今日もまた螺旋上昇

たまりや社長の食いしん坊blog

ジィジィ

2005年03月19日 22時53分42秒 | おもしろい話
 30年近く前まだ高校生だった頃の話。当時受験勉強に日夜励んでいた(?)わけですが、塾が嫌いな私には家庭教師が付けられておりました。その頃も家庭教師といえば現役の大学生。大学生ですからコンパとかでお酒を飲むこともきっと多かったのでしょう。

ある日の深夜、酒に酔った勢いで仲間数人で下宿のアパートに連れて帰っちゃったそうなんです。
この人を


で、朝起きてビックリ! どうしてここにいるの? みたいな感じで・・・
一人じゃ重すぎて動かせないし、
シラフになって冷や汗タラタラ。

何日泊まっていかれたのかは忘れましたが

夜人気が少なくなるのを待って、仲間数人でケンタッキーフライドチキンのお店の近くまで車でカーネルおじさんをお連れして、公衆電話(当時は携帯電話なんて無かったからね)からお店に電話。

「あぁぁぁ わしじゃ・・・」
「ハァ?」
「カーネル サンダースじゃ」
「ハァ?」
「もう疲れて歩けんから、○○の公衆電話まで迎えに来てくれんか」

みたいなことを一方的に話して、陰からこっそり見ていたらケンタッキーの店員が血相変えて飛んできて連れて帰っていったとか。

話聞いたときはお腹抱えて笑った笑った。

夕べ久しぶりにフライドチキン食べて思い出した。

今じゃどこかで、真面目な顔してお医者さんしてるんだろうなぁ・・・。

佐賀のがばいばあちゃん

2005年01月21日 12時05分13秒 | おもしろい話
 笑いと涙なしには読めないよと薦められて読んだ。著者は1980年代の漫才ブームで一世を風靡したあのB&Bの島田洋七さん。いやぁ~ホントおもしろかった。アッという間に読んじゃった。小説の時代背景になってる昭和30年代~40年代といえば自分も悪ガキだった頃。そんなビンボーな奴いたかなぁ?などと思いながら引きづり込まれるようにして読んだ。

 漫才でしゃべってるのはただのネタじゃなくて実話だったのか! と驚いたり、思わず吹き出したり、涙がこぼれそうになったり。現代の日本人が忘れてしまった心の豊かさやたくましさやがぎっしり詰まっていた。

 「佐賀のがばいばあちゃん」のように陽転思考であっけらかんと生きていきたいなぁ。おすすめの一冊でした。

神様かサポーターか

2005年01月18日 23時39分01秒 | おもしろい話
 夏は暑くて、冬は寒い。当たり前のことだけど、これが会社の中のことだからたまらない。なんたって味噌、醤油の蔵だから建物はアッパッパー。天井が高いから暖房は効かないし、風通し抜群!井戸水が暖かいのが唯一の救いだろうか。

 お酒が寒仕込みをするように、溜醤油も冬場にたくさん仕込む。雑菌が少なくて空気も乾燥していて麹を造り易いから。仕込むのは全部杉の木桶。大きいのは直径2メートルくらい、高さも2メートルくらいだろうか。130本くらいある桶の中には江戸時代のものまであるから、その寿命の長さには脱帽。でも最近じゃ桶職人もたがを編む竹職人も減ってしまって、日本中に数える程しかいないとか。情けない話だけど、うちも経費節減で切れた竹のたがの代わりはワイヤーで締めてる。食の変化で日本酒、醤油、味噌の需要が減り、伝統工芸の世界にまで影響していくのは寂しいなぁ。

 失われた技は二度と戻ってはこないから、誰かが後継してくれるといいんだけど。「お客様は神様」って言うけど、ほんとはつくってる人が神様でお客さんは、それを支える「サポーター」つて話を効いた時、目からウロコが落ちた 気がした。(笑)
 「エッ!じゃあ・・・俺ってもしかして神様の仲間だったの????」

 支えてもらえるように頑張ろうっと!!