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多聞 きもの手帳 <男の着物日記>

男の着物、和服で外出、着物関連図書、その他いろいろ

「若きサムライのために」 三島由紀夫

2008年10月29日 | 男のきもの図書室
「若きサムライのために」 三島由紀夫 昭和43年から44年にかけて「Pocket パンチ Oh!」という雑誌に連載された「若きサムライのための精神講話」という文章と、他の場所に三島が若者や学生運動に関して書いた文章を合わせて一冊にまとめた本。 「Pocket パンチ Oh!」という雑誌がどんな雑誌だったのかは今となってはわからないけれども、インテリ学生を対象としたような雑誌でないことは間違いない . . . 本文を読む

「サライ」 2008/7/3号

2008年06月26日 | 男のきもの図書室
「サライ」 2008年 7/3号 小学館の雑誌「サライ」の一年半ぶりの着物特集。今回は夏着物を取り上げている。 落語家、五街道雲助さんをモデルに夏着物を紹介しているが、特に小千谷縮に焦点を当てているのが良いと思う。 紹介されている店は、日本橋三越、銀座もとじ、銀座萌、京都ゑり善、銀座くのやなど。 今回の特集では着付けのDVDが付属。モデルは紙面と同じ五街道雲助師匠。 使用している下着が「くのや」 . . . 本文を読む

「着物Begin」

2008年06月23日 | 男のきもの図書室
「着物Begin 2008 vol.2 ―この夏はゆかたでデート」 「着物Begin」の第二号が出た。こういう雑誌が定期的に発行されるのは良い傾向だと思う。 今号は、季節柄浴衣の記事が多いことと、博多の織元である「岡野」が六本木で展開する新店舗「awai」が大きく取り上げられていることが特徴。 その「awai」の宣伝文句に「リアルクローズとしての着物」とある。この「リアルクローズ」という言葉は、 . . . 本文を読む

「へうげもの」

2008年03月15日 | 男のきもの図書室
「へうげもの」 山田芳裕 講談社モーニングKC 各所で話題になっている漫画なので知っている人も多いだろう。 織部焼で有名な茶人古田織部(古田左介)の数奇者としての人生と、武人としての生き方の両方を描く漫画である。 「数寄」の中には衣装に関することも含まれていて、きもの好きとしても読んでいて面白い。 織田信長の派手な南蛮衣装、千利休が考案した(といわれている)雪踏、縞模様の語源、当時の侍が合戦で絞 . . . 本文を読む

「男の着物」 塙ちと

2008年03月14日 | 男のきもの図書室
「男の着物 練達への近道読本」 塙ちと 日東書院 新しく男のきものの本が出版された。 著者は塙ちとさんで、男のきもの入門の「男のきもの雑学ノート」と、着物を着ている男性へのインタビュー集である「男のきもの達人ノート」に続く三冊目の本となる。 本書の特徴はQ&A形式をとっていることと、読者層を中年以降の年配の男性とはっきり決めていることだ。おそらく著者が頭に浮かべているのは、定年退職を迎えた現在の . . . 本文を読む