その名も、まめちゃん。-虹色流星号-

日本一ダメダメ男、まめぞの日記。
...今日もトホホな一日を過ごしました。
 *旧「その名も、たぁちゃん」

星を眺む

2009-05-02 02:13:04 | その名も、たぁちゃん。
いったい、何があったんだい?
キミは哀しいことがあると星を眺めると言っていたよね。

今日どんな哀しいことがあったんだい?


いや、それがさぁ、またやっちまったんだよ。

やっちまったって、まさか、あれかい?

そうさ、またやっちまったんだよ。


**************


僕が星を眺めるときはいつも決まっている。原付の鍵を職場のロッカーに置き忘れてしまった時だ。おかげで、徒歩50分前後の夜道を歩くハメになる。

嗚呼、哀しい。

深夜0時を過ぎた夜道。駅前ではコンビニや居酒屋、ラーメン店がまだやっているが、郊外になれば、開いている店はなくなる。そうなってくると楽しみは歌を唄うことだ。

薄暗い道で、なりきって歌う。
これ、案外、楽しい。

最後の川を渡ると、そこは広大な田園地帯になる。街灯も少なくなり、気温も明らかに2度下がる。ふと淋しさがこみ上げる。そして、僕は星を眺める。

都会とも田舎ともいえないこの街で微かに瞬く星。願いを運ぶ流星には出逢えない。

「何やってんだか…。」

ふと我に帰る。
性懲りもなく鍵を忘れ今宵も歩いてる。

嗚呼、哀しい。


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