現在、大阪市立科学館を皮切りに、全国で上映されているフルCG映画。
「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH」
その、映像の秀麗さ。
その、物語のドラマチックさ。
そして…。
その、音楽の美しさ。
あの世界に、もう一度浸りたい。
心をハヤブサに沿わせて、もう一度虚空に浮かんでみたい。
そう、思い続けていたある日。
HAYABUSAの公式ブログで見た、サウンドドラック発売の朗報!
それまでは、予告編の映像(試写会のときに、DVDを貰った。これは
嬉しかった!)を観て思い出す便(よすが)にしていたのだが、
これであの音楽をフルに聴けるではないか。
この時点ではまだ予告だったので、続報を首を長くして待つこと
約1ヶ月。
とうとう公式ブログに、発売開始の報せがUP!
喜び勇んで画面にあるリンクをクリックすると…。
そこは、リンゴ社の提供する、iTunesの世界。
確かに、発売発表の記事でも、ダウンロード販売の形式である旨は
記載されていた。
恐らくは、一般の商業ルートに乗せても採算が取れないであろう
この手のCDを販売するには、もっとも適した方法であろうことは
理解できる。
従来はこうした販売方法も無いが故に、聴きたいと思っていても
叶わぬ夢のまま消えていった数多(あまた)の音楽を思うとき。
ジャケットが無い。解説も無い。歌詞カードも無い。
それくらいは、ああ。全然構わないと断言出来る。
僕的に辛いと思ったのは、iTunesのインストールが必須なこと。
そりゃあ、その販売チャネルを使うのだから当然なんだけれどさ。
また異なる拡張子の音楽ファイルが増えるのか?
そう思うと少しテンションがダウン。
そのベクトルは、登録時にカード番号等の入力を求められた時点で
もっとも下降。
昨今の個人情報保護に関するトラブルに関するニュースに後押し
(この場合は、足を引っ張るの方がいいかな?)されるように、
気持ちは萎え、購入をストップしてしまった…。
時は移って。
夏休み。この滅多に無いまとまった時間を使って、RSSリーダーに
未読のまま溜まっていたページを読みこなしているうちに、辿り着いた
HAYABUSAの公式ブログ。
新しい記事を読み進めるうちに、どうしても又。
あの音楽を聴きたくなってきてしまった。
この高鳴りの機運に乗らなければ、次は無いのでは?
そう自分を急かしながら、今度は面倒臭がらずに手元にクレジット
カードも置いて、iTunesのインストールから開始。
程なくして、無事、購入と相成った次第。
収録されている曲は、全部で15曲。
・旅立ち
・道のり
・イオンエンジン
・地球へ
・スイングバイ
・遠い過去への旅
・ランデブー
・イトカワ
・ロボット
・約束の地へ
・不時着
・タッチダウン
・迷子
・復活
・宙よ
HAYABUSAの旅路に沿って配せられたタイトル群が、
一人虚空を行く彼の遥けき往復の道程を惹起させる。
ピアノと管弦楽を中心に編成されたHAYABUSAオーケストラ。
どこの楽団が演奏しているのかは不明だが、柔らかな音色が心地よい。
それほどボリュームを上げることも出来ない自宅の環境では、
全天周ドームでの包み込むような音場の再現は出来ないが、それでも
目を閉じて聴いていると、今もイオンエンジンを吹かしながら。
臼田のパラボラアンテナへ健気にデータを送り続けている彼の姿が
脳裏に浮かぶ。
なお、このサウンドトラック。
ライナーノーツ等は無いのだが、最近は便利になったものだ。
この映画の監督・シナリオ・絵コンテ、作詞、更にはプロデューサーと、
マルチに活躍された上坂浩光(こうさかひろみつ)氏がHPを
立ち上げていることを発見。
早速お邪魔すると…。
そこのブログには、下手なCDのライナーノーツよりも余程充実した
本作品に関する裏話等が満載!
