２３年末の米ドル／円の相場の行方

🌸２２年１１月（１年前）に似ている今の米ドル／円相場

　

　☆２３年１０月までの一本調子の米ドル／円上昇

　＊１１月に入ってから下落に転じたのは１年前と同じ

　☆１年前はすぐに米ドル急落に向かった

　☆今年も１年前と同様、大量の米ドル買いポジション

　＊年末が近づく中で損益確定が広がり

　＊米ドル／円上昇が下落に転じ始めた一因

　＊今後の米ドル／円の動向次第では

　☆１年前の米ドル急落の拡大に向かうリスクに注意が必要かも

⛳ポジション調整の米ドル売り

　☆先週後半から急に米ドル／円の下落が目立ってきた

　＊１１月に入ってから下落へ急転換となった１年前と似ている

　☆１年前、１１月から米ドル／円が下落へ転換し急落に向かった

　＊１１月初めに１５０円近辺で推移していた米ドル／円

　＊１１月半ばには１４０円割れとなった

　☆１年前の米ドル急落の特徴の一つは、金利差からかい離したものだった

　＊２０２２年１１月以降、ＦＲＢは大幅利上げを継続中だった

　＊FOMC１１月に０．７５％、そして１２月も０．５％の利上げを行った

　＊金利差米ドル優位が大きく縮小したわけではない

　＊金利差変化で説明できる範囲で米ドル急落した

　☆１年前の１１月、米ドル急落をもたらした主因

　＊大量の米ドル買いポジションの手仕舞いに伴う米ドル売り

　☆ＣＦＴＣ統計の投機筋の円ポジションを見ると

　＊１０月末を境に、米ドル買い・円売りのポジション変更した

⛳ＣＦＴＣ統計の投機筋の円ポジション

　☆１年前と同様に１１月から、米ドル下落が拡大を始めた

　＊米ドル買いポジションの手仕舞いに伴う

　＊米ドル売りの影響が注目されそうだ

　☆ポジションの手仕舞いは１１月以降本格化しやすい理由

　＊個人投資家の場合など、確定申告の関係などから

　＊年末までに損益確定の必要性が高まる影響が大きいためだ

　＊年末に向けて米ドル買いポジション手仕舞いの動きに注意が必要

　☆２０２２年の場合、１１月以降米ドルの急落

　＊米ドル買いポジションの手仕舞いも急がされ

　＊米ドル下落を加速させることになった可能性もあった

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（敬称略）
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⛳出典、『マネクリ』

米ドル／円の週足チャート（２０２２年１０月～）

 米ドル／円と日米２年債利回り差（２０２２年１月～） 

ＣＦＴＣ統計の投機筋の円ポジション（２０２２年１月～） 

２３年末の米ドル／円の相場の行方

（『マネクリ』記事より画像引用）