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山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

化仏を支える

2010-01-22 18:59:36 | 石仏・石造物
 頭上にかわいい化仏を両手で支えるという珍しい千手観音石像。(浜松市細江町)
 子育て・安産など母親に人気のあった像ではないかと思われます。
 観音様の表情がまたいいですね。
 左手に、宮殿・戟(槍)のようなものが見られます。
 
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春日型石灯籠

2010-01-21 19:48:48 | 石仏・石造物
 久しぶりのしっとりとした雨が降りました。
 このところ、歯医者に連日通っていて、午前中はそれに明け暮れます。時間もガソリンもお金も神経も消費されていきます。
 気分転換に近くの神社を歩いたら、典型的な春日型石灯籠がありました。
 なぜ、春日神社の様式が全国に広まったのかわかりませんが、こういう中山間地にも伝わっているんですね。鹿の彫り物が火袋に刻まれ、それ以外に雲・後戸・三笠山・透かしがまわりに彫られています。
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鮮明な庚申塔

2010-01-08 22:08:53 | 石仏・石造物
 初詣に行ったときにお寺の隅にあった庚申塔。
 元禄年間の銘が彫ってあるシャープな像だ。
 左手に法輪、弓。右手に戟(ゲキ)のような槍?、矢。
 頭にとぐろの蛇。頭上に日・月・雲。足下に三猿(聞かざる・言わざる・見ざる)。典型的な庚申塔だ。彫像の稚拙な切り口がまた味がある。(川崎市高津区)
 
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両手を前の千手観音

2009-11-24 19:42:20 | 石仏・石造物
 手の印相が三つ見られる千手観音。
 手を胸の前に上げ、掌を正面に向けた「施無畏印(セムイイン)」が両手であるのが珍しいと思われる。
 その意味は、人々の恐れを取り除き人々を安心させる身振りということだ。
 さらに、定番の「合掌」、「定印」が見られる。
      
 左手には、三戟槍、右手には、錫杖・宝輪・数珠(又は羂索=武器としての投げ縄)らしきものが見える。
 表情はお地蔵さんのような子どもっぽい顔立ちだ。(浜松市細江町)
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刻字の馬頭観音

2009-11-18 17:51:05 | 石仏・石造物
 「くんま水車の里」(浜松市熊)の林道を歩いたときの路傍にあった「馬頭観世音」石塔。
 「右・信濃善光寺 左・鳳来寺・豊川・半僧坊」と、左右に刻まれています。
 奥山のこの集落から善光寺まで歩いていくとは、頭が下がります。

「鳳来寺」は、家康と縁が深く東照宮も建設している真言宗の寺院。703年創建、愛知県新城市。仏法僧(コノハズク)の声が聞かれ、紅葉の名所です。
 「豊川」は、きっと「豊川稲荷」を指すのでしょう。名前からして神仏混淆のなごりがあり、1441年創建の曹洞宗の「寺院」。
 「半僧坊」は、浜松市北区にある臨済宗「方広寺」の鎮守。開祖の禅師や大火を救ったと言われる「半分僧に似ている大男」に因んだところから命名。

 石塔は、高さも50cmくらいのかわいいシンプルなもので、いかにも山奥の山村らしい風情が感じられます。
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馬頭観音登場

2009-11-13 21:57:54 | 石仏・石造物
 ははー!! 合掌!
 観音様のなかでは唯一ともいうべき「忿怒相(フンヌソウ)」で、悪を懲らしめる仏として目がつりあがっているが、凛々しい尊顔は好感持てる。石工の気合が伝わってくる。
 頭巾の上の馬の顔が現在では不明瞭で、ハートに見えてしまう。しかし全体的には、めりはりよく彫られ、大切に保存されてきた「板碑型」である。
 馬頭観音に後光(輪光)が彫られているのは珍しいのではないかと思うのだが、いかがだろうか。

 近世から牛や馬の健康・冥福・行路安全等の仏として路傍や街道筋に設置された。なるほど、生活ばかりでなく、「旅」とも関係するのだね。

 天保5年の銘がある。(川崎市麻生区にあったものを多摩区の民家園に移設)
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珍しい印相の千手観音

2009-11-10 21:14:35 | 石仏・石造物
 頓智が得意のような尊顔の千手観音の舟形光背型石仏。頭部に小さな「化仏」。
 両手の三本指を折った形の印相が珍しいです。どんな意味があるかがわからないので、わかる人教えてくださーい。
 上方の両手には仏法と民衆を守るという「輪宝」と不老長寿を現す「五色雲(ゴシキウン)」らしきものがかかげられています。
 正面のお腹では橋の欄干や五重塔でお馴染みの「宝珠」(仏舎利容器、願いがかなうを象徴)がしっかり持たれています。
 やわらかな秋の日ざしのなか、煩悩に揺れる人間、時代に翻弄される人間、そこで右往左往している私、を「千手」でさしのべその手にあるという「千眼」で暖かく見つめてくれているようです。(浜松市細江町) 
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其角が歩いた!

2009-10-27 23:19:11 | 石仏・石造物
 春野町犬居城の麓に芭蕉の一番弟子「榎本其角」の句碑がひっそりと建っている。
「かし鳥に杖を投げたる麓かな」
 其角が晩年のころ、秋葉神社参詣の帰りにこのあたりを歩いて詠んだ句のようだ。
 同時に、「合羽着て鹿にすかるやあきは道」という句も残している(『五元集』)。

 「かし鳥」はカケスの別名で、どんぐりのカシをよく食べるので「樫鳥」というらしいが、ものまねが上手である。
 句の意味はわからないが、カケスの声色で馬鹿にされて思わず杖を投げたのかなと解釈したが、真意はわからない。其角の句は難解で有名だ。
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享保の庚申塔

2009-10-23 20:48:59 | 石仏・石造物
 板碑に彫られた帝釈天の使者である「青面金剛(ショウメンコンゴウ)」を主尊とした「庚申塔」は集落の「庚申講」が造った享保年間のもの(川崎市高津区)。
 4つの手に持つ弓・矢・槍(戟)・輪宝の武器で邪悪を追い払うという。
 板碑の上方に太陽・月・雲を、下方に三猿を配するという典型的な庚申塔である。頭部には蛇がとぐろを巻いているようだ。腰から下が短いのがかわいらしい。
 丁寧に保存されているところから、平安貴族のならわしが民間信仰として庶民に大切に伝播・変遷していった証でもある。庶民のエネルギーを感じる。
 庚申塔は、健康祈願が切実であったということと、徹夜で晩餐を楽しむこととを兼ねた日本人らしい折衷であり、知恵であるように思う。
 庶民に深く浸透した民間信仰のわりには、これを研究する人が少ないのが気になる。
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現代石灯籠

2009-10-10 20:09:57 | 石仏・石造物
 先日、見事な石灯籠に出会った。春日神社の石灯籠様式を基礎としながら、現代アートに高めた力作だ。
 普通は、火を入れる「火袋」やその下の「中台」は、六角や八角が多いようだが、これは四角になっている。また、一番下の「基礎」部分に龍を浮き彫りにしているのが珍しい。
 「火袋」の側面を飾る唐獅子、「中台」の干支らしき動物、「基礎」の龍といい、作者の並々ならぬ入魂振りが伝わってくる。普通は、様式がパターン化しているのだが、その伝統を踏まえながら自らのパトスを創造しているのが素晴らしい。
 石灯籠といえば、つい回帰趣味に終わってしまう中で、この新しいチャレンジに思わず唸ってしまった。(川崎市高津区)
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