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多聞 きもの手帳 <男の着物日記>

男の着物、和服で外出、着物関連図書、その他いろいろ

龍郷村

2010年11月02日 | きもの日記2010
マングローブも大島紬も…豪雨の奄美、主要産業に打撃

朝日新聞の記事より

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マングローブの生える海岸線に大量の土砂とごみが流れ込んでいた=25日、鹿児島県奄美市住用町、恒成利幸撮影
 記録的な豪雨で大きな被害を受けた鹿児島県奄美大島で、島の主要産業の観光業が苦境に立たされている。マングローブ原生林には大量のごみがたまり、特産品の大島紬(つむぎ)の一部の工場は水につかった。11月からは団体旅行客が増える季節だが、旅行客のキャンセルも相次いでいる。「早く元気な奄美を取り戻したい」。島の観光協会は東京や大阪で観光客誘致のキャンペーンを行う。
 被害が最も大きかった奄美市住用町。年間3万人ほどが訪れるという観光施設「マングローブパーク」では、11月上旬までの団体客がキャンセルになった。長野県などからチャーター便を使って数百人が訪れる予定だったという。
 沖縄に次ぐ規模を誇る約70ヘクタールのマングローブ林には、土砂や流木などのごみが大量に流れ込んだ。地形上、撤去作業のための大型船が入れないため、マングローブパークの従業員らがカヌーを使って撤去することにしている。寿浩義支配人は「しばらくは開店休業状態が続くだろう」と話した。
 島特産の大島紬の泥染め工場が十数軒ある龍郷町も水害に見舞われた。川が決壊して大きな浸水被害が出た戸口地区の金井工芸の工場では、胸の高さまで水が流れ込んだ。金井一人社長(52)は「糸や染料が窓からサーッと流れていった。ぼうぜんとするしかなかった」と振り返る。生糸を染めるのに必要なシャリンバイ(テーチギ)の皮をチップにする機械が壊れ、チップを煮る大釜はかまどが壊れて傾いてしまった。
 大島紬独特の黒色を出すための泥染めに使う泥田にも大量の土砂が流れ込んだ。自然に回復するのを待つしかなく、「紬の染色に使えるようになるには1カ月ぐらいかかる」と金井社長。10月下旬の団体旅行客の泥染め体験も全部キャンセルになった。同社での泥染め体験の再開は今年いっぱいは厳しいという。
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亡くなった祖母が初任給で買ったという龍郷柄の大島が、今うちにあります。
幾何学模様がとても面白くて、細君のお気に入りの一つになっています。
その龍郷村が台風で甚大な被害があったとのことでとても心配になりますね。
泥染めに使う泥田は記事では一カ月ほどで使えるようになるとのことですが、依然と同じように染められるようになるにはどれくらいかかるのでしょうか?


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