その名も、まめちゃん。-虹色流星号-

日本一ダメダメ男、まめぞの日記。
...今日もトホホな一日を過ごしました。
 *旧「その名も、たぁちゃん」

入院日記40-5-4

2009-07-20 04:37:06 | その名も、たぁちゃん。
潰瘍性大腸炎で入院40日目第5-4話(7/6)

-PTSD(心的外傷後ストレス障害)編-


彼女(妹)は高校生になった。

この頃には、パニック障害の方も大分落ち着いていた。

ところが、小学生の時に作られた《トラウマ》という名の心の闇は、消えることも小さくなることもなく、しっかりと潜んでいたのだ。

何気ない平凡な一日、仲のよい友達とお弁当を食べていた。体調が悪かったのか、たまたま気持ちが悪くなったのだ。

《みんなの前》で《吐き気》を催す。

その瞬間に《フラッシュバック》を起こしてしまったのだ。

この日以降、集団の場にいると、極度の緊張と恐怖、吐き気を催すようになってしまった。

つまり、彼女は再びパニック障害に悩まされることになったのだ。

《PTSD(心的外傷後ストレス障害)》だ。

こうして、みんなと食事をする事のみならず、集団で行動することができなくなった。

放課後、友達に遊びに誘われても恐怖ばかりが募り、何かと理由をつけては断り続けた。

高校生が遊びを断るほどの理由なんて、そうそうあるもんじゃない。

「犬の散歩に行かなくちゃいけないから…」

果たして誰が納得できるのか、一番使ったのはこんな嘘だったそうだ。

当然、友達からは次第に誘われなくなり、女子高生という青春時代を孤独に過ごした。

それはそれで、精神的には楽だったというが。


【つづく】

最新の画像もっと見る

コメントを投稿