明るいときに見えないものが暗闇では見える。

映画を消費モノにさせないための咀嚼用ブログ。自己満足風。
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【スカイライン -征服-(2011)】

2011年07月29日 | 映画




特撮/VFX 大好きっ子達が作った特撮/VFX映画。
それ以上でもそれ以下でもない。


低予算な制作費10億円のほとんどをつぎ込んだというVFXは圧巻。ただしストーリーはすっぽコで無いに等しい。映像の類似性から『第9地区』とか期待しちゃダメ。社会風刺とかメッセージとかそんなん入ってないよ。あえて言えば「金持ちなんてやられちゃえ」かなw

でもでもでも本当に映像だけはスゴイ。ただし既視感バッチリ。

「あれもこれもそれもどっかで観たような映像のオンパレードだけど
 僕達の技術力をもってすればもっとグレードアップして作れるのさ」

ってところを魅せたい様子。素直に褒めてあげよう。えらいぞ。期待通りだ。


ところで「VFX」だけでなく「特撮」ってわざわざ言うには理由がある。
映画も終盤になってから、これだけ金をかけた映像の中で着ぐるみエイリアンとコブシで闘う主人公。もうそれだけでB級すぎて笑う。作った人たちは間違いなく特撮も大好きなはず。


さらに観た人には話題騒然の「征服3日目」のオチ。
想像力を刺激され個人的には大好き。まさかダークヒーローものだったとはっ!
あのエンドロールのテイストも超好き。

でも『スカイライン2』はカンペン。たぶんボクが脳内補完したストーリーのがオモロイw


ところで今年は『スカイライン』、『スーパー8』、『世界侵略:ロサンゼルス決戦』と期待の異星人襲来映画が3連発。『スーパー8』は観てしまったのだけど、同じ香りのする映画なのに圧倒的に『スカイライン』のんが好き。

どうしたのだJJエイブラムス。なぜあんな優等生映画を作る。君も『クローバーフィールド』の時はこっちの人だったじゃあないか。

まあ、こんな宇宙人映画を喜んで作っている/観ている人達にあっちもこっちもないのだが。



熱きB級魂を揺さぶる映画。B級じゃない人には「今年度No1.」ってCMでやっている『スーパー8』を観るが良し。このブログ読んでるようなこっち側のアナタにはぜひオススメします。



■『スカイライン-征服-』予告編(Youtube)

評価:★★★★☆

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