for the best performance

関心事 原発、放射能、化学物質の蔓延、大気と水と土地、外国人流入、宇宙、

人類の歴史を無にするリスク、原子力

2011-09-27 03:08:53 | Weblog
 
 
<福島原発での地下水汚染>
放射性物質は極めて重量が重く、深く地下に浸透し、地下水脈を汚染している。(とてつもない規模で)300KM圏、500km圏への拡がり
この調査はあまりの恐怖であるがゆえに調べも進まず、公表せず、または明らかにするのを国が恐れ、そこまでないはずだと国民不安を抑える。その間にわれわれは取り返しのつかない危険にされされている。国にはできないことを国民みんなの力であきらかにして知恵を出し合いこの危機の打開に一歩進もう。何とか視聴率の忙しいマスコミが動けないものか。やはりスポンサに都合悪いのか。みんな御仕舞いになる危険があるというのに。目に見えないから怖い。心配しすぎだというのなら、各国の原発関連裏情報を見ればわかると思うが。 
 
 
第1節 原子力利用における潜在的危険性 
原子力と放射線)
 我々は、大きな電力エネルギー源としての原子力のほかに、病院でのX線撮影や放射線治療などに用いる放射線源としても原子力を活用している。
 原子力発電所で生み出されるエネルギーは、原子核が核分裂する際に生じる。これまで人類が利用してきた化石燃料などの化学エネルギーとは、発生の仕組みが異なり、炭素原子1個の燃焼によるエネルギーと、ウラン原子1個の核分裂によるエネルギーでは、数百万倍もの大きな差異がある。
 あらゆる物質は原子からできているが、原子は、中性子と陽子からなる原子核と、その周囲に存在する電子から構成されている。
 原子力発電は、ウランやプルトニウムなど、中性子が衝突すると原子核が核分裂を起こす性質を持つ原子を含む物質を用い、それらの核分裂の起こり方を人工的に制御しつつ、核分裂によって発生するエネルギーを取り出し、発電に利用しているものである。
 核分裂によって生じる破片を核分裂生成物といい、そのほとんどが放射性物質であるため、原子炉の運転に伴って多量の放射性物質が炉内に蓄積される。また、核分裂に伴って発生する中性子によって原子炉の構造物が放射化*1される。

 これら核分裂に伴うエネルギーと放射性物質の発生と蓄積が原子力発電の潜在的危険性の主要な要因である。

 


*1
 中性子線など高エネルギーの放射線を物質に照射した際に核反応が起こり、物質内に放射性核種ができること。

 

○図表1-1-1:核分裂と核融合の仕組み 

 

 既に実用化されている原子炉は、こうしたウランやプルトニウムの原子核が核分裂する際に生じる「核分裂エネルギー」を利用しているが、このほか原子力エネルギーとしては、原子核が融合する際に生じる「核融合エネルギー」がある。この核融合エネルギーは、現在のところ実用化されていないが、重水素*1や三重水素*2を用いた核融合エネルギーの利用も研究が進められている。現在国際協力の下で工学設計活動が進められている国際熱核融合実験炉(ITER)は、このための大型実験施設である。核融合では、核分裂生成物は発生しないが、燃料に用いるトリチウムは放射性物質であり、また発生する中性子によって構造材料が放射化される。
 一方、放射線を利用して、医療分野では、病院でのX線等による検査・診断・がん治療が、工業分野では、タイヤ、プラスチック等の性質の改良、半導体デバイスの製造、非破壊検査などが幅広く行われている。また、食品の殺菌、劣化防止、医療器具の滅菌が目的の放射線照射など、身近な生活の中でも原子力は広く実用化されている。さらに、原子、分子などのミクロ(極微)の世界の観察、計測、微細加工等、先端的研究開発でも原子力は不可欠な手段となっている。
 放射線とは、エネルギーを持った粒子又は波の流れであり、エネルギー的に不安定な原子核が、より安定な原子核に変わる際に放出する電磁波や粒子線を含む。放射線を発する性質を放射能といい、放射能を持つ物質を放射性物質という。
 この外、宇宙から常に降り注ぐ宇宙線も放射線であり、また、原子核物理の研究や医療用に使われる加速器などからも放射線が発生する。
 放射線の一種であるX線は、1895年にレントゲンによって発見された。1938年に核分裂が発見されるかなり前から、病気やけがの診断に利用されるなど、様々な研究・利用が行われている。
 放射線は、我々の五感には感じられないが、計器を用いれば、1個1個の電子の流れに至るまで、自然界に存在する超微量の放射線でも計測することができる。
 その一方で、これら放射線を人体が受けるとき、その量によっては健康上不利益な影響を受けることがある。

 したがって、原子力利用においては、その際発生する様々な種類の放射性物質を閉じ込め、発生する放射線を制御・遮蔽し、人体が不用意に放射線にさらされないよう放射線防護・放射線管理の徹底を図ることが重要である

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダークマター  宇宙の謎を解く鍵

2011-09-27 02:54:58 | Weblog

「ダークマター」 宇宙の謎を解く鍵を求めて

20110922日  nikkei

暗黒物質(ダークマター)の謎に迫る

 銀河は、宇宙空間でランダムに存在しているわけではなく、多くは銀河団という群れをなしています。

 銀河を構成している星や星間物質の重力だけでは、この群れの原因をなかなか説明しきれません。ハッブル宇宙望遠鏡が打ち上げられる前から、相当の重力を及ぼす正体不明の暗黒物質(ダークマター)の存在が明らかになっていました。

 暗黒物質がおそらく、銀河団をまとめる源になっていると考えられています。ハッブル宇宙望遠鏡は、その謎にも迫りました。

 50億光年かなたの銀河団CL0024+17をとらえた画像では、銀河団のまわりにリングのように、背景の銀河の姿がゆがんで見えています。このゆがみは、暗黒物質の重力の影響で生じているのです。この「重力レンズ」と呼ばれる効果によって、見えない暗黒物質を見事にとらえることができました。

初期宇宙の銀河団の観測で見つかった、暗黒物質の巨大なリング構造。
NASA, ESA, the GOODS Team and M. Giavalisco (STScI)

 さらに地上の大型望遠鏡との共同観測によって、暗黒物質の空間分布まで明らかになりつつあります。

 世界中の研究者が集まって行われた、ハッブル宇宙望遠鏡史上最大といわれるコスモス・プロジェクトでは、日本が誇るすばる望遠鏡も加わって、はじめて暗黒物質の三次元構造が浮き彫りにされました。ハッブル宇宙望遠鏡はこうして、はるか深宇宙に目をこらし、光では見えない暗黒物質の姿をも明らかにしてきたのです。

 

コスモスプロジェクトによって浮き彫りにされた暗黒物質の三次元構造。左手前が近くの宇宙、右奥へいくほど距離が遠くなる。
STScI, Ray Villard, Richard Massey)  nikkei

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする