新装開店☆玉野シンジケート!

セクシュアリティ・科学・社会・映画

Wikipediaの「X-メン」の項目に加筆

2008年01月15日 15時43分38秒 | ゲイ・コミュニティ
日本語版のwikipediaの「X-メン」の項目には、キャラクターの紹介などは詳細になされていたのですが、LGBTなどの社会的な問題については記述がなかったので、加筆しておきました。

ご高覧の上、誤りがありましたらご訂正いただけると幸いです。
また、映画でもコミックでもかまいませんが、同性愛的なシーンがあれば、加筆していただけると幸いです。

こちらのHPです。

最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
追記 (玉野真路)
2008-01-15 22:47:01
今回、書き込んだ内容はこちらです。

社会問題の取り込み
ミュータントと一般の人間の紛争は、アメリカでのマイノリティたちが経験したことだといわれている。たとえばユダヤ人、アフリカン-アメリカン、社会主義者、LGBTなどだ。

人種差別問題
この物語の根底には、公民権の問題が潜んでいる。ミュータントは迫害を受ける人種的・宗教的マイノリティの暗喩であると見られることがある。プロフェッサーXはアフリカ系アメリカ人の公民権運動の指導者、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアに、マグニートーはマルコムXに喩えられる。 またマグニートーはホロコーストの生き残りであり、ナチス・ドイツのメタファーとされる。映画三作目の『X-men Final Dicision』では、マグニートーに奴隷番号らしい刻印が示される。

LGBT問題
映画『X-men』シリーズでは、1作目、2作目の監督がハリウッドでも珍しくカミングアウトしたゲイであるブライアン・シンガーである。彼の描くミュータントたちは自分の本性を隠していることも多く、会話中に自分の力に気付いた年齢が問われるシーンもある。また、ウルバリンが入るバーで入った瞬間に全員が一瞬、彼を凝視するなど細かい描写にもゲイ的な感受性が取り入れられている。 一作目では、ロバート・ケリー上院議員が、ミュータントが学校で先生になってもよいのかを問うのは、イギリスで地域の権威者が同性愛を促進することを禁じて問題となったSection28のメタファーとなっている。この問題には、イギリス人でカミングアウトしたゲイであるイアン・マッケラン(映画ではマグニートーを演じている)も反対運動に参加している。 二作目では、ボビー・ドレイクがミュータントとして家族にカミングアウトをするシーンがある。ミュータントの遺伝子は父親から受け継ぐという、遺伝的本質主義が採用されている。そのあと母親は「普通の人間にはなれないの?」と息子に問う。これは環境や意識の変化によって同性愛を「矯正」できるとする立場を代表する。同性愛が遺伝によるものか環境によるものかという議論は長く行われている。
返信する