江戸の退屈御家人

世の中のいろいろ面白いことを野次馬根性で・・・・

2.26事件から80年

2016年02月26日 19時30分42秒 | Weblog

2.26事件の講演会が今夜、日比谷図書館で行われるが、いざ行こうと思ったら、申込者多数で受講不可とか。ああ、泣いたね。せっかくだから、当日、雪の戒厳司令部だった九段会館の前を歩いて千代田区図書館に行きました。

ここには、80年前の血なまぐさい反乱虐殺など夢にも見えぬ、お雛様が飾ってありました。

千代田区役所・図書館から、清水門を通って北の丸公園を散策。

80年前の2.26から日中戦争突入、太平洋戦争、戦中戦後の大混乱の時代があったとは、我々は歴史の編年記の観念的知識のみ。実感を持てない戦後世代の頼りなさ。 でも 国破れて山河ありの後の平和な現在を最大限享受している、幸せな世代なのです。

歴史は繰り返す可能性がある。

現在、ヨーロッパ各国における難民問題は、紀元300年ごろのゲルマン民族の大移動とまったく同じ構図。これは凶暴なフン族に圧されたゲルマン各族が平和なローマの国に避難してきてローマ内に居座り、ローマに浸透し、事実上ゲルマンの国を作っていったのだ。

今は凶暴なIS国家やシリア政府軍等に圧されたアラブの人たちが、安全なEU各国に身の危険を冒して移動=逃避しているのだ。ただ部族的指導者・政治的指導者がいないから、個々の人々のマスとしての集まり=難民という形で、生きるか死ぬかの苦労しているのだ。

また中国の経済停滞が、原油価格の大暴落に絡み、世界的大不況さらには大恐慌を引き起こすかもしれない懸念がある。その場合、世界的経済シュリンクが、国民レベルでの反発・政治的大混乱に至らないとも限らない。そして解決の手段として軍事的衝突が生じうる。

この最悪シナリオは、中国共産党政権が国民の反発をそらし自己保全のため、日本を悪者に仕立て上げ、対日戦争・対日侵攻の暴挙に至る可能性がゼロとは言えないことである。

2.26から80年、戦後70年、紆余曲折があったが、日本社会は日本的に大きく変わった。

しかし、旧日本陸軍そっくりの体制を維持し強化している北朝鮮や、独善的中国共産党政権が、日本国に対し敵意を隠して、着々と狙っている現実がある。それらに対応するための議論は国会でやってもらいたいよね。議員の不倫なんかどうでもいいんだ。

政治の話は、大変だ。80年前の北の丸公園はかって近衛師団があったところだ。

その昔は徳川清水家と徳川田安家の屋敷跡なのだ。その昔は太田道灌の屋敷の裏手の森ではないかな。

歴史の激動は、関係した当時の人たちでの世界であり、現代のわれわれには、へーそうですか?でしかない。しかし、国民と国民の関係性と民族のメンタリテイーは歴史的時間を隔てても、あまり変わらないのではないか。

まあいろいろ歴史を持つ公園にも、緋寒桜あり、紅梅あり白梅あり、さらに水仙と春を感じさせています。

 

コメント
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