前日は旅の疲れが溜まってきて、食事をした後9時には眠ってしまった。しかし、起床は朝の5時。普通に8時間の睡眠である。前日の疲れを払拭するだけの休息でもない。とはいえ、サファリは楽しみだ。5時半にロッジを出発して、公園への入場許可をもらい6時に門が開く。朝はトラを見られるチャンスが大きい。明るくなってきて、基本的に夜行性のトラもそろそろ眠くなってきているころだ。のんびりしているトラを見られるかもし . . . 本文を読む
デリーの駅からゴンドワナ・エキスプレスに乗り込み、寝場所を確保する。荷物はベッドの下に投げ込む。インドの家族や夫婦や友達たちが車内で盛り上がっている。日本の電車の静けさがウソのような喧騒。
時間はまだ3時過ぎだ。カトニに着くのは明日の朝5時。しかしデリー観光ですでに疲れている。とりあえず二階寝台に上がりこんで寝転がる。出発前には読む暇がなかったトラについて書かれた資料を読む。20世紀初頭には . . . 本文を読む
日本のツアー会社の予定では、今日はアグラに行ってタージ・マハールを見ることになっていたが、現地ツアー会社のお勧めで急遽デリー市内観光に変更になった。
最初に行ったのは、マハトマ・ガンジーのお墓。インドではやはり独立をなしとげた大政治家は象徴的な存在でみんなの尊敬を集めている。彼の後を継いだ娘のインディラ・ガンジーらのお墓もある。
次第に気温が上がってくる。それとともに、街に人が繰り出してく . . . 本文を読む
実に滑稽な映画である。
とはいえ、たとえばブニュエルが確信犯として滑稽であったのとは事情が異なる。チベットから帰ってきた娘の家庭教師をしていたところ、情が通じ目を合わせ、詩を交し合ったという「罪」で鞭打ち500回に処せられるのを皮切りに、現代日本に住む私たちの感受性では、信じられない「罪」が次から次へと繰り出される。
なにかほとんどSFのような荒唐無稽な世界の映画なんだろうと思った瞬間、 . . . 本文を読む
新幹線に乗り、関空特急はるかに乗り、関空に着くといったことは、これから始まる旅行のほんのはじまりにすぎない。
そこから機内エンターテイメントのコンテンツが極めて少ないエア・インディアのエアバス機に乗り込むまで2時間、香港まで５時間、香港での待ち時間が1時間、デリーに到着するののに、さらに5時間半。飛行機に12時間近く乗って、デリーに到着したのは、現地時間で10時半。格安バックパッカーの春休み大 . . . 本文を読む
以前、三島由紀夫がインドという国は、行くべきときに行くべき人を呼び寄せるというようなことをいってましたが、ぼくもついに呼び寄せられたようです。
今からトラを見にインドに行ってきます。 . . . 本文を読む