G討伐クエシリーズ第3話(最終回)
「ゴキブリ討伐クエ(G級) -キミこそ害虫-」
第1話「ゴキブリ討伐クエ(下位) -依頼主Iさん-」
http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/d696748cb9f506e144288d9a812a4cfb
第2話「ゴキブリ討伐クエ(上位) -ギタギタG退治-」
http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/eff728e65e154019f520117f07afea10
約2年ぶりのメールが届いたのは夜12時ごろ。前回のように常識はずれな時間ではない。そのせいで、あらぬ期待を抱いてしまう。
何かのお誘いかしらんwktk
まさか久しぶりのメールでG退治とか…ないよね;
冗談のつもりで「何? G退治?」と返信したら、「ごめん、お願い」と電話がかかってきた。( ̄д ̄)
俺は害虫駆除業者じゃねーぞ!と若干怒りを覚えつつも話を聞く。
Iさんは相変わらず高いテンションと声だ。
代わって僕はテンションが下がるばかり。テキトーに聞き流すように話を聞いていると、途中から意味が分からなくなってきた。俺は何したらいいの…?
簡潔に流れをまとめる。
ゴキブリが出たから助けろと騒いでいる。
…今から僕が向かったところできっと逃げちゃうし手遅れだろう。
面倒くさいのもあるし、たぶん無駄足になるからそう説得する。
ところがもうゴキブリはいなくなったという。
…おい、だったらもういいじゃないか。
僕「で?今度はどこに出たの?」
♀「玄関、靴箱のところ」
僕「じゃぁ、もうとっくに外へ逃げてるよ」
♀「わかんねーだろ!いたらどうするんだよ!!」
(ノ_-;)ハア…また言葉が荒々しくなってきた。。
僕「もういないのに、僕が行ってどうするんだよ?何したらいいのさ?」
♀「いないことを確かめろ」
…おいぃぃ、どうしろっていうんだよぉ。
僕「ゴキブリどこへ逃げたの?」
♀「しらねーよ!朝、出勤前に現れて…そのまま逃げてきたんだから!!」
…Σ(゜ロ゜〃)…朝!?
僕「えっ!? 朝? ゴキブリ出たの朝なの?」
♀「そーだよ!でもまだいるかもしれねーだろ!!」
僕「もう夜12時だよ、絶対いないし…」
♀「いたらどうするんだよ。怖くて寝れねーからどうにかしろ!!」
僕「どうにかしろって言われても…どうすりゃいいんだよ!」
♀「とりあえず部屋中に殺虫剤撒け。それで出てこなければそれでいい。
僕「絶対いないって…」
♀「だから、いたらどーすんだよ、おめーよぉ( #` ¬´#)」
僕「う、うん。」
♀「とりあえず、寝れねーからどうにかしろ!」
…ゴキブリだって、一日中部屋に隠れているほど暇じゃないと思うんだけどなぁ。あの部屋、清潔な感じがしたし、ゴキブリにとって収穫がなさそうだけど。
説得すればするほど、機嫌がどんどん悪くなって手が付けられなくなってきた。
…仕方ない。全く乗り気じゃないけどG討伐クエに出かけた。
…まったくよぉ、Iさんが容姿端麗可憐少女超爽やか系だったら「添い寝したら寝れるんじゃねー?」とか冗談も浮かんでくるんだけどなぁ…。
…ゴキブリよりアイツを討伐してーよ(・ε・` )
アパートの前で助けを待っているIさんがいた。
僕「え?もしかして部屋に入ってないの?」
♀「入ってちょっと見たけど、とりあえずいないみたい」
…絶対いねーだろ。
部屋に入ると、殺虫剤を渡された。
♀「これ、部屋の隅とか怪しいところに撒いて。全部使いきっていいから!」
僕「別に僕がやらなくてもよくね?」
♀「もし出てきたとき、対処できねーだろ!!」
僕「あぁ、そっか」
♀「いいから、撒け、全部撒け、ほら、こことか、そことか、いいから撒け」
…ホントうるせーな(;´Д`A ```
僕「こんなところに撒いたら、匂いついちゃうよ? こんなに撒いたらギタギタしちゃうよ?」
♀「Gが出るほうがもっと問題なんだよ!いいから撒け」」
僕「いないね、いない。いないいない、ほらいない。たぁちゃん保証付き、もうオワリ」
♀「いや~この下とかも怪しいんだよね~」
僕「食い物ないんだから、こんなところに隠れたってしょーがねーだろ」
♀「あ、そーだ、今度模様替え手伝ってよ」
…(・・?)…エッ
僕「べ、別にいいけど、まさか、Gが出たらいやだからとか、そんなこと?」
♀「は? 当たり前じゃん、出たらどーすんだよ!!」
僕「絶対、いないし…」
結局、殺虫剤を部屋の隅々に撒くだけの簡単なお仕事、終了。
報酬:なし
♀「彼女いるのにこんなことで呼び出して、ホントごめんねぇ」
僕「…別れたけど」
♀「あ、そーなんだ。じゃー別にいいね(笑)」
( ´△`)アァ- 最後にうぜーうぜーうぜー!!!!!!!
ホント、こいつを討伐してぇ!!
