ルン・ファン (風が吹く)

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太極拳で養生と鍛錬 NO,7  練習の要点は?

2009-04-17 00:13:28 | 太極拳
第二章 太極拳によって病気を治すことの出来る健身運動の奥秘

第2節   練習の要点は 意、身、形、法、歩 だ!

太極拳を練習していると、良いところは多く、得るところは、とても多い。
けれども、しかし要点は目的を必ず理解し、その要領、要点を達成して主に次の通りのことができることに注意しなければならない:

(1)身体だけでなく、心の健康にも役立っている
心が、ずっと落ち着いていることを維持して、雑念を排除して、一心不乱に、意識で導くことを行う。心と身体の統一が行われ、精神の集中力が増す。

(2) 氣沈丹田・動作柔揺均等・連貫円活・用意不用力・放松
氣を丹田に沈め、動作が柔らかくて均等に、動きはゆるやかにつながり円活に、余分な力を入れないで、身体の筋肉は緊張を解き、リラックスする。

(3) 以腰為腰
“腰を軸にする”を要求、つまり腰は各種の動作の中の軸で、ずっと中正直立することを維持しなければならない。

虚実の変化は全て腰から、だから腰は緩めなければならない、正しくならなければならない。

腰と両脚の付け根をリラックスすると、力強く、重心は正しく安定させることが出来る。

(4) 式式均均・連続不断 
太極拳の多くは円の動きが多い。各動作の繋がり、動きは平均して、連続して途切れない。
一節ごとにすべての式の動作が速度を要することをも指す
平均して、各式の間はまた連綿と続き途切れないので、調和緊密なつながりとなる。

(5) 虚領頂勁
頭の頂点から吊り上げられているイメージ。自分の頭部を風船だと思い、まっすぐ浮いているイメージ、首は上へ伸ばすように、そして正しく保ち、首を緩める。首の縮むことなく、長く伸びていることをイメージする。

首は、こわばらないで回すことができる;首は正しくになっていて、体の重点は安定を保つことができる。

(6) 含胸抜背・沈肩垂肘
背中を平らにし、胸は肋骨を包み込むような感覚。肩甲骨は出ないように背中を平らにする。
ひじは自然に垂れ下がって肩を上げない、全身自然とリラックスする。

したがって、太極拳を練習の要点は、どんな動作も、すべてやり遂げなければならないのに関わらず、まろやかで潤いがあってこわばらない動きが出来る。
その運動量は拳法の動作の速度、構えの高低を通じて調節を行うことができる。
動作は遅くても、腰を低く、構えは低くすれば、運動量は大きい;これに反して、腰を高く、要点をあまり気にしない太極拳は比較的に運動量は小さく、楽に出来る。
老人や、病気の人、リハビリ中の人には、身体に負荷の少ない、楽に出来る太極拳を選択することが出来る。

簡略化された、簡化太極拳24式を行うときには、4―8分が良い;伝統の楊式太極拳を行うときには、9-20分がいい。