江戸の退屈御家人

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初閻魔  地獄の釜も今日は休み

2018年01月16日 17時15分26秒 | Weblog
1月16日は、初閻魔。俳句の季語にもある歳時記だ。

地獄の釜の蓋が開く日であると。1年のうち、1月16日と7月16日が閻魔大王の休日で、ここから、商家の奉公人や丁稚・女中も閻魔さまにならい、年2日だけ休めるーーー藪入り というそうだ。

閻魔さまで有名なのは、京都の閻魔大王は、千本閻魔堂、これは引接寺と言って、小野篁が創建者とか。

そして 小野 篁 という実在の人物が、一方で京都の朝廷につかえ、夜は 閻魔大王の使いとして、六道珍皇寺の井戸の地下から、閻魔庁に通って裁判をやっていたいたという伝説がある。

 東京はそれほど閻魔さまと縁がないみたいだ。だって、俳句の季語にも載せていない本があるのだから、関心が薄いのは確かだろう。

でも、我輩は、今日、中央区の浜町のスポーツセンターでトレーニングをしたのちに、深川の閻魔さまに、お参りに行ってきました。

今日は初閻魔の日なので、参拝者が多いかと思ったが、なんとわずか5人程度。

文京区には、源覚寺という 「こんにゃく閻魔」がある。こんにゃくを供えれば眼病を治すとか。むかし我輩も行ったことがある。なんでこんにゃくなのか?

まあ、東京は、1600年の江戸幕府開闢以来の、近世都市とそれ以降の明治近代都市だから、東京人はあまり閻魔様とお付き合いが多くないのでないか。

その点、京都は平安遷都以来だから、昔の魑魅魍魎の世界がよくマッチしているのだろう、六道珍皇寺界隈は、むかしむかしの葬祭地 鳥辺野 の入り口であり、現在の西本願寺墓地のあたりで、多くの恐ろしい地下世界の伝説や閻魔信者がいるようだ。

 深川の閻魔様。 清澄庭園の近くにある「法乗院」というお寺だが、ここの閻魔さまが深川の閻魔さまである。



このお寺には、閻魔様にいろいろな悪厄を取り除いてもらうべく、商売繁盛、夫婦円満や、病気平癒、学業成就 等々普通のお願いみたいだ。

これらに、ちゃんとできないとなると、閻魔さまの出番だネ。

これらは地獄相変図というもので、以前 ブルガリアの有名な古い寺院に行った時も同じような地獄絵図を見せられたね。



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なお、全然関係ないが、この深川の閻魔様に行く途中、清澄通りの 仙台掘り川の 海辺橋のたもとに、芭蕉さまがおわしました。
 
 何と、松尾芭蕉さまは、奥の細道 出立の祭、従来から住んでいた大川沿いの芭蕉庵を処分し、ここ [採茶庵]で数日すごしたのち、ここから舟で千住まで行ったとか。






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