-Gクエ終了-
「ゴキブリ討伐クエ(G級) -キミこそ害虫-」
第1話「ゴキブリ討伐クエ(下位) -依頼主Iさん-」
http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/d696748cb9f506e144288d9a812a4cfb
第2話「ゴキブリ討伐クエ(上位) -ギタギタG退治-」
http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/eff728e65e154019f520117f07afea10
約2年ぶりのメールが届いたのは夜12時ごろ。前回のように常識はずれな時間ではない。そのせいで、あらぬ期待を抱いてしまう。
何かのお誘いかしらんwktk
まさか久しぶりのメールでG退治とか…ないよね;
冗談のつもりで「何? G退治?」と返信したら、「ごめん、お願い」と電話がかかってきた。( ̄д ̄)
俺は害虫駆除業者じゃねーぞ!と若干怒りを覚えつつも話を聞く。
Iさんは相変わらず高いテンションと声だ。
代わって僕はテンションが下がるばかり。テキトーに聞き流すように話を聞いていると、途中から意味が分からなくなってきた。俺は何したらいいの…?
簡潔に流れをまとめる。
ゴキブリが出たから助けろと騒いでいる。
…今から僕が向かったところできっと逃げちゃうし手遅れだろう。
面倒くさいのもあるし、たぶん無駄足になるからそう説得する。
ところがもうゴキブリはいなくなったという。
…おい、だったらもういいじゃないか。
僕「で?今度はどこに出たの?」
♀「玄関、靴箱のところ」
僕「じゃぁ、もうとっくに外へ逃げてるよ」
♀「わかんねーだろ!いたらどうするんだよ!!」
(ノ_-;)ハア…また言葉が荒々しくなってきた。。
僕「もういないのに、僕が行ってどうするんだよ?何したらいいのさ?」
♀「いないことを確かめろ」
…おいぃぃ、どうしろっていうんだよぉ。
僕「ゴキブリどこへ逃げたの?」
♀「しらねーよ!朝、出勤前に現れて…そのまま逃げてきたんだから!!」
…Σ(゜ロ゜〃)…朝!?
僕「えっ!? 朝? ゴキブリ出たの朝なの?」
♀「そーだよ!でもまだいるかもしれねーだろ!!」
僕「もう夜12時だよ、絶対いないし…」
♀「いたらどうするんだよ。怖くて寝れねーからどうにかしろ!!」
僕「どうにかしろって言われても…どうすりゃいいんだよ!」
♀「とりあえず部屋中に殺虫剤撒け。それで出てこなければそれでいい。
僕「絶対いないって…」
♀「だから、いたらどーすんだよ、おめーよぉ( #` ¬´#)」
僕「う、うん。」
♀「とりあえず、寝れねーからどうにかしろ!」
…ゴキブリだって、一日中部屋に隠れているほど暇じゃないと思うんだけどなぁ。あの部屋、清潔な感じがしたし、ゴキブリにとって収穫がなさそうだけど。
説得すればするほど、機嫌がどんどん悪くなって手が付けられなくなってきた。
…仕方ない。全く乗り気じゃないけどG討伐クエに出かけた。
…まったくよぉ、Iさんが容姿端麗可憐少女超爽やか系だったら「添い寝したら寝れるんじゃねー?」とか冗談も浮かんでくるんだけどなぁ…。
…ゴキブリよりアイツを討伐してーよ(・ε・` )
アパートの前で助けを待っているIさんがいた。
僕「え?もしかして部屋に入ってないの?」
♀「入ってちょっと見たけど、とりあえずいないみたい」
…絶対いねーだろ。
部屋に入ると、殺虫剤を渡された。
♀「これ、部屋の隅とか怪しいところに撒いて。全部使いきっていいから!」
僕「別に僕がやらなくてもよくね?」
♀「もし出てきたとき、対処できねーだろ!!」
僕「あぁ、そっか」
♀「いいから、撒け、全部撒け、ほら、こことか、そことか、いいから撒け」
…ホントうるせーな(;´Д`A ```
僕「こんなところに撒いたら、匂いついちゃうよ? こんなに撒いたらギタギタしちゃうよ?」
♀「Gが出るほうがもっと問題なんだよ!いいから撒け」」
僕「いないね、いない。いないいない、ほらいない。たぁちゃん保証付き、もうオワリ」
♀「いや~この下とかも怪しいんだよね~」
僕「食い物ないんだから、こんなところに隠れたってしょーがねーだろ」
♀「あ、そーだ、今度模様替え手伝ってよ」
…(・・?)…エッ
僕「べ、別にいいけど、まさか、Gが出たらいやだからとか、そんなこと?」
♀「は? 当たり前じゃん、出たらどーすんだよ!!」
僕「絶対、いないし…」
結局、殺虫剤を部屋の隅々に撒くだけの簡単なお仕事、終了。
報酬:なし
♀「彼女いるのにこんなことで呼び出して、ホントごめんねぇ」
僕「…別れたけど」
♀「あ、そーなんだ。じゃー別にいいね(笑)」
( ´△`)アァ- 最後にうぜーうぜーうぜー!!!!!!!
ホント、こいつを討伐してぇ!!
-Gクエ終了-
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