江戸の退屈御家人

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イタリア旅行その2

2014年11月16日 21時31分04秒 | Weblog

イタリアは世界遺産が世界1多い国。

今までそうとは思わなかったが、考えればキリスト教圏、英語・フランス語・スペイン語・ドイツ語というラテン語の影響を多分に引き継いだ国々が、世界の主流を占めているのだから、どうしても、文化遺跡や美術品や美しさ・歴史的価値などなどに関する価値判断=重要度はそれぞレの慣れや関心に行きつくのは否定しがたいヴァイアスであろう。

 まあそんなことを言っても始まらないが、今回のイタリア旅行で感じたのは、文化というものが、時代時代によって民族・人種・政治権力によって大きく異なるという事実である。美しさというものも客観的であるようでありながら時代背景の主観的好みを多分に反映しているように思える。

まあ、そんな歴史哲学や美術論を言っても仕方ない。イタリア旅行でどうだったか。

今回は、南イタリア・シチリア10日間の団体旅行。ちょうど夏のバカンスが終わり冬期に入る前の閑散期で、したがって運賃・宿泊費が安い。だから日本人の暇な老人が多く参加するという構造。

最初はローマ空港からナポリまで直行。バスでナポリ市内を見て宿泊。途中、あのモンテ・カッシーノ修道院の下でトイレ休憩。どこの旅行に行っても日本人は異常にトイレばっかりだよな。

モンテ・カッシーノはいろいろの歴史の場面で出てくる著名な修道院で、ここがローマに近く戦略上の要衝であるからだろう。フランスの モンサンミッシェルは宗教と海上砂洲の美しさが中心のもだが、ここモンテ・カッシーノは、歴史のいろいろな局面で攻防略奪の対象なのだ。

ナポリに入るがその評判はイタリアの南北問題と言われるものがナルホドと思われる。現代の国際都市間競争に完全に遅れている、いやそういった観点を放棄の独立自尊の18世紀的旧ナポリ王国的発想かも。

翌日はアウグストス初代ローマ皇帝もその別荘としたという日本人で有名なカプリ島・青の洞門へ。

でもシーズンオフの安い旅行では、おてんとうさまが、そうは問屋が許さない。当日、天気清朗ならず風強し、で島への渡る船が欠航。  ああーやっぱりダメだ。

でそのまま、急に時間つぶしにナポリ国立博物館で次の日程ポンペイ遺跡まで時間をつぶす。ここはナポリ王国の首都だ。ポンペイ遺跡の文物が集められている。

ポンペイの遺跡の娼館の絵印なんか始めてみるよ。昔のローマ人もバック・後背位をやっていたみたいだね。

そうしてポンペイを見学。思えば40年ぶりだな。  昔のポンペイもこんな観光的で。なかったような気がするがネ。すべて往時茫々。センチメンタルジャーニーに徹しよう。

 

 

 


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