その名も、まめちゃん。-虹色流星号-

日本一ダメダメ男、まめぞの日記。
...今日もトホホな一日を過ごしました。
 *旧「その名も、たぁちゃん」

入院4週経過まで(まだ僕の靴ひもは切れちゃいない)

2008-03-14 10:37:51 | 潰瘍性大腸炎-入院日記3-
【前回のつづき(4話目)】


「潰瘍性大腸炎」で入院して、早4週間がすぎた。

入院当初より、薬の量も増えて、療養の仕方も大分変わった。

が、イマイチ病状が良くならない。今までの入院経験から、1ヶ月程で退院できると考えていたし、入院して出された計画書にも、3~4週間となっていた。

いいまだに下血も続いているため、貧血の数値も増加し、増血剤の点滴が追加された。

入院生活4週間が過ぎた現時点の僕を表現するなら…


「一向に良くならない体に宿るたぁちゃん、振り出しより悪いところに佇む。」


「佇む」というより「うずくまる」か「立ちすくむ」あたりが適語かも知れない。

では、入院時から4週間経過までを書いていきたいと思う。


【入院時の療養内容(1日)】

●禁食
・ラコール200mlx4本

●点滴
・ビーフリード500mlx1本

●薬
・プレドニン…4粒(20ml)
・ペンタサ…8粒
・ムコスタ…3粒
・セレキノン…3粒
・ラックビー…3包
・ガスロン…2粒
・ザンタック…2粒

入院1週間はこの内容で様子見。下痢の回数が減ってくれるといいのだが…というのが第一の目標だ。

しかし、一向に下痢下血は改善されない。そこでビオスリーという大腸に善玉菌を作る薬が1日3錠追加された。

2週目最初に、内視鏡の検査があった。前回の検査から約3ヶ月ごのカメラである。
その日のうちに先生と家族を交えての話になった。
まず、今日の結果だ。
写真を見て僕は真っ先にはっとした。
「ヒドい」
3ヶ月前と比べてあからさまに悪い。それだけではない。今まで見てきた中でも最悪なのが分かった。今までの入院時の写真もまるでホラー映画のワンシーンのような様相を呈していたわけだが、それを遙かに凌ぐグロテスクな写真だった。

ヒドい状態にも驚いたし、3ヶ月での変化にも驚いた。

「薬を飲んでいて、こんなに進行してしまうなんて、かなわないなぁ。」

今後の治療方針の話になる。副作用のリスクを伴うが、プレドニンの量を増やさざるを得ないとのこと。まずは2週間だけプレドニンを8粒(40mg)に増やすことになった。場合によっては期間を伸ばすことになるし、パルス療法を用いることもあるとの話もでた。副作用のひとつである骨粗鬆症予防のため、ワンアルファというカルシウムの吸収を助ける薬も追加された。

それに加え、下痢の回数が減れば、ペンタサ注腸を復活させるとのことだ。

そうして始まった2週目だったが、一向にに下痢の回数が減らない。新たに追加されたビオスリーの量が2倍の1日6錠になり。食事の代わりに飲んでいたラコールを廃止し24時間点滴になった。

飲まないことによって楽になる気がした。だから僕はラコールを止めたかったし、その話がでたとき二つ返事賛成した。

3週目。症状変わらず。下痢下血は1日平均8回、悪いと10回を越えた。今度はラックビーという粉薬の量も2倍の1日6包になった。

4週目。プレドニンを増やして予定の2週間が過ぎたが一向に変わらない。プレドニンの量を維持していくことになった。
毎週行っている採血の結果、貧血の値が悪くなっているため、増血剤の点滴が追加された。
確かに立ちくらみを覚えることが多くなっていた。立ちくらみなんて普段からするから大して気にもとめていなかったが、考えてみればクラクラし過ぎだし、血圧も下がり気味で、1日が怠惰でみるみる悪くなってる。

4週目の最終日、病状変わらず。ここで、ペンタサ注腸が始まった。現状でやるのはキツいとは言われていた。我慢出来ないかもとも。もともと下痢の回数が落ち着いたらやる予定の治療だったが、強引にやることになった。

その日の夜、久しぶりのペンタサ注腸をしてみると、苦しい。ものすごく苦しい。こんなに苦しいのは初めてだ。体を動かせない。液を出したい衝動にかりたてられる。
やはり、辛かった。現状でやるには過酷な治療かもしれないと思った。でも直接的な治療であり、これしかないと僕も焦っているし信じている。

こうして入院生活4週間が経過した。


【現時点の療養内容(1日)】

●禁食

●点滴(24時間)
・ビーフリード500mlx5本
・増血剤

●薬
・プレドニン…8粒(40ml)
・ペンタサ…8粒
・ムコスタ…3粒
・セレキノン…3粒
・ラックビー…6包
・ガスロン…2粒
・ザンタック…2粒
・ビオスリー…6粒
・ワンアルファ…1粒

●ペンタサ注腸


といった内容である。

良くなってるという実感がないので、まだスタートを切った気がしない。だけど、「今日から良くなる」と毎日信じてやってる。「今日からスタートだ」と思える。

毎日毎晩、苦痛に襲われ、不安にくじけそうだけど、まだくじけてない。


・「僕のまだ僕の靴ひもは切れちゃいないさ」

・「もう少しあと少しだよまだまだ僕はダメにはならないさ」


僕の大好きな曲、CHAGEandASKAの「NO PAIN NO GAIN」の中のフレーズ。

今、
僕は、
歌に支えられている。

歌は凄い。
歌に出逢えて良かった。

先にも書いたが、恐らく振り出しより悪い場所かも知れない。まだスタートを切っていないかも知れない。
だから退院も更に1ヶ月以上先になるだろう。

だけど今は、前向きに頑張ろうって思ってる、いや、前向きに頑張ってる。

負けそうなとき、
勇気づけてくれる歌、
いっぱい連れてきたんだ。

歌に出逢えて良かった。


次回は、入院5週目に突入した決意や気持ち、新たな方針等を書きたいと思う。


【次回につづく】

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1 コメント

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広島クリニックの漢方薬 (やまだひさし)
2008-03-15 10:46:56
同病の者です。
広島クリニックの漢方薬でかなり良くなりました。
そういう人がたくさんいます。
もし知らなかったのなら一度検討したらいかがでしょうか?
すでにご存知ならごめんなさい。
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