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和宮様が突然「御車を止めよ」と命じた。
国道を少しバックして路傍の草むらを見ると黄金色のきのこが見えた。
そういえば、5・6年前同じ場所で発見した「コガネタケ」(ハラタケ科)のようだ。
だいぶ大きくなっていたので、きな粉状の粉末は全身には見られなかったが、黄土色が特徴のきのこだ。
焼くとスルメに似た風味があるというが、食べるには天ぷら・フライが一般的だ。
この場所に数年は育っていたが5・6年は全く姿を見せなかった。和宮様はここを通るたびにチェックしているという。
近づくと強いきのこ臭があるはずだが、もう老菌に近いのだろうか臭いはあまりなかった。したがって、収穫はしなかった。
来年はぜひ黄金色の勇姿を見せてほしいものだ。