猫 周公のコラム

スケッチとエッセイ

引き継いでいるということ(世界ふれあい街歩き)

2013年06月11日 | Weblog

NHKの「世界ふれあい街歩き」は、その街に住んでいる方々に話を聞いたり、

家の中に入らせてもらったり、その街の皆さんとの「ふれあい」が面白い。

今日は「ニューヨークの路地巡り」だった。

ニューヨークは、ここの港に」移民が通過した街でもある。

確か、ハドソン川には移民収容所をあったと記憶している。

イタリアや中国などからの移民が多く、小さな移民住民の街が作られている。

リトル・イタリアでチーズ店を開いて34年になる店主の話が面白かった。

「曾爺さんが、生き抜くために家族で支えあって働いた」との話だった。

曾爺さんのお陰で、いまがあると言う訳だ。

ヨーロッパの街でも、同じことを言っていた。

日本でも同じだ、先祖の努力なしには、今はないのだと思う。

今の人たちは『引き継いできている』ことを、忘れているように思う。

「世界ふれあい街歩き」を見ていると、そんなことまで教えてくれる。

音楽もいいし、映像も魅力があって見逃せない番組だ。