旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

谷山浩子18年ぶりのシングル盤

2012-11-22 22:23:02 | 歌は世につれ




遅くなりましたが…

先日、谷山浩子さんのデビュー40周年記念コンサート・大阪公演に行ってきました。
演奏されたのは、「谷山節の王道」を行く作品ばかりで、デビュー前の作品メドレーと
アンコールの新曲を除くと、すべてがベストアルバム「白と黒」か「花とゆめ」に
収録されている楽曲で、歴史をたどってほぼ古い曲から新しい曲の順に演奏されました。

バックミュージシャンがヘビー級で、中でも古川昌義さんのギターを初めて生で聞けたのが
うれしかったです。谷山さんのアルバムにも参加、NHK の SONGS でもしばしばお姿は
拝見していて、「いい音出すなあ」と注目していた方だったのです。しかし、歌もお上手とは
知らなかったなあ。『王国』、『さよならのかわりに』では、サイドボーカルとして素晴らしい喉も
披露されていましたよ。欲を言えば、演奏された『ドッペル玄関』も好きな曲ですが、せっかく
谷山、古川、AQ石井さん(シンセサイザー)がそろい踏みだったので、『キャンディーヌ』を
やってほしかったところ。CDではこの三人による素晴らしいアンサンブルが聞けるのでね。
谷山さんの数多い「黒系作品」中でも、一、二を争う名曲だと私個人的には思っていて、
とても好きな曲なんですねえ。

それと、たぶん『さよならDINO』の間奏は、オリジナルと違いROLLYさんとのコラボ・バージョン
仕様だったと思いました。オリジナルより激しいロック調のアレンジで迫力満点。卍のメンバー
二人もバックに加わっていて、素晴らしい演奏を楽しむことができました。


   

会場で、なんと18年ぶり!というシングル盤『同じ月を見ている』を購入しました。「深夜便の歌」
としてNHKラジオの「ラジオ深夜便」で現在オンエア中なので、夜遅くにラジオを聞いている方には
すでに馴染みの曲になっているかもしれません。スケールの大きい、まさに真夜中こっそりと胸に
沁み入るようないい曲ですね。しかしこれまでもシングル向きのキャッチーな曲やメロディアスな曲が
なかったわけではなく、たとえば最近では、『テルーの歌』なども谷山版としてシングルにしても
よかったんでしょうが、昨今、ベテラン、大御所がシングル盤を発表しづらい状況なんでしょうかね。

会場で買うとサイン入りなのがうれしいですね。日付も入っていていい記念になります。
久しぶりのシングルが「月」にまつわる曲とういうのも、月をモチーフにした詩をたくさん発表されている
谷山さんらしいですね。背景の小冊子は、会場でもらった、過去のインタビュー記事を集めたものです。



*一日中雲の多いぐずついた空模様の和歌山市でした。ちょうど界隈、桜の紅葉が見頃のようですが、
  今年は普段の年よりも色づきが濃くてきれいなように思います。いい条件がそろったのかな?
 




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