おでかけたいむす

名所・旧跡・B級スポット、釣行記までおでかけ情報を現地取材した情報を写真入りで紹介。

中勘助文学記念館と杓子庵 (静岡市葵区) 漱石が推薦した逸材

2010-02-28 20:48:15 | 美術館・博物館・資料館
◎静岡県◎
文学碑
作家・詩人である中勘助は明治35年に東京帝国大学で夏目漱石の講義を受けます。それが縁となり処女作「銀の匙」が漱石の推薦により東京朝日新聞に連載され、大正3年に作家としてデビューしました。

杓子庵

昭和18年、病気療養のために安倍郡服織村新間(現・静岡市葵区新間)に移り住みます。新間では前田家の小さな離れに暮らし、この離れを「杓子庵」と呼んでいました。杓子庵の名は離れの下にある畑に植えられた杓子菜(おたま菜)に由来します。

中勘助文学記念館

戦争が激しくなるとそのまま疎開生活となり、昭和20年に服織村新間羽鳥に居を移し「牛鳴庵」と呼んだ。服織村に永住することを考えたそうですが、昭和23年に東京へ戻りました。服織村でも多くの作品を残しており思い出深い地となったようで、東京へ戻ってからも服織中学校の校歌を作詞するなどしています。新間で暮らした杓子庵のある前田家の母屋は中勘助文学記念館になっています。



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富士市立歴史民俗資料館 (静岡県富士市) 体験コーナーもあります

2010-02-27 21:03:15 | 美術館・博物館・資料館
◎静岡県◎
歴史民俗資料館

富士市立博物館の分館である歴史民俗資料館は無料で入ることができる資料館です。館内は富士市での農・工・商の歴史や生活の様子をわかり易く展示してあるります。昔の道具を実際に使って体験でるコーナーや、けん玉や輪投げ、歴史のマンガが置いてあるので多くの子供達が遊びにきます。

歴史民俗資料館

毎月第一日曜日には機織体験が行われ、実際に使われていた機織機を動かすことができます。



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旧稲垣家住宅 (静岡県富士市) 養蚕のために工夫した民家

2010-02-26 22:44:05 | 歴史建築物
◎静岡県◎
旧稲垣家住宅

富士市の広見公園に移築復元された旧稲垣家住宅は、屋根裏部屋に日が当たりやすいように側面を切ってある独特な形をした家です。これは屋根裏で養蚕を行うために日当たりを良くする工夫なのです。

奥の囲炉裏

この民家には広間と奥の部屋に囲炉裏が設けられています。奥の部屋にある囲炉裏は養蚕を行う天井部屋を暖める目的に使われていたようです。

旧稲垣家

この旧稲垣家住宅は文化元年(1804年)に建てられた富士市で最も古い茅葺屋根の民家、明治の半ばに養蚕を行うために改造されました。

竹で縛る

小屋組みを竹で縛るという珍しい方法を用いているのも特徴です。他にも富士山の溶岩でカマドが作られているそうです。

稲垣家住宅は毎週日・祝(年末年始は除く)に内部も一般公開されています。



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王城山 (神奈川県大磯町) 明治天皇の漁見物

2010-02-24 21:22:05 | 記念碑・歌碑
◎神奈川県◎
明治天皇観漁の碑

神奈川県大磯にある王城山の山頂には明治天皇観漁の記念碑があります。明治元年(1868年)に明治天皇が京都から江戸城へ入りに向かいます。その途中、大磯の浜辺で漁を見物したそうです。

王城山より

王城山は城跡らしいのですが、記念碑と配水場があるだけで、城跡と判別できる遺構は残っていないように見えました。山の麓には旧安田邸(現在安田不動産大磯寮)があります。




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富士市立博物館 (静岡県富士市) 富士市の歴史と紙

2010-02-23 21:03:02 | 美術館・博物館・資料館
◎静岡県◎
富士市立博物館の顔はめ

富士は製紙工場が多い「紙の町」なので、富士市立博物館にも「紙」についての展示物が多くあります。玄関先に置かれた顔はめパネルもふじっぴーとトイレットペーパーになっています。

蒸解罐など

博物館の外には製工場で使われた機械が展示されています。円筒形と球形の機械は紙の原料を入れて蒸気で蒸す釜です。左の円盤状の機械は紙の原料に入れる糊を作る機械。

裁断機

こちらは明治時代に輸入された裁断機。当時は製紙機械を作る技術がなかったので、輸入された物を使っていました。
館内には富士市の製紙業の歴史や紙に関係する資料が多く展示されている他、民具、富士市の遺跡で発掘された品が展示してあります。



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