楽しく拝読させていただいた。
なお、ダウンロードさせていただいた旨をコメントさせて戴くと、
丁寧な返信を頂戴した。
そこで少し意外だったのは、あのラストに流れるchieさんの
「宙よ」の歌詞が、HAYABUSAを直接意識したものでは
ないという監督のお言葉だった。
もっと大きな、宇宙との繋がりや、そこで生まれる命。そうした
イメージが篭められているのだと思うが、それでもあの歌詞を
聴いていると。
HAYABUSAからITOKAWAへ。
あるいは。
地球で彼の帰りを待つ大勢の人たちからHAYABUSAへ。
送る言葉に聞こえていたが、そうした意味も全て含んだ上で、
狭い意味に囚われず自由に聴いて欲しいという趣旨だと理解
した次第。
宙(そら)よ
作詞:上坂浩光 作曲:酒井義久 歌:chie
あと少し
時があったら
わたしは
何を伝えるだろう
そうあなたと
出会えた喜び
幸せだったと
そっとささやく
広い宙よ
伝えてこの想い
私と過ごした時
忘れないで、きっと
ああ眼を閉じて
見えてくる
あの場所へ
あなたと帰りたい
広い宙よ
叶えてこの願い
あなたと出会った場所
連れていって、きっと
(※ 歌詞の記載については、作詞家の上坂氏より許可を頂戴して
おります。快諾、ならびに正しい歌詞のご提供、ありがとう
ございました)
お求めは、こちらから。
是非、多くの人にこの音楽を聴いて欲しい。
そして、全天周ドームでHAYABUSAと共に宇宙を旅して
欲しい。
この夏の旅行に、如何ですか?
(この稿、了)
「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH」
その、映像の秀麗さ。
その、物語のドラマチックさ。
そして…。
その、音楽の美しさ。
あの世界に、もう一度浸りたい。
心をハヤブサに沿わせて、もう一度虚空に浮かんでみたい。
そう、思い続けていたある日。
HAYABUSAの公式ブログで見た、サウンドドラック発売の朗報!
それまでは、予告編の映像(試写会のときに、DVDを貰った。これは
嬉しかった!)を観て思い出す便(よすが)にしていたのだが、
これであの音楽をフルに聴けるではないか。
この時点ではまだ予告だったので、続報を首を長くして待つこと
約1ヶ月。
とうとう公式ブログに、発売開始の報せがUP!
喜び勇んで画面にあるリンクをクリックすると…。
そこは、リンゴ社の提供する、iTunesの世界。
確かに、発売発表の記事でも、ダウンロード販売の形式である旨は
記載されていた。
恐らくは、一般の商業ルートに乗せても採算が取れないであろう
この手のCDを販売するには、もっとも適した方法であろうことは
理解できる。
従来はこうした販売方法も無いが故に、聴きたいと思っていても
叶わぬ夢のまま消えていった数多(あまた)の音楽を思うとき。
ジャケットが無い。解説も無い。歌詞カードも無い。
それくらいは、ああ。全然構わないと断言出来る。
僕的に辛いと思ったのは、iTunesのインストールが必須なこと。
そりゃあ、その販売チャネルを使うのだから当然なんだけれどさ。
また異なる拡張子の音楽ファイルが増えるのか?
そう思うと少しテンションがダウン。
そのベクトルは、登録時にカード番号等の入力を求められた時点で
もっとも下降。
昨今の個人情報保護に関するトラブルに関するニュースに後押し
(この場合は、足を引っ張るの方がいいかな?)されるように、
気持ちは萎え、購入をストップしてしまった…。
時は移って。
夏休み。この滅多に無いまとまった時間を使って、RSSリーダーに
未読のまま溜まっていたページを読みこなしているうちに、辿り着いた
HAYABUSAの公式ブログ。
新しい記事を読み進めるうちに、どうしても又。
あの音楽を聴きたくなってきてしまった。
この高鳴りの機運に乗らなければ、次は無いのでは?
