今年に入ってから5回ほどマスコミ関係から取材を受けたが、どういう訳かそのほとんどがオーダーメードの醤油に関する取材だった。食品のオーダーメードはいろいろあるらしいが、醤油は珍しいのか担当者の目に留まるようだ。他のメーカーがやってないわけでもないのだろうが、多くはオーダーメードと言うよりPB(プライベートブランド)商品の委託生産という大規模なものになってしまっているのではないだろうか。うちのように少量でやるところはほとんど無いのか、あったとしてもインターネット上で公開していないのかもしれない。
取材の度に説明しているが、わが社の販売の8割位は得意先に合わせたオリジナルブレンド。つまりオーダーメード醤油である。日常の業務としてやっていることをインターネットで個人向けに更に細かくしてやっているだけなのである。但しオーダーメードの醤油といっても仕込みの段階から2年も掛けて造る訳ではない。(もちろん依頼があれば造りますけどね。) 基本的には濃口醤油、淡口醤油、たまり醤油、白醤油の4種類の醤油を使いお客様の好みの醤油になるようにブレンドするものである。しかし、飲食店などのオーナーは、どのようにオーダーすれば良いかイメージ出来ても、主婦や趣味人の男性にはかなりイメージするのが難しいかもしれないと、ホームページの作り方を反省している。「わがまま注文」としてオーダーについてコメントを入れてもらえるようにしてあるが、具体的に細かく要望を書き入れる人はほとんど飲食店の人だ。野菜煮物には○○○ブレンド。煮魚には△●□ブレンド。うどんつゆには○△□ブレンド。みたいな目安となるブレンドを提示した方が良かったのかもしれない。たまり醤油の濃厚芳醇さ、濃口醤油の華やかな香り、淡口醤油の透き通った色、もっとも色の薄い小麦の醤油の白醤油。これらのブレンドによって独特の味わいが醸し出されるのが非常に面白い。だからリピートしてくる個人のお客様がいらっしゃると、オリジナルのオーダーメード醤油というものの楽しさを認めてくれたってことなのかなと勝手に思っている。しかし、もう少し分かり易く利用できるように改善していかなければと思う今日この頃でもある。
ストックされていたお醤油も やっとこさ底をつきそうで
あきちゃんサンのトコにメールをしてお尋ねを…と
思っていた矢先の拝見。
勿論 も♪は 自分がイメージするお醤油を
どうお願いしたもんか…と 解らないタイプ。
あきちゃんサンのトコへ「こういう風でこういう風で…」でも
OKかしら???^_^;
今日なんぞは 何故か薄口の位置に置いてあった濃い口を間違えて使い
煮たお豆が 思わぬ醤油からさにビックリ☆
慌てた次第でございまする。
個人オーダーって 楽しいけれど
“知らない”と なんでもちょっと難しいですね。
でも どんな風に出来上がるのかなぁ?
…と待つ時間が も♪はお気に入りでする。
それにしても淡口醤油は色が薄いだけで塩分は一番高いんですけどね。同じ分量なら濃口醤油の方が旨味が出るはずなんだけど。
yukkoさんのところでお名前を拝見し、
「お醤油」のキーワードでお邪魔させていただきました。misaといいます。
お醤油は日本人の源!素敵なお仕事感動です
未知な世界に興味が沸きます。
これからも更新楽しみにしています。
たまごかけごはんの醤油があるんですね。
私は、温泉卵と添付のだしをご飯にかけて混ぜてたべます(笑)でもおいしいです。
(失敗していたのは大変愚かなミスでして。恥ずかしくて言えません。)
>淡口醤油は色が薄いだけで塩分は一番高い
えぇええぇえぇぇ?!知りませんでした。
「泳ぎ始めた うす塩に変えた」というフレーズがけっこう残ってて、「うす」塩と「うす」口を勝手に一致させていたもんだから、「淡口=体に良い=塩分控えめ」だと思ってました。
これに限らず、その道のプロのブログって勉強になります。
そう塩分が一番高いのは淡口醤油なんですよ。うす塩や減塩は全く別物ですからね。素材の色を大切にしたい時には淡口醤油はピッタリですね。料理によって使い分けるのが一番良いのでしょうが、キッチンが手狭になっちゃうかな?
へぇ~ そういうモンなんですかぁφ(..)メモメモ
そういうトコも踏まえて 色々要望を書いてみよっとぉ~☆
お醤油の知識 ゼロなんだもぉ~ん(汗)