世の中、いろんな研究をする方がいらっしゃるようです。オーストラリアの研究者たちがこのほど題名のような発見をしたとBBCが報道しました。
ニュースソースはこちらから。
20歳から50歳までの間、射精を週に5回以上していた人は、前立腺がんの発症が三分の一程度に減るということです。
どうも前立腺から分泌される液体には発がん物質が含まれており、頻繁に射精をすることで、それが排出されるのではない . . . 本文を読む
丸山てのるさんが、同性愛の双子に言及なさっておられますので、同性愛の双子研究についてこれまでの研究の状況についてコメントしておきます。
主に双子(とくに一卵性双生児)で、片方がゲイであるときにもう片方がゲイである確率がどの程度であるのかを調べます。一卵性双生児は遺伝的には完全におなじであるため、遺伝的な影響が強ければ、一致率は高くなり、遺伝の寄与率が低ければ一致率は下がります。
この種の . . . 本文を読む
第5章は元桑名市民病院副院長の中山尚夫というお医者様と、桜井さんの対談を中心に編んでいます。
まず膣は免疫機能にすぐれた外敵を体内に侵入させにくい構造と機能を有していることが説明されます。
続いて、桜井さんが「ということは、男女の性行為と違って、男性同士の同性愛の場合は、ペニスと肛門の組み合わせになります。これは人体のつくりに適ったものではない、ということでしょうか」と質問を発する。 . . . 本文を読む
第4章では例の『ラブ&ボディ BOOK』を批判しています。
性教育はしていはいけないことなので、当然、この冊子も批判の対象になっているわけです。ここでは文科省やこの教材を推した遠山敦子文部科学大臣(当時)は悪者で、それを攻撃した山谷議員はヒーローです。ついでにここでは“科学的”であることも批判の対象となっています。
たしかにピル礼賛は薬品メーカーの意図が見え隠れしますのでどうかと思うの . . . 本文を読む
今日は、補足的にちょっとだけ。
第3章の終りに、自慰行為の奨励によって射精障害や自慰依存症になるということが書いてあります。
性教協の教師たちが自慰を「悪いことではない」といって奨励した結果、「挿入はできるけれど、射精ができない、萎えてしまうがどうしたらいいか?」と相談に来る大学生がいて問題だというわけです。
性教協の機関誌『SEXUALITY』でそういう例が取り上げられていて、性教 . . . 本文を読む
そんなわけで、同性愛についてのこの方の意見を見てみましょう。
まず、敵陣(=ジェンダーフリー陣営)の見解として、性教育協会(性教協)の機関誌『SEXUALITY Vol.29』から引用しています。
鹿児島市の公立小学校の先生である二川政文教諭が書いた文章です。そのなかで「同性の友だちとのふれあいが楽しく、もっともっと成長していくとそのふれあいの対象が異性にかわっていきます。でも中には同性 . . . 本文を読む
そんなわけで、いよいよ第三章です。
ここはいわゆる「ジェンダーフリー」論と、それに対する右からの攻撃が主に書いてある。
もう、本当にどうにかしてもらいたいんだよね。
ジェンダーフリー陣営の方々は1人でも例外がいれば傾向自体がないと主張するし、本書の著者のような右翼側の方々は傾向があればそれを絶対化する。どっちも違うんだよな。何でそんな簡単なことが分からないのか前々から不思議なのである . . . 本文を読む
性を子どもたちにどういうタイミングで、どのように教えるのが妥当なのか?って難しい。個人的な経験や信仰や信念があからさまに対立するからなんだろう。イデオロギーの対立っぽくなっちゃうところがどうしてもある。あるイデオロギーを声高に唱えるのも時には必要なのかもしれないが、どうもぼくの性分じゃない。
一方で客観的にどのような教育が、将来より多くの子どもたちが性によって自分や他人を傷つけないでいられる . . . 本文を読む
日本のゲイのHIV感染増加について、いろいろな方がいろいろなことを言っておられます。日本のゲイについて否定的な意見が多いように思われます。
しかし、アメリカでは3億人の人口で毎年4万人の感染者を出している。人口8200万人ほどのドイツと、人口6000万人ほどのフランスはちょっと前に年間新規感染者数が1万人を超えました。人口6000万人ほどのイギリスでも7000人を超えました。
いま詳しいデ . . . 本文を読む
「ビートたけしでも出なきゃ石原さんの一人勝ち」といわれていた都知事選ですが、浅野さんもなかなか健闘しているとのこと。
右派の石原さんに対抗して、石原さんがとりこぼしているマイノリティ票を集めにかかっています。
こちらに日刊スポーツの記事。
一部引用すると……
> 浅野史郎氏(59)が26日夜、大田区の区民集会に出席し、
>争点を少数派や弱者の「人権」や「差別問題」にシフトすることを
. . . 本文を読む
昨日は国際エイズデーだったんで、エイズのこともいろいろ書きたいことはあるわけです(Living Togetherのこととか、世界の感染者の状況とか)が、ちょっといま忙しくてできません。またおいおい書いていきます。
とりあえず、mixiのほうで書いてあった本の批判です。
『遺伝子「不平等」社会』という本で、池田清彦という人が同性愛の科学について批判をしていました。この人は、ネオ・ダーウィニズ . . . 本文を読む
加藤秀一著の「ジェンダー入門」を読みました。とりあえず同性愛について語っている部分について書いてみます。
本書には同性愛の科学について言及があるのですが、アナクロニズムとしかいいようのない本質主義批判をなさっている本でございます。
つまりは、いつものヘタレ科学批判。
「科学的に同性愛の原因をさぐっていって、もし本当に分かったりしたら、出生前の遺伝子診断やら堕胎やらで同性愛者はいなくなってし . . . 本文を読む
安倍晋三の『美しい国へ』を読みました。
彼の家族観を取り出してみます。
この本の214ページあたりから、「大草原の小さな家」の家族をレーガンがアメリカの理想的な家族として称揚したことを下敷きに、日本の教育では家族のモデルを提示していないことを問題にします。 アメリカでは『大草原の小さな家』をモデルにしたため、少子化がストップしたのだそうです(ホント?)。
「家庭科の教科書などは . . . 本文を読む
香川県で着実な活動を続けているプラウドの定例会に、国会議員をお招きして談話会をするそうです。セクシュアリティの団体に国会議員が来てお話をきけるのは、たいへん貴重な機会です。お近くの方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか?
プラウド 定例会■
◎9月: 小川淳也氏をお招きして
日時:2006年9月10日(日) 午後1時開場 / 午後1時30分開始
場所:高松市内
参 . . . 本文を読む
『ヨコハマメリー』見てきましたよ。
監督と主題歌を歌った渚よう子さんのトークショーもあるということで、シネマテークにしては珍しく、立ち見も出る超満員。100人くらいいたと思います。 . . . 本文を読む