今日こそは、あの娘と手を握ろうと思い。チャンスを狙っていると、そう、とうとう手を握れました。
待ちに待ったかいがある。
なんて、柔らかく、温かい手なんだ。心と身体がいっぺんに、温かくなってきた。
幸せ、幸福感で「心と身体」を満たされている感じ。
おもわず、口からでた言葉、「温かい手ですね。」 すると彼女いわく、「あなたの手は冷たいのですね。」
なにか、どこかで聞いたことがある氣がする。「手のひらの冷たい女性は情が深い」と。
これが事実ならば、手のひらの温かい女性は情においては冷たいのだろうか?
昔、食料がまだ今のように、高カロリー食でないころの話、「手のひらの冷たい女性は情が深い」と言われた。
ふっくらとした女性の手を握ると、皮下脂肪の断熱性が高いせいでひんやり冷たく感じられるかららしい。昔は食べすぎによる肥満が少なく、皮下脂肪が多いことイコール女性ホルモンの分泌がさかんな証拠であり、より女らしく情熱的であると考えられていたわけだ。
しかし現在では状況が違ってきた。彼女の手のひらが冷たいのは、女性ホルモンの分泌が妨げられ、自律神経のバランスが崩れているせいのようだ。
情熱的どころかその逆である可能性が高いのだ。ストレスによる発汗過多でも、手のひらはひんやりするし、無理なダイエットによる貧血や低血圧の女性の手のひらも冷たい。いずれも健康にも情熱にもほど遠い現象である。
やはり、「手のひらの温かい女性は、健康で、心穏やかで、心の温かいのだ。」
決して、冷え性ではないぞ。彼女は温かい心と身体の持ち主なのだ。
いつも、彼女の温かい手のひらを握っていたい。
そして、私は「手のひらが冷たい」典型的な「冷え性」なのだ。
あーあ、また、「冷え性」の苦手な季節に入ろうとしている。