呼吸は、人間の健康および運命に大きく影響を与えている。
ダイエットについて、考えてみよう。
脂肪が余分についている状態を、「肥満」というけど、深い呼吸を繰り返すと、脂肪を燃焼することが出来る。呼吸の浅い人は、脂肪が、つきやすい、つく場所は、筋肉運動をしないところ。女性でも男性でも、お腹の出ている人がいる、お腹の筋肉が弱ったためである、腹式呼吸で、お腹を出したり、引っこめたりすれば、お腹の筋力もつき、お腹のコルセットが出来上がる、自然に、お腹は引っこんでくる。腰痛もちの人も同様に、腹式呼吸を繰り返せば、改善してくる。
「うつ病」など、心の病がある、多くの症状は、頭の中に、「脳圧」をかけすぎたために起こる症状である。「脳圧」とは、呼吸を止めることに原因がある。怒りのとき・悲しみのとき・心配しているとき、無意識に、呼吸を止めている。深い呼吸を鼻から行う。歌を歌う。笑う。
全て深い呼吸を行っている、そして心の中に、余裕が生まれる。
運命にも影響があると、書いた。怒りの心は、全てを破壊する、怒りから暴言が出てくる。多くの人が、少しのことで、怒り、運命を悪くした人は、私以外にも多いのではないだろうか。怒りの心が起きたとき、深い呼吸を繰り返せば、怒りの心は静めることは出来る。
私、いまミュージカルに挑戦しています。年齢は50歳を超えています。歌・音痴です。職人のため人前で話をする機会が少ないので、人の視線をあびるとアガリマス。ダンスもこのたび初めて経験します、もちろん踊れません。先生から、「大丈夫ですか、倒れませんか」という言葉を最初にいただきました。そんな人間がミュージカル。
深い呼吸を繰り返せば、「気力」が湧いてきます。生きようとする力が湧いてきます。どんなに難しいことにでも、挑戦してみたいという「元気」が湧いてきます。それが「呼吸」の力です。
幸い、「太極拳」に興味があり、深い呼吸の習慣がついています。
この辺で、筆をおこうかな。
呼吸に関する問題は奥が深いので、書きつくせません。
-----------------------------------------------------------------------------------
<真健康論>第7回 深呼吸でリラックス=當瀬規嗣
2011年9月11日(日)13:00
息は細胞に必要な酸素を体に取り入れ、代わりに細胞が作り出す二酸化炭素を体外に排出するために行います。細胞が栄養素からエネルギーを得るためには酸素が必要です。栄養素を酸素で燃やしていることと同じです。
ものを燃やせば煙が生じますが、細胞で出る「煙」つまり排ガスが二酸化炭素です。二酸化炭素が細胞内にとどまると、細胞を酸性化して壊すおそれがあるので、外に出さなければなりません。酸素を吸ったら、必ず二酸化炭素を吐き出さなければならないのです。吸息と呼息が対になっているので、呼吸というのです。
吸息と呼息の仕組みは随分異なっています。吸息では外肋間筋(がいろっかんきん)と横隔膜という二つの筋肉を使います。「スペアリブ」と「サガリ」です。これらの筋肉が収縮すると、胸の容積が広がり、それにつられて肺が広がり、空気が気管を通って肺の中に入る仕掛けです。つまり、吸息の時は、胸に力が入っています。筋肉が収縮をやめると、胸も肺も自らの弾力性で元に戻ろうとしぼみ、肺の中の空気が押し出されて呼息になります。呼息の時には力が抜けるのです。緊張時に深呼吸をすると、体がリラックスするように感じますが、呼息の時に力が抜けることと関係があるようです。
一方で、深呼吸をすると頭がスッキリする感覚になります。大きな息で酸素がたくさん体に入るからと思われていますが、実は違います。通常の呼吸をしていれば、肺から流れ出す血液には目いっぱいの酸素が含まれています。大きな呼吸をしても、血液中の酸素がさらに増えることはないのです。たくさん酸素を送るには心拍が増えなければなりませんが、1回ぐらいの深呼吸ではそんなことになりません。
深呼吸をすると、速い気流が鼻やのどを通過し、瞬間的にその粘膜を冷却します。これで脳が冷やされ、その効果により脳がスッキリするのではないかと言われています。あくびの効果も同じと考えられます。
深呼吸は吸息で脳をスッキリさせ、呼息で体をリラックスさせることができるので、緊張をとって人を前向きにさせるのです。深呼吸をうまく使うのがいい手です。(とうせ・のりつぐ=札幌医科大教授)
