奈良旅行最終日はセンチメンタルジャーニーになりました。
高校時代、ミホチャンという同級生が『ディスカバージャパン』というサークルを作りました。 当時のJRのCMみたいでしたが・・・
たまたまクラス担任の先生が当時の薬師寺の管長の髙田好胤さんと親しかったので薬師寺に泊めていただき 明日香路を歩こう、とミホチャンの発案で十数人で奈良に行きました。
どのようなルートでどこを巡ったかはっきりとは覚えていませんが薬師寺と近くの唐招提寺、そして明日香路を歩き、最後に京都のはずれにある当時国語の教科書に載っていた浄瑠璃寺に行ったことを覚えています。
今回はまず唐招提寺へ。
たまたま中国(台湾?)のテレビの撮影をしていましたが あまり多くの人はおらず静かな境内でした。
今は公開の時期ではないのでれプレカでしたが鑑真和上の像にも対面できました。
昔はあんなお堂ではなく もっと広々したところに安置されてた、と思うのですが・・・(しかも本物が・・・)
唐招提寺からは徒歩で薬師寺へ。
薬師寺は高校生の頃行った時とはずいぶん変わっていました。
まず 薬師三尊像が安置されている金堂、当時はありませんでした。 この金堂を建てるために当時の髙田管長は『写経』を積極的に進めていらっしゃいました。
写経をすることで一般に方たちから浄財を集め、そのお金で金堂が再建されました。
写経をする時に私の書いたお経はご本尊の台座の下に収められると聞いていました。
今回、薬師寺の方に伺ったところ、金堂の天井裏に棚が作ってあり、そこに収められていて 希望すれば見せていただけるそうです。
時間があれば見せていただきたい気持ちもあったのですが あまり時間もなかったので残念ながらパスしました。
見せていただける、とはいえ いつ行ったのかはっきりしてませんし・・・(高1か高2かはっきり覚えていないんです)
私が行った時残っていた東搭は残念ながら工事中で見ることはできませんでした。
でも、当時残っていなかった西塔は見ることができました。
そして、一番知りたかった場所、「私はどこに泊まったのか?」・・・・・
当時のことで覚えているのはこんな有名なお寺の中に泊めていただいていいんですか?とお寺の方に話したら「いいですよ、ここは新しい建物だから。」と言われ、でも古そうだけどなあ、と思ったら「だってここ、鎌倉時代の建物なんですよ、新しいでしょ?」と言われてしまいびっくりしたのを覚えています。
いくらなんでも違う場所だと思いますが・・・・・だって中に収められている仏像は国宝だそうです。
ここはちょっと泊まれる雰囲気じゃないですよね~
どこに泊めていただいたかは分かりませんでしたが 朝早く お坊さんたちと薬師三尊像の前で朝のお勤めを経験させていただいたのは とてもすばらしい経験でした。
私にとって薬師寺は特別なお寺です。