キュートなバアサンになるために

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祖母の形見

2016-09-25 19:53:23 | 正しいバアサンへの道
                
 今年の春、法事で広島に行った時、叔母から祖母の着物をみんなに形見分けしたい、と話が出ました。

親戚一同 ちょっと困った顔をしていました。 だって今どきあまり着物を着る機会はありませんし、着物をしまっておく場所もありませんから。
でも、今まで保管してくれていた叔母にしても自分が元気なうちにいろいろ整理しておかないと自分が動けなくなってからではどうしようもなくなるし 従妹たちも困ってしまうし、かといって祖母の着物を自分の一存で捨てるということはできなかったみたいです。
 祖母は働いていた私の母に代わって私を育ててくれました。
その祖母の思い出の品を捨てるのは私としても忍びなく 着物の前で困っている親戚の前で「もしよければ私にもいただけませんか?」とお願いして思い出の帯を一本いただきました。

 子どもの頃、祖母がこの帯を買うまで祖母の着物に興味はなかったのですが この帯にはお人形さんがついていたので子ども心に「なんかかわいいかも・・・」と思ったことを覚えています。
これ、『お人形さん』ではなくて『唐子さん』なのですけど・・・・

       
 子どもの頃は かわいいお人形さんが付いてる、と思ったのですが 今になってよく見ると あんまりかわいらしくはないですね~

 今年の春にいただいた物をなぜ今ごろご紹介しているかというと・・・・
いただいて帰ってきたものの その後どこに行ったのかわからなくなっていたのです。

 つい先日その行方不明になっていた帯が出てきました。 なぜか下の息子の机の上に置かれていました。 家を離れている下の息子の部屋は物置状態です。
どうやら帰宅して荷物を一時的に息子の部屋に置いたつもりがそのままになってしまっていたようです。

 祖母は外出するときに私のリクエストに答えてよくこの帯を締めていたので かなりボロボロになってしまいましたが やっぱりこの帯、私にとっては懐かしく特別なものです。
コメント
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