高木歯科の『す』

「巣」のなかには「素」が見える。高木歯科の「素」公開中!

受験生   M・T

2012-11-15 13:22:57 | Weblog

皆さんは日本歯周病学会の認定歯科衛生士という資格を知っていますか

日本歯周病学会の認定歯科衛生士制度は平成17年に発足し、平成22年6月30日までに738名の認定歯科衛生士が誕生しています

成人の約8割が歯周病に罹患している実態があり、“人類史上最も感染者の多い感染症”としてギネスにも載っているそうです

未だに歯周病の予防と治療が広く実施されているとは言い難い状況のため、歯周病への対応を的確かつ効率的に実施し、長期間にわたり国民の健康管理に貢献することが出来る歯科衛生士を認定していくことを目的としてこの制度が始まったそうです

 

この資格は、通算5 年以上の歯周病学に関する研修と臨床経験を有する者またはこれと同等以上の経験を有すると認められた者、認定歯科衛生士申請時に実務経験単位と教育研修単位の合計を30 単位以上を有する者に受験資格があります

私は今年で歯科衛生士として7年目を迎え・・・受験資格が全て揃い、今回この資格にチャレンジすることになりました

 

始まりは6月から・・・

まず書類提出(歯周病症例報告書5症例分)のための、症例選び

 

院長と相談しながら悩みに悩み、報告書を作りに悪戦苦闘の毎日でした・・・提出期限日のギリギリまで書き直しをしたりと、院長はじめスタッフの皆さんには迷惑をかけてしまいましたが提出物が全て揃った時は本当に達成感を感じる事ができ、改めて頑張ってよかったーと感じました

 

ハラハラドキドキで1カ月が経過し、結果の通知がなかなか来ないため、ダメだったのかなぁ・・・と諦めかけていた時、診療中に院長から書類審査通過の報告を聞きました

スタッフのみんなもすごく喜んでくれ、私以上に院長のほうが喜んでいた気がします

次は・・・

8月に東京にて行われる10分間の症例報告と口頭試問の準備が始まりました

 

資料作りと発表の練習とでまたまた院長はじめスタッフの皆さんに協力していただき、本当に感謝感謝の毎日でした

 

8月18日(土)初めて一人で東京に行ってきました(笑)

緊張と不安で落ち着かず飛行機の中でもバスの中でも発表の練習をして無事に終わることを祈りつつ会場に向かいました

会場の控室では、私と同じたくさんの受験生が発表の練習をしていて、なおさら緊張感が高まりました

発表は無事終わりましたが、口頭試問で上手く答えられなかったところがあり、今回はダメだ・・・

とほんとに落ち込み、

発表が終わった報告の電話を歯医者にした時、今まで私の為に協力してくれた院長やスタッフに本当に申し訳なくて涙が止まりませんでしたそれでも優しい声をかけてくれたことがすごくうれしかったです

今回ダメでも、ここまで頑張ったからまた次頑張ろうと心を入れ替えて、合格発表のことはあまり考えないようにしていました

 

9月23日(日)の朝、いきなり院長から電話がありましたこの日は歯周病学会がつくばで行われていて、院長が出席されていました合格発表です

受かってたよおめでとうと言われてもなかなか信じられなく・・・わざわざ証拠写真を撮ってきてくれました(笑)

ダメだと思っていた分、本当にうれしかったです

 

月曜日出勤すると、院長がスタッフ皆に声かけしていたみたいで、サプライズで合格おめでとうの寄せ書きの色紙と花束をいただきました本当にびっくりしたのと、ここまでみんなが喜んでくれたことがすごくうれしかったです

 

院長やスタッフ皆さんのおかげでここまで頑張ることができ、本当に感謝していますこれから認定歯科衛生士として、もっと専門的技術・知識を増やし、資格を活かして歯周病に悩む患者様の力になれるよう頑張りたいと思います