新装開店☆玉野シンジケート!

セクシュアリティ・科学・社会・映画

レンベ海峡のクリッターズ ファイル19 イソギンチャクガニ

2009年05月05日 01時29分03秒 | レンベ海峡のクリッターズ
 小さな海の動物たちが隠れる絶好の場所は、イソギンチャクとウニってのは分かったと思います。なにせイソギンチャクの毒針とウニの棘は強力に身を守ってくれます。  他の生物と共生している動物シリーズの最後は、イソギンチャクに共生しているカニ。  こいつも名前が分からないんですが、イソギンチャクの触手の隙間をがさがさ動き回っていました。  この海域はマクロ系(注1)はホント天国みたいなところですよ。 . . . 本文を読む

レンベ海峡のクリッターズ ファイル18 バンカイカーディナルフィッシュ

2009年05月05日 01時05分03秒 | レンベ海峡のクリッターズ
 早くしないと一年経っちゃう連載ですが、どうも相変わらず仕事に裁判にと忙しい日々です。  今日はひさびさにレンベ海峡のクリッターズの紹介。  本日のクリッターは、レンベ海峡にしては美しい魚です。  バンカイ・カーディナル・フィッシュはバンカイ島周辺だけに住んでいるはずだったんですが、船のバランスをとるためのバラスト水に混じってこっちにきたのか、だれかが捨てたのか、ともかくなぜか流れ着いてこのあた . . . 本文を読む

レンベ海峡のクリッターズ ファイル17 ウニとエビ

2009年01月01日 12時44分43秒 | レンベ海峡のクリッターズ
なかなか書けない「レンベ海峡のクリッターズ」です。 すでに旅行から5ヶ月以上経過して、記憶もあいまいになりつつありますが、ぼちぼちやっていきます。 レンベ海峡は、なぜか知りませんが、ともかく擬態と共生があちこちに見られる特異な海域です。前回の続きで、周囲の生物と共生関係を作っている生き物を紹介していきます。 この海域には、妙に奇抜は色彩のウニがいます。 ウニには棘がありますので、その隙間に隠れ . . . 本文を読む

レンベ海峡のクリッターズ ファイル16 クマノミ

2008年11月08日 19時25分11秒 | レンベ海峡のクリッターズ
 そういえば、クマノミの写真も一応撮ったのでした(笑)。  あまりにも普通にいる種なのでダイバーにはあまり人気がありません。  クマノミは案外攻撃的で、ダイバーが近づいてきたら攻撃に来ます。  そんで、別の魚を撮ろうとしたら邪魔しにきたのです。なんでボケボケなんですけれどね。  しかし、クマノミは生物学的には面白いです。  まずイソギンチャクと共生をしている点。イソギンチャクの刺胞が刺さらない . . . 本文を読む

レンベ海峡のクリッターズ ファイル15 イソギンチャクに隠れるエビ

2008年11月08日 19時00分54秒 | レンベ海峡のクリッターズ
 ここからは、他の生物に守ってもらって生きている生き物たちです。  残念ながら、エビやカニの名前がなかなか調べがつかないので、種の名前が分からないものが多くなっちゃいます。ご存知の方がいらっしゃいましたら、お知らせください。  こちらのエビはイソギンチャクの柄の部分についていました。  この場所は、イソギンチャクは襲えないようになっているのか、それとも襲われても平気なエビなのかは分かりません。 . . . 本文を読む

レンベ海峡のクリッターズ 閑話

2008年11月08日 18時17分06秒 | レンベ海峡のクリッターズ
これで、周囲の環境に擬態をしているタイプの生き物と、他の生物に擬態をしているタイプの生き物が大体終わりです。 これからは、他の生き物に守ってもらって生きているタイプの生き物、毒を持って生きているタイプの生き物、夜に生きている生き物が出てきます。 ……ってなかなか進みませんね。 . . . 本文を読む

レンベ海峡のクリッターズ~ファイル14 ピグミーシーホース

2008年10月26日 01時22分00秒 | レンベ海峡のクリッターズ
究極の擬態をした魚です。 またまたタツノオトシゴの仲間です。 この仲間はどうしてこうもうまい擬態をするんでしょう? というか、この魚を見つけた人はすごいです。 ソフトコーラルについているんですが、色も体のぽちぽちもまるでそっくりです。 ガイドが見つけてくれないと自分で見つけるのはほとんど不可能ですねー。 見つかったのは割りと最近です。 水中で見ると色も同じにしか見えません。 きっと見つけた人は . . . 本文を読む

