
5月15日(木) 晴れのち時々曇り
ほぼ陰らない晴天なのだが薄いベールに覆われたような青空なのは、気温上昇して
27℃を軽く超えたからなのか、それともPM2.5の影響なのか? 来た当初は雪が降る
凍える寒さ、それが今では汗ばむ陽気になり、冬、春、夏と三つの季節を三週間余りで
一気に駆け抜けたようだ。あまり色がなかった世界も、ヤマザクラが咲き、タンポポが
咲き、若葉が芽吹き、庭先にはカラフルなチューリップや芝桜、目の回るような速さで
色彩豊かな光景に変わった。これが北国の春だ。
連日の山行も本日が最終日、どの地点へ行こうか迷ったが、一番上のポイントで
粘ってみることにした。
初日、一面の雪原だった登山口付近も、完全に雪が消失してしまった。
一番上のポイントも日に日に雪が解け、月曜日にナキちゃんが出入りした雪渓尻の雪穴は
すでに消え失せていた。この日のナキちゃんは、あっちこっちから出没してはすぐに
引っ込んでしまうのですっかり翻弄されてしまったが、どうにかこうにか撮影は出来た。
十勝岳上空に円を描いたような雲。
これで山の予定は終了、結果は別として、17日間も春山の山懐に入って遊ばせて
もらったんやなあ。おめでたいやっちゃ。
下山すると駐車場には東京のOさんの車が。入れ違いになり、直接お目にかかれ
なかったけど、変わらず旅を続けておられるならまた次回お話するチャンスはあろう。
無事元気なのを確認できただけで安心した。