昼間飛んでいた体長1cmほどの「ジョウカイボン」がいつのまにか夜に家で待っていた。「浄海坊」とは、出家した平清盛の僧名だ。以前、ジョウカイボンはカミキリモドキと混同されていたころ、後者の毒が皮膚につくと火傷の炎症を起こすことから、熱病に苦しんだ清盛にたどりつく。ジョウカイボンは日本でも100種類以上もあると言われるほど多様だが、これは首が細いので「クビボソジョウカイ」の仲間かもしれない。
和宮様が突然「出たー!」と叫んだので、あわてて台所に行ってみると見事な「アシダカグモ」が張りついていた。13cmはあったろうと思われるほどの大きさだ。ゴキブリが少ないのは彼のおかげかも知れないが、ゴキブリを捕捉するほどの俊足を誇る。久しぶりにデカイ蜘蛛に出会う。