明日からしばらく天気が愚図つきそうなので、あわてて登った礼文岳。初めての登山。
偽山頂(ひとつ手前のピーク)から山頂を見上げる。
20メートル前後の強風が吹き荒れて、山頂には5分ほどしかいられなかった。利尻山頂にもガスが
かかり始め天気は下り坂、いつ雨が降り出すかヒヤヒヤして、少々慌てていた事情もあった。
林間に咲いていたきれいなエンレイソウ。
6月1日を待ちかねて買ったのが「島のお買い物券」。500円×13枚=6500円分が、一冊5000円。
二冊買ったので、3000円分お得ということになる。常に予算を気にする貧乏くさい(というか、実際軍資金が少ない)
旅のスタイルだが、ちょっと張り込んで「うに丼でも食ったろか!」って気になってきたぞ。
さらにアンケートに答えたら、「利尻昆布」をもらえた。利尻という名前だが、中身は礼文産。
礼文島の「香深浜」のものが最高級品だと、最近読んだ朝日新聞の別冊beに書いてあった。
もちろんこれは違うだろうけど、いいお土産ができたわ、おかあちゃん。
やはりこの日から営業を再開した「桃岩荘ユースホステル」。一発目のお出迎え、旗を振る手にも力がこもる。
こちらが2日の早朝便。おそらく今季初めてのお見送りだ。個人的には参加する気にはならないが、
間違いなく礼文島を代表する光景であることを疑う余地はない。もはや立派な文化なのだ。
島を発着する船は、利尻便と合わせると意外に多くて、その都度スタッフが送迎に現れて
旗を振るのだからすごい、頭が下がる思いがした。
海がきれいな澄海岬(すかいみさき)。天気がいい日に撮影する。
空腹を我慢して夕方まで粘るが、平凡な夕景に終わる。日没が19:00過ぎ、すでに2:30頃には明るくて、
白夜に近い。この翌朝、すごく荘厳な朝焼けに出会えた。とても冷静さを保てないほど見惚れてしまったのは、
コンデジの写真が一枚もないことでわかる。