アルバニア・マフィアの血族の歴史は15世紀までさかのぼるという。彼らの勢力はヨーロッパ各地あるいはアメリカなど幅広い。「バルカン・コネクション」というイスタンブールからベオグラードの麻薬(ヘロイン)ルートをもっており、これが長きに渡って機能しているようだ。
ソ連崩壊後に活性化したと見られている。非常に多くの組織があり、構成員は国内外あわせて10万~30万人以上といわれている。ロシアのGNPの40%をこうした組織が稼いでいるとも。世界各国で活動しており、日本も例外ではない。盗難車、麻薬、武器などの密輸を行っているようだ。
香港を拠点として活動する犯罪組織を総称して三合会(英語ではトライアド)という。世界中の中国人社会に影響力を持っているとされその規模は非常に広範囲である。
7.イスラエル・マフィア
イスラエル・マフィアもまた世界的なネットを持っている。南米とアフリカをまたにかけた「臓器売買」や国際強制売春活動、あるいは日本でのアクセサリー売りによるエクスタシー(麻薬)の拡散などなど。
6.セルビア・マフィア
バルカン半島、旧ユーゴの国々ではどこもマフィアが精力的である。アルバニア・マフィアと連携して麻薬をヨーロッパにまわす。それから政治権力との癒着、結びつきが強いのも特徴的である。ダチッチ首相のマフィア関連スキャンダルが近頃発覚した。
5.シチリアン・マフィア あるいはコーサ・ノストラ
マフィアという名前の根源はイタリアのシチリア島を拠点とする組織「マフィア」である。ゴッドファーザーをはじめ数々の映画作品で取り上げられてきた「マフィア」はいまや犯罪組織の代名詞となっている。19世紀にシチリア島からアメリカに移住してきて大都市を中心に勢力を拡大してきた。マフィアのうちでアメリカに移住してきたアメリカン・マフィアをコーサ・ノストラと呼ぶ。
4.コロンビアの麻薬組織(カルテル)
コロンビアといえば麻薬である。パブロ・エスコバルという麻薬王が世界で7番目の大富豪となったことでも有名だ。彼が作った組織がメデジン・カルテル。それを受け継いだのがカリ・カルテルである。カリ・カルテルは営利誘拐を生業とする「ロス・チェマス団」が前身である。
3.ヤクザ―ジャパニーズ・マフィア
海外ではジャパニーズ・マフィアとも呼ばれているが、刺青、指詰め、盃事などの特殊な文化を持つことで「YAKUZA」の名は世界でもよく知られている。年々、暴対法が改定されて行き警察による取締りが厳しくなっており、組同士の激しい抗争も減っているようだ。現在公安が指定している暴力団は21団体あるとのこと。なかでも特に凶悪とみなされる組織として福岡県の4団体がもっとも強く監視されているらしい。
2.MS-13
正式にはマラ・サルバトルチャ。エルサルバドルを中心にグアテマラ、ホンジュラスの出身者で構成されアメリカをはじめ近年急速に世界各国に勢力を拡大している。構成員は全世界に10万人とも言われている。米財務省は自国内のギャングに対して初めて金融制裁を宣言した。現在世界で最も危険な組織の一つ。
1.メキシコの麻薬組織(カルテル)
メキシコのカルテルは世界最高に怖ろしいといえるだろう。カルテル同士の縄張り争いおよびカルテルとメキシコ政府、軍との武力紛争(メキシコ麻薬戦争)はなお継続中であり、アメリカも含めて7万人以上が死亡したとされる。カルテルの中でも最も残虐なのはロス・セタスであろう。はむかうものは容赦なく殺戮し死体を路上に晒す行為を繰り返している。高性能のボディアーマー、重機関銃、対空ミサイルに加え攻撃ヘリコプターまで所有している。装備のレベルが一般レベルをはるかに超えている。
■参考サイト
今回は世界で最も危険なマフィア、ギャング、犯罪組織の話題です。ヤクザが海外でジャパニーズ・マフィアとよばれることがあるように「マフィア」というのは犯罪組織の代名詞となっていますが、もともとはイタリアの...
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