わが町内に老人会があったが、人が集まらないので休眠状態だった。
そこで「これではいけない!」ということで、一人の方が活性化に乗り出した。
これから増えて行く老人の「楽しみの場」を作ろうとしていたと思う。
この方は、会社の役員を務めた方で、定年退職後外国の赴任地で撮った写真展を開いたり、
100坪くらいの畑を借りて、奥さんと農作物を育てたりしていた。
「みなさん喜んで参加してくれるような会にしたい」ということで、
先ずは「老人会」という名前を、「元気会」という名前に変えたのだ。
その方がどういうやり方で立て直すのかに興味があったので、自分も行ってみた。
第一回は、お汁粉を食べながらの、簡単なゲームをだった。
第二回はグランドゴルフ大会だった。
いずれも共通して言えるのは、とにかく文句なしに楽しかったということだ。
なかでも、一番感心したのは、その方に協力していた皆さんが一生懸命動いて居たのが印象に残った。
そして、参加した我々も日頃あまり接触がない方々と、話しが出来そして協力できたことだ。
参加した者は誰でも、町内のコミュニュケーションが良くなって行くと実感したのではないだろうか?
その方に協力して、一生懸命に動いている人たちを見て、こういう「無私」の精神がいかに大切かと思った。
この方のリーダーシップがあったのだと思うが、皆さんの「無私」の気持ちが素晴らしかった。