旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

横溝正史没後40年&生誕120周年記念企画

2022-08-16 19:03:00 | 図書館はどこですか



「横溝正史没後40年&生誕120周年記念企画」と称して、角川文庫版の横溝本が
復刻販売されています。近年、柏書房がコレクションシリーズで奮闘、手に入りにくかった
初期の短編集、由利三津木もの、少年向けなどを一気に読む機会を与えてくれましたが、
どうやらそのシリーズでは「金田一もの」をまとめて出版する予定はないようなので、
今回は特に、それを収集、拾い読みできる最大のチャンスですよ。

元々私の手元には、当時の角川版の金田一ものに関してはそれなりの蔵書がありましたが、
すべてを網羅できていたわけでなく、この機会に、抜け落ちていたものをいくつか
チョイスして補完するつもりです。今回の購入はその第一弾で、「壺中美人・720円」
「吸血蛾・800円(いずれも税別)」の2冊を買い求めました。なかなかのお値段ですが、
背に腹は代えられないですかね。


    

今回の復刻版の特徴は、当時の杉本一文さんによるカバーイラストが再現されていること
でしょうか。魅惑の表紙絵に、読書欲がよりそそられるのは確かでしょう。壺中美人の
イラストなどはインパクトがありすぎて、当時中学生だった私は買うのをためらい、
そのまま欠番になったのかもしれません。


    

ただし、その他のデザインなどは今日発売されている横溝シリーズに準拠したものに
改められている等、すべてがオリジナルに忠実に再現されてはいないようです。また、
文字サイズもひとまわり大きなものに変更されているみたいで読みやすそう、老眼の
進んでいる身としては大助かりです。

現在別の本を読んでいるため、これらに取り掛かれるのは少し先になるのですが、
その日を心待ちにしたいと思います。また、あと数点の追加購入も検討しています。

コメント
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