ダイエットについて、考えてみよう。
脂肪が余分についている状態を、「肥満」というけど、深い呼吸を繰り返すと、脂肪を燃焼することが出来る。呼吸の浅い人は、脂肪が、つきやすい、つく場所は、筋肉運動をしないところ。女性でも男性でも、お腹の出ている人がいる、お腹の筋肉が弱ったためである、腹式呼吸で、お腹を出したり、引っこめたりすれば、お腹の筋力もつき、お腹のコルセットが出来上がる、自然に、お腹は引っこんでくる。腰痛もちの人も同様に、腹式呼吸を繰り返せば、改善してくる。
「うつ病」など、心の病がある、多くの症状は、頭の中に、「脳圧」をかけすぎたために起こる症状である。「脳圧」とは、呼吸を止めることに原因がある。怒りのとき・悲しみのとき・心配しているとき、無意識に、呼吸を止めている。深い呼吸を鼻から行う。歌を歌う。笑う。
全て深い呼吸を行っている、そして心の中に、余裕が生まれる。
運命にも影響があると、書いた。怒りの心は、全てを破壊する、怒りから暴言が出てくる。多くの人が、少しのことで、怒り、運命を悪くした人は、私以外にも多いのではないだろうか。怒りの心が起きたとき、深い呼吸を繰り返せば、怒りの心は静めることは出来る。
私、いまミュージカルに挑戦しています。年齢は50歳を超えています。歌・音痴です。職人のため人前で話をする機会が少ないので、人の視線をあびるとアガリマス。ダンスもこのたび初めて経験します、もちろん踊れません。先生から、「大丈夫ですか、倒れませんか」という言葉を最初にいただきました。そんな人間がミュージカル。
深い呼吸を繰り返せば、「気力」が湧いてきます。生きようとする力が湧いてきます。どんなに難しいことにでも、挑戦してみたいという「元気」が湧いてきます。それが「呼吸」の力です。
幸い、「太極拳」に興味があり、深い呼吸の習慣がついています。
この辺で、筆をおこうかな。
呼吸に関する問題は奥が深いので、書きつくせません。
-----------------------------------------------------------------------------------
<真健康論>第7回 深呼吸でリラックス=當瀬規嗣
2011年9月11日(日)13:00
息は細胞に必要な酸素を体に取り入れ、代わりに細胞が作り出す二酸化炭素を体外に排出するために行います。細胞が栄養素からエネルギーを得るためには酸素が必要です。栄養素を酸素で燃やしていることと同じです。
ものを燃やせば煙が生じますが、細胞で出る「煙」つまり排ガスが二酸化炭素です。二酸化炭素が細胞内にとどまると、細胞を酸性化して壊すおそれがあるので、外に出さなければなりません。酸素を吸ったら、必ず二酸化炭素を吐き出さなければならないのです。吸息と呼息が対になっているので、呼吸というのです。
吸息と呼息の仕組みは随分異なっています。吸息では外肋間筋(がいろっかんきん)と横隔膜という二つの筋肉を使います。「スペアリブ」と「サガリ」です。これらの筋肉が収縮すると、胸の容積が広がり、それにつられて肺が広がり、空気が気管を通って肺の中に入る仕掛けです。つまり、吸息の時は、胸に力が入っています。筋肉が収縮をやめると、胸も肺も自らの弾力性で元に戻ろうとしぼみ、肺の中の空気が押し出されて呼息になります。呼息の時には力が抜けるのです。緊張時に深呼吸をすると、体がリラックスするように感じますが、呼息の時に力が抜けることと関係があるようです。
一方で、深呼吸をすると頭がスッキリする感覚になります。大きな息で酸素がたくさん体に入るからと思われていますが、実は違います。通常の呼吸をしていれば、肺から流れ出す血液には目いっぱいの酸素が含まれています。大きな呼吸をしても、血液中の酸素がさらに増えることはないのです。たくさん酸素を送るには心拍が増えなければなりませんが、1回ぐらいの深呼吸ではそんなことになりません。
深呼吸をすると、速い気流が鼻やのどを通過し、瞬間的にその粘膜を冷却します。これで脳が冷やされ、その効果により脳がスッキリするのではないかと言われています。あくびの効果も同じと考えられます。
深呼吸は吸息で脳をスッキリさせ、呼息で体をリラックスさせることができるので、緊張をとって人を前向きにさせるのです。深呼吸をうまく使うのがいい手です。(とうせ・のりつぐ=札幌医科大教授)