おでかけたいむす

名所・旧跡・B級スポット、釣行記までおでかけ情報を現地取材した情報を写真入りで紹介。

東海道・藤川宿 愛知県岡崎市

2024-03-05 15:03:09 | 街道


藤川宿は東海道五十三次37番目の宿場町で今も当時の面影が残っているというので散策してきました。





名鉄の藤川駅南口から少し歩くと東海道、小学校の付近が宿場の西端になるようで、ここから西側は松並木が続いています。
小学校の斜め向かいには十王堂(閻魔堂)と芭蕉の句碑があり「ここも三河 むらさき麦の かきつばた」と刻まれている。
十王堂は宝永7年の創建とされ平成29年に復元、芭蕉の句碑は寛政5年に建立されたもの。





宿場町の中央付近には脇本陣と本陣跡があり、重厚な門構えが残っている。





市場町付近には格子造りの町屋が多く残っており、昔の街道という街並みだ。





この地域の中心的な神社と思える津島神社の参道が街道から伸びているが、現在は名鉄と国道に分断されて直接行くことはできない。
線路に分断された参道はたまに見かけるが、ここは安全のために完全に塞がれていました。



宿場町の東端は街道がクランク状に折れ曲がる曲手になっている。
防御力を高めるたまに城下町によくある道の造りだが、宿場町の距離を増やすためだという説もあるそうだ。





曲手を抜けると宿場に東の棒鼻(出入り口)になり、安藤広重の東海道五十三次・藤川宿はここから景色を描いてる。



街道沿いには大きな店舗や飲食店があまりなかったので、藤川駅の北口にある道の駅藤川宿で食事とお土産を購入しました。
ここでは芭蕉の句にもある「むらさき麦」を使った料理を食べたりお菓子なども購入できます。
「むらさき麦」は昭和初期まで栽培されていたそうですが、いつの間にか途絶えてしまったが平成6年から栽培を復活させ、藤川を代表するシンボルとなっています。










右左口宿 (山梨県甲府市) 中道往還の宿場町

2020-02-24 18:12:51 | 街道
右左口

甲府精進湖道路(国道358)を走ってくると「右左口」という変な名前の地名があって気になって寄ってみることに
右左と書いて「うば」と読むらしいですね。

右左口宿

国道から集落の方に入っていくと、蔵や古い民家が残る町並みが現れました。

右左口宿

ここは中道往還と呼ばれた街道の宿場町のようです。説明文によると、徳川家康が中道往還を通り甲斐に入る際に宿場の人たちのもてなしに感謝し御朱印を与え、それを記念し宿場では御朱印祭りで人形浄瑠璃を演じたとあります。

道祖神

すぐ向かいには大きな秋葉灯篭と道祖神がありました。



宿場を山の方に登っていくとお寺の脇にも立派な蔵が、この蔵に御朱印や浄瑠璃で使用する人形などが保管されていたそうです。

山崎方代の生家跡

お寺のすぐ上には歌人・山崎方代の生家跡があり山崎方代直筆の石碑や愛好家の歌が展示してありました。



美濃赤坂 (岐阜県大垣市)中山道赤坂宿

2019-09-29 12:51:10 | 街道


美濃赤坂は中山道の宿場町で今でもその面影を見ることができ、最寄り駅の美濃赤坂駅から歩いて回れる範囲に史跡も多く駅から散策にはぴったり。

minoakasaka

美濃赤坂駅

東海道線大垣駅から支線(美濃赤坂線)に乗り換えて二つの目で終点駅の美濃赤坂に到着。ここから西濃鉄道の貨物線が分岐しており大きな貨物用ホームがあってシンプルな客車ホームとは対照的ですが、今は使われていないような哀愁漂う感じがしますね。

駅舎は古い木造の趣のある造り、西濃鉄道の事務所として使われているようなのでかなり大きめです。

お茶屋敷跡

お茶屋敷跡は江戸時代に将軍家の宿舎として使うために建てられた屋敷跡、屋敷といっても空堀や土塁もありちょっとした城のような造りです。屋敷内の庭園は「赤坂ぼたん園」になっています。

赤坂本町駅跡

赤坂本町駅跡、西濃鉄道市橋線が旅客輸送を行っていた頃の駅跡です。営業当時はガソリン気動車が走っていたそうです。


美濃赤坂本陣跡

美濃赤坂の古い建物

本陣跡は公園として整備され建物がありませんが街道筋には古い家屋も残っています、中でも急清水家住宅は美濃赤坂宿に残る町屋では最も古いものといわれています。



東海道関宿 (三重県亀山市)重要伝統的建造物が残る宿場

2019-05-28 22:41:34 | 街道
東海道関宿

関宿を訪れた日はあいにくの雨でしたが、雨の宿場町も風情があるというもです。

関宿

鈴鹿峠を控え交通の要衝でもあるこの宿場は天保14年には旅籠が42軒もあり大変に栄えた宿場だったそうです。

紅茶専門店

ぶらぶら歩いていると紅茶専門店を発見! 和風な建物で紅茶、いいね~

古い食堂

食堂を発見! 江戸時代というか昭和の香りが漂ってきそうなお店ですね。

古いお店

鮮魚・青果のお店を発見! 小さなスーパーみたいなお店?

八百屋

八百屋さんを発見! 地域住民のお店がまだ現役で頑張っているのがすごい

古い空き家

今度は空き家を発見! 歴史的な古い建物だと一般民家と違ってリフォームやメンテナンスも大変なんでしょうね。




中山道上尾宿 (埼玉県上尾市) 鍾馗様がいる宿場

2017-07-09 19:08:04 | 街道
上尾駅前の通り

上尾宿

JR上尾駅の東口を出るとそこが旧中山道・上尾宿、日本橋から5番目の宿場町で小さな宿場町だがたいそう賑わったそうだ。

氷川鍬神社

氷川鍬神社は上尾宿の総鎮守とされ、神社の周囲に本陣や脇本陣もおかれていた。

屋根の鍾馗さま

上尾の町は江戸時代から明治初期にかけて3回も大火にあい多くの建物は焼失してしまった。そこで屋根に厄除けの鍾馗様を飾るようになったとか。

新井屋さんの鍾馗様は脇本陣の細井家から引き継いだもので、おそらく明治2年の大火よりほどなくして作成されたものだと推定されている。

鍾馗羊羹

鍾馗の像

今は鍾馗様を飾る所は他にないようにみえたが、探してみると発見! 鍾馗羊羹!!

遍照院

江戸を出立して中山道を歩くと最初に泊まる宿場となるのが上尾になるり、飯盛旅籠が多く遊女がいたそうだ。遍照院には飯盛旅籠で働いていた遊女お玉の墓があります。



上尾宿の地図