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『EARTH』鑑賞

2008年01月28日 13時23分27秒 | 映画雑感
仕事が忙しかったり、風邪引いたり、飲み会あったりで更新してませんでした。
みなさん、おひさしぶりです。

この間、お友だちと『EARTH』っていう映画をみました。
総じて「地球ってうつくしいなあ~~!!」っていうもので、ネイチャー・ドキュメンタリー好きな人は見ておいて損はないと思うよ。「一体どうやって撮影したんだろう?」ってシーンもいっぱいです。でも、世界中駆け回りますので、どこのことやってるのか分らないと思います。
ただ、一緒に見に行った専門家のみなさんには、「なぜ照葉樹林帯がすっとばされているんだ?」とか「なぜ哺乳類ばかりなんだ?」などいくつかもうちょっと見たかったな~というところもあります。
まあ、そういうマニアな方々はBBCのDVDシリーズを見るといいですよ。
こういうのの、集大成的なものでした。
自然の素晴らしさをきっちり映像化することで、一頭のシロクマの死によって象徴されていた自然破壊のメッセージも伝えることに成功していたのではないでしょうか?
ぼくなんかだとそれぞれのシーンにすでに温暖化の影響を読み込むことが可能になってしまっているので、そのあたり予断なく見た人がどう思うのか(子供たちもたくさん見に来ていたのでとくに)そう思いました。
来年いつ頃出るんだろ?
また授業で使おうかな。

「Blue Planet」
「Wildlife Exclusives」
「昆虫の世界」
「植物の世界」
「鳥の世界」

などなど、BBCはどうもこういう映像を執拗にとりたがってしまう習性があるように思います。
ボルネオ島サバ州でもロイヤルソサエティの研究所があったりして、サバ州の一次林を守っているのが、ほとんどそこしかないという現状があったりします。コロニアリズムの功罪が垣間見えるわけです。しかし、ノブリス・オブリージュ的な伝統もあり、ボルネオなんかでもNGO所属の研究者が結構活躍していたりと寄付も盛んなわけです。それで少なくとも日本なんかよりかは生態学が発達するわけですね。「特許にもならない研究に何の価値があるの?」みたいな国よりはましかもしれないですね。

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