明るいときに見えないものが暗闇では見える。

映画を消費モノにさせないための咀嚼用ブログ。自己満足風。
それと苦手な文章の練習用。

【REC/レック2(2009)】 慣れ

2010年07月07日 | 映画
■REC2 予告編(Youtube)


【ネタバレあり】


人ってのは刺激に慣れてしまうものなのですなぁ( = =) トオイメ


前作『REC』は、P.O.V.(主観映像)映画の新しい未来を見せてくれたすんばらしいホラーで、「うはは」と笑っちゃうほど怖いお化け屋敷的演出満載で、その刺激的な映像に感涙しました。その上アンヘラたん萌えも手伝うことで(^^;続けざまに3回観てしまったという近年まれにみるステキすぎる映画だったのです。(3回目はアンヘラたん観賞のため)

で、本作『REC2』は、ザンネンながらビジュアルの怖さはそれを越えられなかったなぁというのが正直ところ。


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今回も前作同様P.O.V.(主観映像)の可能性を研究しつくしたカメラワークで新たな恐怖演出を打ち出している姿勢はチャレンジブルでスバラシイです、手持ちカメラだけでなくSWAT隊員のCCDを組み合わせ複数目線を持たせたり、暗視カメラ映像でしか見えないという新機軸を取り入れることで新たなP.O.V.の可能性を示してくれています。ところが観ている側がP.O.V慣れしちゃてんですよね。。。あまり怖くないというか、新しい演出もいかんせん小手先の工夫に見えてしまい。。。まあ同じお化け屋敷に入ってもそんな驚かないわな~といった感じで、ヤケに冷静に全編通して観てしまいました。まあそれもこれも『REC』シリーズへの期待が高いが故のこと。前回よりパワーアップしたビジュアルには十分シビレます。


ではお話はと言えばゾンビからオカルトかよっ!!ってちょっとビックリ(@_@)

そりゃあ前作が「バチカンのしわざだよん」ってクスリと笑えるいい感じの終わり方だったので、こういう展開も予測してしかるべきだったのですが、すっかりゾンビぶっ飛ばし映画を想定していたので軽く足をすくわれました。あれまあ全編エクソシストに早変わり。嶋田久作似のちょっと悪いカラス神父がリーガンの末裔達をビシビシ悪魔祓い(まああんまり強くないのですが)。オカルト大好きなボクはこの「ゾンビとオカルトの素敵な出会い」に相当ほっくりなごんだのですが、悪魔とか神とか言うと日本的には結構ウケにくい分野なので続編の興行的にはちょっと心配。今後どう舵取りしていくのかが気になります。
(↑それ以前にゾンビ映画が日本でウケているのかという考察が必要)

ところでその続編が先日、3,4と制作されることが発表されたようです(参考)。じつはホラーには「狭いところから広いところに出ると失敗する」の法則があります。暗い密閉空間の出来事だから怖いのに、続編作るときに世界観を広げるためオープンスペースに出してしまい、一気に怖くなくなっちゃうというアレ。2のラストからパンデミックビルから出ることは確実と思われますので、そこにもちょいと心配をしてます。

なんか心配ばかりしてしまいましたが、たぶんアンヘラたんが出ていれば大丈夫( ^-^)b。続編もまたP.O.V.の新境地を開拓してくれることに大期待してまっす。


評価:★★★★★← それでも★5つ

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そーれーと配給会社へっ!アンヘラたんが出ちゃってる予告編があるでしょっっ!
もうネタバレ予告作んなよっっ!ヽ(*`Д´*||++バヵチンヵ゛!!!