
彼女自身、ファンだったんじゃないでしょうかねえ・・・インディの。
ちょうどこれが米ソの冷戦時代が背景となっていまして。
その頃のアメリカから見たロシア・・・、あ違った、ソ連観そのものなんですね。
すごくにくにくしげに描かれている。妙に共産主義も弾圧されていまして、ちょっぴりそのような風刺もありました。
さて、ラストはお約束のように、古代の迷宮へ入り込んでいく。
ほんっとに、彼らは物好きですよね。
ここから、生きて出られる可能性はかなり低いと思うのだけれど、いつも性懲りもなく、踏み込んでいく。
学習能力ないなあ・・・。相変わらず、ヘビは苦手だし。虎穴にいらずんば、虎子を得ず、ってヤツですよ。
そこがインディのインディらしいところでしょ。常にチャレンジ!
ここに、世界中の超古代の秘宝がどっさりとありましたよね。しかし、すべて崩れさってしまう。わー、もったいない。
なんていうとあの誰かさんみたいに、黄金を持ち出そうと欲張ったために、はかない最後を迎えるんですよ。
イヤ、黄金のことじゃなく、古代の文化遺産。貴重な資料という意味ですよ。その損失がもったいない。
結局古代の「呪い」も、「宇宙人」も同列なんだなあ・・・。結構時代背景を意識しているあたりは、もうご愛嬌ですかね・・・。とにかく、面白い、ワクワクする、それがメインのお話なので、いいんじゃないですか?
まあ、そう思うことにします。
ラストで、マットがインディの帽子を拾いかけましたよね。
でも、やっぱりインディにとられちゃう。まだまだ、現役引退のつもりはなし、ということです。
ハリソン・フォードの存在感。
やはり、これはバトンタッチなんかできませんよね。
どうあっても、インディ中心じゃなきゃこの作品は成り立たない。仮にジュニアが主役になることがあったら、それは多分、別の題名じゃなければならないでしょう。
父親が未開の地へでかけたまま行方不明になり、それをさがしに行くマット・・・なんてところから話が始まる・・・。これこれ、勝手に話をつくるなって。
ところで、浮気するみたいなんだけど、劇場でハムナプトラ新作の予告編も入っていまして。
こっちも面白そうですね。中国が舞台、というのは目新しいですよ。
兵馬俑の軍隊がそのまま動き出したりしている。この刺激は一体どこまで行けば満足するのか?と思わなくもないですが、がんばっていただきたいものです・・・。
2008年/アメリカ/122分
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:ハリソン・フォード、シャイア・ラブーフ、ケイト・ブランシェット、カレン・アレン