慶喜

心意気
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『日本人意識のない仏教徒』『人間には宗教は必要なのでは?』

2024年08月11日 | お金
🌸おわりに(最終回)

いったい宗教とは何か
 ☆日本人は、宗教をこころの問題としてとらえる傾向が強い
 *宗教をこころを中核に据え、こころの解放をめざすことで
 *救いを実現しようとする仏教の強い影響がある
 *仏教は、日本の文化のなかに深く根差し
 *現代の私たちにも強い影響を与えている
 ☆日本人は仏教の思想に強く影響されながらも
 *仏教の信者である仏教徒としに ての自覚には乏しく無宗教を標榜する
 *日本人の言う無宗教は、決して無神論でもなければ宗教否定でもない
 ☆都市においてはその数が減りつつあるとは言え
 *特定の寺の檀家になっている人間も少なくない
 *檀家であるということは、その宗派の信徒であることを意味する
 ☆日本人、自分たちが仏教の教団に所属している意識には乏しい
 *自分は仏教徒であると表明することもない
 *自らを無宗教と規定することによって日本人は
 *自分たちと特定の宗教教団に所属している人間とを区別しようとする
 ☆この場合の宗教教団とは、神道や仏教の既成教団のことではなく
 *新宗教の教団のことをさしている
 ☆新宗教に救いを求め、教団にすがる人間
 *こころに弱さを抱えている
 *私たちは、そういう判断を下すことが多い
 ☆世界の政治的な指導者は自らの信仰を公にしている
 *共産主義の政権下でもなければ
 *指導者が信仰をもたないことはかえって国民の不信を招く
 *芸術や芸能の分野の人間も、スポーツ界の偉大な選手たちも
 *自らの信仰を隠そうとはしない

宗教は、こころに弱さを抱えた人間だけがすがるものではない
 ☆先進国では信仰率が下がり
 *神の実在を否定する無神論者や
 *宗教にほとんど関心をもたない人間も増えてはいる
 ☆総人口に占める信仰者の割合が9割を超える国もある
 *6割を下るような国はかえって珍しい
 *日本では3割以下で、この数字が例外的だとも言える
 ☆日本人宗教の世界と深くかかわっていながら
 *信仰している自覚に乏しいという特殊な事情がある
 ☆宗教は日本を含め、どの国、どの民族においても社会に深く根差し
 *それぞれの国や地域における歴史と密接な関係をもっている
 *宗教は権力とも強く結びつき、支配を正当化する役割も果たす
 ☆宗教は世界観や道徳、倫理の原則を示すもので
 *その宗教を信仰する人々のものの見方や価値観を規定する
 *人類社会のなかには、文字をもたない民族はある
 *だが、宗教をもたない国もなければ民族もない
 ☆日本においても当然ながら
 *宗教を抜きにして歴史を語ることも
 *政治経済の問題を考えることも、思想を跡づけることもできない
 ☆日本の美術史を概観した本を眺めれば
 *紹介される作品の多くは宗教美術、仏教美術である
 *その傾向は、歴史を遡ればより顕著になっていく
 ☆仏教という宗教が、いかに日本社会に深く浸透し
 *日本人の暮らしを形作ってきたかを意味する
 *仏教が日本に伝えられなかったとしたら
 *仏教が徹底的に排斥されたとしたら
 *日本は今とはまったく違った姿をとっていたことだろう

宗教は人間の文化そのものであり、人間を動かす原動力でもある
 ☆宗教は、人間が生きることにも死ぬことにも深くかかわり
 *ときには人間を想像もできない領域にまで駆り立てていく
 *宗教的な情熱が点火されたとき、予期しない出来事が巻き起こる
 ☆信仰のためなら、人は死を恐れなくなり
 *自らを犠牲にすることさえ厭わない
 *宗教的な大義は、他者を犠牲にすることさえ正当化する
 *宗教をめぐる対立や戦争は、くり返されても消えていくことはない
 ☆宗教は消滅することがない
 *イランの宗教の項目でふれたマニ教の場合
 *宗教としては珍しく消滅への道をたどったが
 *そこに育まれた善悪二元論は、異なる宗教のなかで再生された
 *宗教たとえ教団が消滅し信者が一掃されても、思想としては後世に残る
 ☆グローバル化や高度情報化が進む現代の社会でも
 *宗教は重要な役割を果たす
 ☆経済の発展、個人を支えていた共同体を解体し個人化傾向を推し進める
 *だが人間は、他者との絆をもたなければ生きていくのが難しい
 *そうした状況のなかで、宗教の果たす役割は依然として大きい
                       (敬称略)
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 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『世界の宗教がざっくりわかる』


『日本人意識のない仏教徒』『人間には宗教は必要なのでは?』
(ネットより画像引用)

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