彫刻家・ロダンと東南アジアのカンボジア。どんな接点があるのでしょうか。
9月17日まで、ロダン美術館で「ロダンとカンボジアのダンサーたち」(Rodin et les danseuses cambodgiennes)という特別展が行われています。

時は、ちょうど100年前。1906年7月にパリでカンボジアのダンサーによるパフォーマンスがありました。それを一目見たロダンはすっかり魅了されてしまい、カンボジアに帰る彼女たちをマルセイユまで追いかけ、そこで彼女たちを題材におよそ150点に及ぶ素描を描いたそうです。

急いで追いかけたため、ろくな絵の道具も持っていかなかったため、鉛筆で描き、家に戻ってから水彩絵の具やグアッシュで彩色したそうです。彼女たちが踊る際の手や指の微妙な動きには特に興味を惹かれたようで、手と指だけの作品も多く含まれています。

当時66歳だったロダンにとって、まさに最後の情熱ともいえるほどの打ち込みようだったようで、カンボジアのダンサーを称して、ギリシャ人に匹敵する古代文化の伝承者だと言っているほどです。
今回の特別展では、ロダン美術館所蔵の123点とともに、当時の写真(ロダン、ダンサー、カンボジア国王)も展示されており、ロダンと東洋の邂逅が分かりやすい企画展になっています。
なお、西洋の芸術家と東洋の出会いといえば、ロダン美術館にあるゴッホのタンギー爺さん(Le Pere Tanguy)。背景にゴッホが大きな影響を受けた浮世絵が何点も描かれています。

西洋と東洋、芸術においては良い影響を与え合ってきたようです。
9月17日まで、ロダン美術館で「ロダンとカンボジアのダンサーたち」(Rodin et les danseuses cambodgiennes)という特別展が行われています。

時は、ちょうど100年前。1906年7月にパリでカンボジアのダンサーによるパフォーマンスがありました。それを一目見たロダンはすっかり魅了されてしまい、カンボジアに帰る彼女たちをマルセイユまで追いかけ、そこで彼女たちを題材におよそ150点に及ぶ素描を描いたそうです。

急いで追いかけたため、ろくな絵の道具も持っていかなかったため、鉛筆で描き、家に戻ってから水彩絵の具やグアッシュで彩色したそうです。彼女たちが踊る際の手や指の微妙な動きには特に興味を惹かれたようで、手と指だけの作品も多く含まれています。

当時66歳だったロダンにとって、まさに最後の情熱ともいえるほどの打ち込みようだったようで、カンボジアのダンサーを称して、ギリシャ人に匹敵する古代文化の伝承者だと言っているほどです。
今回の特別展では、ロダン美術館所蔵の123点とともに、当時の写真(ロダン、ダンサー、カンボジア国王)も展示されており、ロダンと東洋の邂逅が分かりやすい企画展になっています。
なお、西洋の芸術家と東洋の出会いといえば、ロダン美術館にあるゴッホのタンギー爺さん(Le Pere Tanguy)。背景にゴッホが大きな影響を受けた浮世絵が何点も描かれています。

西洋と東洋、芸術においては良い影響を与え合ってきたようです。