慶喜

心意気
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「楽劇=芸能=古事記」「古事記=オペラ」「音読⇒黙読」

2024年06月08日 | 歴史
🌸楽劇としての古事記1

⛳韻文の感性・散文の理性
 ☆『古事記』の作者は、テキストの文字面を目で追って
 *黙読する読者を予想していなかった
 ☆人間の歴史において、文字が使われだしたのは数千年前から
 *黙読の習慣がついたのはたかだかここ数百年
 ☆旧教は、教会堂に集まった信者が
 *壇上に立つ神父の口頭の言語を通じて神の教えを聞いた
 *印刷術の発明から、宗教改革を経て文字を通じて
 *神の教えに接する新教の時代に移行し黙読の習慣が定着した
 *それまで、世界中どこでも、読書は声に出して朗読するものであった
 ☆「音読」から「黙読」へ、「音声言語」から「文字言語」へ
 *聴覚が集団的な快感や情感を呼び起こす「韻文」から
 *視覚が個人ので 観念的で抽象的な思考と想像力を触発する「散文」へ  
 *文芸の主流が切り換わることにもつながっていた

⛳音読で知る真実
 ☆本居宣長は『古事記』を黙読していなかった

 *大安万侶か記したこの音注に忠実に従った抑揚をつけて音読し
 *繰り返し古言の調べと響きを確かめ直しながら、訓法を定めていった
 ☆漢字の字音に、どのような仮名をあてるのが正しいかを
 *中国の語学書『韻鏡』や、日本の古い用例に徴して決定した
 *宣長は、わが国の五十音図でオとヲのア行・ワ行の所属が
 *鎌倉時代以来の入れちがっていたのを訂正した
 ☆壬申の乱で、地方豪族の力を結集し近江朝を倒した天武天皇の治世
 *平時でも「地方の時代」であり「芸能の時代」でもあったのだった
 ☆『古事記』の鑑賞と享受には、時代背景の認識が必要

古事記の持つ高い音楽性と演劇性
 ☆天武天皇は、『古事記』が語りかけ、訴えかけようとする対象
 *文字を知る少数の「読者」に限定していたのではない
 ☆口誦者によって語られ、歌われて、耳を傾ける多数の「聴衆」
 *どこまでもいつまでも浸透し広がって行くことをこそ期待していた
 ☆『古事記』は文学か?歴史書か?の問題
 *『古事記』には、古事記が持つ芸能としての側面がある
 *古事記は、歌劇的舞踊がその背景をなしていた
                       (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『「古事記」の真実』






「楽劇=芸能=古事記」「古事記=オペラ」「音読⇒黙読」
『「古事記」の真実』記事より画像引用)

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