そう自分を急かしながら、今度は面倒臭がらずに手元にクレジット
カードも置いて、iTunesのインストールから開始。
程なくして、無事、購入と相成った次第。
収録されている曲は、全部で15曲。
・旅立ち
・道のり
・イオンエンジン
・地球へ
・スイングバイ
・遠い過去への旅
・ランデブー
・イトカワ
・ロボット
・約束の地へ
・不時着
・タッチダウン
・迷子
・復活
・宙よ
HAYABUSAの旅路に沿って配せられたタイトル群が、
一人虚空を行く彼の遥けき往復の道程を惹起させる。
ピアノと管弦楽を中心に編成されたHAYABUSAオーケストラ。
どこの楽団が演奏しているのかは不明だが、柔らかな音色が心地よい。
それほどボリュームを上げることも出来ない自宅の環境では、
全天周ドームでの包み込むような音場の再現は出来ないが、それでも
目を閉じて聴いていると、今もイオンエンジンを吹かしながら。
臼田のパラボラアンテナへ健気にデータを送り続けている彼の姿が
脳裏に浮かぶ。
なお、このサウンドトラック。
ライナーノーツ等は無いのだが、最近は便利になったものだ。
この映画の監督・シナリオ・絵コンテ、作詞、更にはプロデューサーと、
マルチに活躍された上坂浩光(こうさかひろみつ)氏がHPを
立ち上げていることを発見。
早速お邪魔すると…。
そこのブログには、下手なCDのライナーノーツよりも余程充実した
本作品に関する裏話等が満載!
楽しく拝読させていただいた。
なお、ダウンロードさせていただいた旨をコメントさせて戴くと、
丁寧な返信を頂戴した。
そこで少し意外だったのは、あのラストに流れるchieさんの
「宙よ」の歌詞が、HAYABUSAを直接意識したものでは
ないという監督のお言葉だった。
もっと大きな、宇宙との繋がりや、そこで生まれる命。そうした
イメージが篭められているのだと思うが、それでもあの歌詞を
聴いていると。
HAYABUSAからITOKAWAへ。
あるいは。
地球で彼の帰りを待つ大勢の人たちからHAYABUSAへ。
送る言葉に聞こえていたが、そうした意味も全て含んだ上で、
狭い意味に囚われず自由に聴いて欲しいという趣旨だと理解
した次第。
宙(そら)よ
作詞:上坂浩光 作曲:酒井義久 歌:chie
あと少し
時があったら
わたしは
何を伝えるだろう
そうあなたと
出会えた喜び
幸せだったと
そっとささやく
広い宙よ
伝えてこの想い
私と過ごした時
忘れないで、きっと
ああ眼を閉じて
見えてくる
あの場所へ
あなたと帰りたい
広い宙よ
叶えてこの願い
あなたと出会った場所
連れていって、きっと
(※ 歌詞の記載については、作詞家の上坂氏より許可を頂戴して
おります。快諾、ならびに正しい歌詞のご提供、ありがとう
ございました)
お求めは、こちらから。
是非、多くの人にこの音楽を聴いて欲しい。
そして、全天周ドームでHAYABUSAと共に宇宙を旅して
欲しい。
この夏の旅行に、如何ですか?
(この稿、了)
ちなみに、私も勢いあまり、iTunesからDLしてしまいました。:-)
よろしくお願い致します。ではでは。
HBTTE。
もしまだ全天周ドームで未見でしたら、是非機会を見つけてごらんになってみてください。
自宅でじっくりと観る良さとは。また別のすばらしい楽しみ方を味わえると思いますよ♪
引用については、当ブログのリンク、ならびに作詞家の上坂氏を含む権利者の方々のお名前も載せていただいているのでOKと思います。
できれば、上坂氏のお名前のところに、氏のブログへのリンクを張っておいていただけますと、氏も喜ばれるかと思います。
http://blog.livedoor.jp/hiromitsukohsaka/
それでは、失礼します。
歌の歌詞を正確に知りたくて、
こちらにたどり着きました。
リンク先も含めてご紹介させていただいたので、お知らせいたします。
上坂監督のブログにも、ご挨拶させていただきました。
CDが発売されるようで、ダウンロード等が苦手な私には、とても朗報です。
どうもありがとうございました。
ブログも、拝見させていただきました。
ぱらぽんさんの、この歌に対する思いが溢れるような素敵な文章でした。
この歌は、聴く人によって色々な捉え方が出来ると思います。
どう解釈するかは、聞き手の自由。
ぱらぽんさんのように、これまでの自分の人生と重ねあわせて、涙が止まらなくなったというおはなしも、素敵だと思います。
またCDをじっくりと聴きこんで、思いを馳せてみてくださいね。