旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

NSP meets 僕らの音楽

2015-08-09 17:03:03 | 歌は世につれ




NSP がフジテレビ系の音楽番組「僕らの音楽」に出演した際の収録ドキュメントDVD。
番組自体もかなり貴重ながら、その演奏収録時の様子が、すべてノーカットで収められているのが
すごい。スタジオの張り詰めた緊張感が画面からビシバシ伝わってくる。

「きくち伸さん」というその番組のプロデューサーがNSPファンであるからこそ実現した企画といえ、
それにしても、地上波で出演がNSPオンリーという番組は、残念ながら普通はありえない状況。
それを天野さんが自ら「余命半年」であることを打ち明けて、強引に出演交渉し、きくちさんを
動かしたという平賀さんの裏話も強烈。NSPゆかりの 瀬尾一三さん、Char さんがゲスト出演して
いるのは感慨深く、しかし、インタビュアーの鳥越俊太郎さんを含め、三人には病気のことは
伏せられていたということです。

初期にコッキーポップへたびたび出演していたのを除くと、積極的にはテレビ出演しなかったNSPが、
この期に及んで自ら進んでテレビに出たがった真意は一体なんだったのかなあ。死期を悟った
天野さんが、公共の電波に乗せて、活動した記録、証を残しておきたかったんでしょうか? 
おかげで今再び、こうした貴重な映像をDVDで何度も楽しめることができるわけなのですが。


Char さんがギターで参加している『歌は世につれ』の収録シーンがやはり一番の見所、聞き所。
歌詞を間違えてやり直しはご愛嬌。おかげでその分、Char さんのギターワークが何度も楽しめるん
ですからね。多忙な瀬尾さん、Char さんのスケジュールをなんとか押さえて出演までもっていった
きくちさんの尽力にも、あらためて感謝したいところです。



   

二枚目には天野滋さんと鳥越俊太郎さんとの対談がフル収録されています。しかし画面は二人から
遠く離れ、音声もほとんど聞き取れません。「なんでこんなのを?」といぶかしく思ったのですが、
どうやら、複数あるカメラで撮影したうち、たった一台のフィルムだけが、保存されていたらしいんですね。

幸い、対談の内容は「スクリプト」として記録、小冊子として封入されているので、すべて把握できますし、
番組内ではそのごく一部しか使われていないこともわかります。





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