スミレ科、Violaceae、スミレ属、グリーンランド~ユーラシア大陸北部~北米原産、多年草、
学名:Viola palustris、
英名:Marsh Violet、Alpine Marsh Violet、Bog violet、
2017年5月23日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、
ヴィオラ・パルストリス Viola palustris の花。表示名は学名の音読み。
Viola palustris ( 湿原バイオレット または高山湿原バイオレット )と言う名前のとおり、標高1900m付近の湿原に生育。
苔の下には水たまりがある。
花の直径は1センチほど。ヴィオラ・パルストリス Viola palustris でした。
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(GKZ植物事典より)和名は、学名の音読み。属名はスミレのラテン古名から。種小名は「沼地性の」の意。
ヴィオラ・パルストリスはスミレ科の多年草である。本種は、原産地の項に記した地で、標高 0~1800mの沼地に自生の見られる野草である。茎は地を匍匐し、小さな群落を作る。草丈は 3~20㎝ 程度となる。葉は、径 6㎝程度の腎形で、2~4個が根出し、ロゼット状に地に広がりを見せる。葉の縁部は粗鋸歯を持ち、基部では長い葉柄に連なる。葉の表面には幾分光沢がある。4~7月頃、葉腋から花柄を伸ばし、径 1㎝程度で淡青色の花をつける。花冠は 5裂し、上唇は 2個、下唇は 3個となり、下唇の中央裂片には濃青色の条紋が走る。(GKZ植物事典より)