15区に、この20年間、毎週末、古本市が立つ公園があります。ジョルジュ・ブラッサンス公園。歌手のブラッサンスに因んだ名前の公園です。
このちょっと厳しく、でも、どことなく愛嬌のあるパリのおやじさんがジョルジュ・ブラッサンス。フランスの中年以上の人たちに、一番好きな歌手は誰って訊くと、多くの人がブラッサンスと答えます。それほどフランス人に愛されている歌手。このCDもフランスの知人にもらったもの。彼も立派な中年です。
さて、ブラッサンスに因んだ公園、実は、毎週古本市が行なわれていることでも知られています。
ポスターに紹介されているように、1987年から毎週土日、190のブキニスト(古本屋)が公園脇にある屋根だけの施設の下に集まります。
扱っているのは、稀覯本から一般的古本、画集、写真集、絵本、そして時代の趨勢なのでしょう、CDなども並んでいます。
古本を扱うブキニストたち、最近は若い人を中心に古本に対する関心が薄れているとか言っているようですが、しかし慌てる風もなく、食事時には、みんなでテーブルを囲んでワイン片手に楽しいひと時。
また、売り方にも、時代の影響でしょうか・・・
1冊1ユーロ、7冊まとめて5ユーロ、などといった売り方をする店もあります。
せっかく行ったので、何か記念に1冊と思ったのですが、最近出たばかりの本が半値になっていたので、思わずその本を買ってしまいました。
Yasmina Reza(ヤスミナ・ルザ)という女流作家の書いた“L'aube le soir ou la nuit”(『夜明け、夕暮、あるいは夜』)という本で、大統領選を戦うサルコジ現大統領に密着取材した本です。8月に出版された、この秋の話題作の一つ。18ユーロが9ユーロでした。
この公園、住宅街にあるにしては広く、周辺住民の憩いの場になっているようです。
家族でピクニック気分。お弁当を美味しそうに食べている家族も何組かありました。
芝生に寝そべっての読書。爽やかな秋風の中、気持ちのいい読書が楽しめそうですね。
子どもが楽しめる施設も準備されています。遊戯施設、そして、ポニー。
リュクサンブール公園にもいますが、ポニー、こちらの子どもたちに大人気のようです。一人2.5ユーロ、二人なら4.8ユーロ、ここでもヴォリューム・ディスカウントがあるようです。
そして、ポリシネルのマリオネット劇場。ヴァンセンヌの森にもありますが、マリオネット、相変わらず人気があるようです。
真ん中には時計台と池。
9月は実りの季節・・・そんなことを感じさせてくれる果実たち。
そして、古本市。
ジョルジュ・ブラッサンス公園・・・ゆっくりとした時の流れを感じることのできる、憩いの場所です・・・しかし、時代の波はここにも押し寄せています。
Wi-fiに接続できるようになっています。テレビやインターネットの影響で文化活動が衰えているとも言っているブキニストたち。そのお膝元の公園で、インターネット接続。ブキニストたちはなんと嘆くのでしょうか。「時の流れ、これも人生さ」、でしょうか・・・
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このちょっと厳しく、でも、どことなく愛嬌のあるパリのおやじさんがジョルジュ・ブラッサンス。フランスの中年以上の人たちに、一番好きな歌手は誰って訊くと、多くの人がブラッサンスと答えます。それほどフランス人に愛されている歌手。このCDもフランスの知人にもらったもの。彼も立派な中年です。
さて、ブラッサンスに因んだ公園、実は、毎週古本市が行なわれていることでも知られています。
ポスターに紹介されているように、1987年から毎週土日、190のブキニスト(古本屋)が公園脇にある屋根だけの施設の下に集まります。
扱っているのは、稀覯本から一般的古本、画集、写真集、絵本、そして時代の趨勢なのでしょう、CDなども並んでいます。
古本を扱うブキニストたち、最近は若い人を中心に古本に対する関心が薄れているとか言っているようですが、しかし慌てる風もなく、食事時には、みんなでテーブルを囲んでワイン片手に楽しいひと時。
また、売り方にも、時代の影響でしょうか・・・
1冊1ユーロ、7冊まとめて5ユーロ、などといった売り方をする店もあります。
せっかく行ったので、何か記念に1冊と思ったのですが、最近出たばかりの本が半値になっていたので、思わずその本を買ってしまいました。
Yasmina Reza(ヤスミナ・ルザ)という女流作家の書いた“L'aube le soir ou la nuit”(『夜明け、夕暮、あるいは夜』)という本で、大統領選を戦うサルコジ現大統領に密着取材した本です。8月に出版された、この秋の話題作の一つ。18ユーロが9ユーロでした。
この公園、住宅街にあるにしては広く、周辺住民の憩いの場になっているようです。
家族でピクニック気分。お弁当を美味しそうに食べている家族も何組かありました。
芝生に寝そべっての読書。爽やかな秋風の中、気持ちのいい読書が楽しめそうですね。
子どもが楽しめる施設も準備されています。遊戯施設、そして、ポニー。
リュクサンブール公園にもいますが、ポニー、こちらの子どもたちに大人気のようです。一人2.5ユーロ、二人なら4.8ユーロ、ここでもヴォリューム・ディスカウントがあるようです。
そして、ポリシネルのマリオネット劇場。ヴァンセンヌの森にもありますが、マリオネット、相変わらず人気があるようです。
真ん中には時計台と池。
9月は実りの季節・・・そんなことを感じさせてくれる果実たち。
そして、古本市。
ジョルジュ・ブラッサンス公園・・・ゆっくりとした時の流れを感じることのできる、憩いの場所です・・・しかし、時代の波はここにも押し寄せています。
Wi-fiに接続できるようになっています。テレビやインターネットの影響で文化活動が衰えているとも言っているブキニストたち。そのお膝元の公園で、インターネット接続。ブキニストたちはなんと嘆くのでしょうか。「時の流れ、これも人生さ」、でしょうか・・・
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古本市と聞くだけで、浪漫が溢れているように思います。
しかもパリの街でのことですから、なお!です(^^)
そこで、古本ならぬ新本を半額でゲットしたなんて・・・!
古本市の写真から、のびのび本を探せる環境が伝わってきます。
公園でゆったり読書で憩う人、乗馬を楽しむ人、
それになんと言っても豊穣の実りのブドウ!
ステキなパリの、豊かな秋の週末を楽しめました♪
ブキニストといえばセーヌ河畔が有名ですが、ちょっと観光地化されすぎてしまったかもしれません。ブラッサンス公園のほうは、パリの人が探しに来るほどで、掘り出し物も多そうです。時代物なので触らないでください、といった注意書きのあるコーナーもあるくらいですから。実際、背表紙が擦り切れたような本も多くあります。
ぶどうは丘の斜面を利用して植えられていますが、数本ではなく、結構多くのぶどうの木が植えられています。ワインができるのかもしれないですね。