レンベ海峡のクリッターズ~ファイル13 カエルアンコウ all stars

2008年10月17日 01時16分54秒 | レンベ海峡のクリッターズ
 しばらく間が開いてしまいました。  なかなか時間が取れないですが、ゆっくりのんびり更新していきますね。  今回は、カエルアンコウの仲間です。  種の同定まできちんとできないのですが、いくつかの種類のカエルアンコウがこの海域にはいます。数はすごく多い。あっちにもこっちにも大きなカエルアンコウが転がっています。  カエルアンコウは「イザリウオ」といわれていましたが、それはおそらく胸鰭が足のようにな . . . 本文を読む

レンベ海峡のクリッターズ~ファイル12 カミソリウオ

2008年09月27日 13時37分54秒 | レンベ海峡のクリッターズ
カミソリウオもトゲウオ科の魚です。 この仲間は、一般の魚のイメージからはどうしても遠ざかっていってしまう傾向があるようです。 ガイドが「真っ赤なパイプフィッシュがいるから見に行こう」といって連れて行ってくれました。英語では、カミソリウオとヨウジウオをまとめてパイプフィッシュ。カミソリウオ科の魚はGhost Pipefishと呼びます。オバケなんですね。たしかに積極的に生きているというよりはひたす . . . 本文を読む

レンベ海峡のクリッターズ~ファイル11 ニシキフウライウオ

2008年09月27日 13時08分26秒 | レンベ海峡のクリッターズ
トゲウオ目カミソリウオ科の魚です。 タツノオトシゴとはわりと近縁です。 トゲウオ科の魚たちは、タツノオトシゴもカミソリウオも本当に擬態が得意です。 ダイバーはなぜか擬態と共生が大好きなので、こういう魚が伊豆や串本にあらわれると、騒然とするようです。ニシキフウライウオを囲って水中で人垣ができ、これを一目見たというので、みんなニコニコ大満足で帰っていくという珍しい魚です。 温帯域では冬は越せないので . . . 本文を読む

レンベ海峡のクリッターズ お知らせ

2008年09月26日 13時22分47秒 | レンベ海峡のクリッターズ
ツマジロオコゼとSpiny Devilfishの画像がないと指摘をしていただきまして、修正をしました。そのせいで、ちょっと順序がとっちがっちゃいました。ご覧ください。 ここまでで、登場した生き物たちは、周囲の環境を利用して、砂に潜ったり、砂地に擬態をして生きています。 これから、周囲の生物に擬態をしている生き物たちをご紹介していきたいと思います。 いや、こうしてみると、本当に、レンベ海峡っ . . . 本文を読む

レンベ海峡のクリッターズ~ファイル10 イバラタツ

2008年09月26日 13時13分19秒 | レンベ海峡のクリッターズ
いわゆる、タツノオトシゴの仲間です。 タツノオトシゴはトゲウオ目ヨウジウオ亜目ヨウジウオ科タツノオトシゴ亜科タツノオトシゴ属に分類される魚です。魚なんですよ、これ。普通、魚は体が前後に伸びていて、水中を泳ぐのに適した形になっているんですが、タツノオトシゴは直立していて、長い尻尾で海藻や落ちている木やサンゴに絡みついて身体を支えます。およそ魚には見えないユーモラスな外見からダイバーにも人気があり . . . 本文を読む

レンベ海峡のクリッターズ~ファイル6 SPINY DEVILFISH

2008年09月26日 12時33分35秒 | レンベ海峡のクリッターズ
和名はヒメオニオコゼ。 オコゼの仲間ですから背びれには猛毒があり、さされると当分激痛が消えないそうです。 でも、ヒメなんてちょっとかわいい名前がついていたりするわけです。名は体をあらわす。赤っぽくて案外きれいな魚です。日本でも伊豆以南には生息しており、沖縄あたりの砂地にはしばしば出現する種ですが、レンベ海峡ではたくさん見られ名物になっている魚です。 ヒレを広げると派手な模様がぱっとひろがりたしか . . . 本文を読む

レンベ海峡のクリッターズ~ファイル7 ツマジロオコゼ

2008年09月26日 02時47分42秒 | レンベ海峡のクリッターズ
英語名はCockatoo Waspfish。 英語でハチは二つに分けられていて、スズメバチのように大型で人を刺すようなタイプのハチはWasp、ミツバチのようにおとなしいタイプのハチはBeeです。Waspfishですから、これも人を刺す恐ろしい魚という意味。 日本語でもオコゼとなっていますね。ただ同じカサゴ目の中でも、前出のSpiny Devilfishはオニオコゼ科に属していて、こちらはハオコゼ科 . . . 本文を読む